ラジオ周波数変換

海外製の格安Androidナビを取りつけたはよいが、海外仕様なのでFMラジオのチューニング可能範囲が87.5M～108MHzであった。
内部のラジオチューニングICチップは「QN8035」とあるが、調べてみると性能的には日本のFM周波数も問題なく網羅しているようだ。
チューニング方法はI2C規格のプロトコルを利用していて、Androidのラジオアプリから変更していると思われる。
なので独自にラジオアプリを入手するか、作るか、現状のアプリを改造すれば原理的には日本仕様に改変することが可能だ。

しかし私はAndroidアプリを作ることもできず、目的の既存アプリを探し出すこともできなかったので、もっと単純な方法で日本のラジオを聞けるようにしました。



それは↑コレです。
Spidekng製FMラジオコンバータ「FM Convertor3in1」、送料込み860円です。
これは、車両のアンテナから入ってくる電波信号を+16～+20MHzだけ周波数変換して海外仕様のラジオでも聞けるようにする変換器です。
例えば78MHzのbayFMならば+20して98MHzのチューニングで聞こえるわけです。



何はともあれ実際に取りつけてみましょう！
届いたパッケージを見た段階で説明書が内包されていないのは判っていました。
試行錯誤を覚悟していましたが、品物を見てなんとなく使い方が想像出来たので良かった。(^^;
ラジオアンテナの端子接続にコンバーターを割り込ませて、黄色い線にアクセサリー電源+12Vをつなげれば動くと思われます。



なので、この黄色い線にギボシ端子を取りつけて･･･。



車両側のACC端子に接続しました。
私のS2000は何度もカーオーディオの変更をしているので、ACC端子は予め2箇所用意出来ています。(^^;
施工時間は数分で終了しました。



コンバーターのディップスイッチで、+16MHz、+18MHz、+20MHzが選択できる･･･と思われますが、ディップスイッチには何も書かれていないので、取り敢えず一番端に設定しておきます。



ラジオの自動チューニングでチャンネル登録し、「xxx.3MHz」のチャンネルをしばらく聞いて何のラジオ局なのか判断します。
どうやら「J-WAVE」のようです。
実際のJ-WAVEは81.3MHzなので、この設定は「104.30 - 81.3 = 23MHz」であることが判明しました。

アレ？+23MHzはパッケージにも書いていない周波数だが･･･。(^^;;;;;;



試しにディップスイッチを反対側の一番端に設定して、もう一度聞きます。



今度は101.3MHzでJ-WAVEが聞こえるようになりました。
つまり、この設定は+20MHzであることが判ります。

ディップスイッチは３段階なので、真ん中の設定が何MHzなのか？気になりますが、ひとまず目的は果たせたのでこのまま蓋を閉じました。www

ラジオの表示周波数から-20MHz差し引いた周波数が実際に聞こえているラジオ局の周波数なので、一番計算しやすいかな？