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GD(Gardner Douglas Sports Cars Ltd.)というコブラのレプリカメーカーがあるのは雑誌Ｋｉｔｃａｒの広告で知ってはいましたが、実際に実車を見たことはありませんでした。
今回、Goodwood Revivalの会場に隣接するショップのブースにGDが出店していて、初めてGD製の車を見ることができました。

全体的な形はコンテンポラリーコブラに近いような遠いような・・・。

内装はACのお膝元イギリス製ということもあり？ちょっと豪華。

GDの良いところは搭載するエンジンにFORDをこだわらず、できの良いGMのLSシリーズを選んでいる事。
このGD427Mk4はLS2の6リッター425馬力エンジン。
T56の6速ミッションを搭載して、想像するに低回転のクルージングも楽々こなし燃費も良さそう。

しかし、今回めちゃくちゃ気になったのはコブラではなくてコチラ！
「GD T70moda」というローラT70のレプリカです。


モダンナイズされていて格好いい!!!

後ろ姿もイイ感じだし、リヤディフューザーなんかも超ド迫力です。

内装もスパルタンになりすぎずにスーパーカーの領域。
とてもキットカーとは思えない出来映えでした。

欲しい!!!!

Goodwood Revivalで楽しめるのは車だけではありません。
同じマスタングという名前でもこんな飛行機を目の当たりにすることができるのです！

Goodwoodサーキット自体が飛行場をぐるりと囲むようなコースなので、レースを観戦しつつ頭上をヒストリックプレーンが離着陸したり、曲芸飛行を繰り広げたりします！

どんだけ近いかというと・・・ご覧の通り。
危険と言えば危険な感じもしますが・・・。(^_^;)

Goodwood Revivalではヒストリックレーシングカーを展示するにとどまらず、実際にレースして当時の雰囲気を再現しています。
そのレースが遊びの枠を遙かに超えており、プロドライバーを雇って本気のレースを展開したりするのです。
スタンド席からコーナーを走り抜ける車までは近くて高いフェンスもないので、ハンドルを細かに修正しながらスライドさせてバトルを繰り広げるヒストリックカーはド迫力です！
DAYTONA COBRAはレース中盤までトップを走っていましたが、残念ながらオイルを吹きエンジンブローでリタイヤしてしまいました。
短い間ではありましたが実際にレーシングスピードで走る生のDAYTONA COBRAを見て、さらにエキゾーストノートを聞けて至福の瞬間を得られました。

他にもトランザムレースで活躍したマスタングや・・・

憧れのジャガーＤタイプ

フェラーリなど、いずれも本物が爆走します！

DAYTONA COBRAが僅か2年しか活躍しなかったのはキャロルシェルビーがGT40にレース活動を集中させたためというのは有名な話。
レース活動はスポンサーがあって成り立つ仕事なので仕方のないことですが、FORDの思惑通りGT40もまたサーキットで活躍しました。
オリジナルそっくりのレプリカが今でも新車で買えるので、いつかは手に入れたい憧れの車です。

1964年のルマンに出場し、唯一台だけACが造ったクーペ。
オリジナルボディはレース中にクラッシュし、その後ACの片隅に置き去られていたが1972年にレストアされ今に至る。