![複雑な思いの中で 複雑な思いの中で](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/018/706/412/18706412/p1m.jpg?ct=9945d7dee3d3)
本来この場で出していいのか悩んだのですが、自分への戒めとこれを読んでくれた方々だけでも私と同じ思いをしなくて済むようにと願いを込めて書き込みます。
事は今月の初旬、嫁から「下の子の片目が白く見える事がある。」と言われた事から始ります。
一応確認したのですが、真っ直ぐに見た感じでは異常は見受けられず様子を見てみることにしました。
さらに数日後、やはり片目が白く見えるらしい。少し斜めから見ると白く見え、真っ直ぐ見ると普通に見える。
これはおかしい・・・。
癇癪を起こして自分の顔面や頭部を殴る事もあって、外傷性の白内障なのか?
何にせよ眼科への受診をさせることにしました。
眼科での診察の結果、網膜が剥離しているとのこと。
即、紹介状を書いてもらい福岡のこども病院に受診できるよう準備に入りました。
しかし、こども病院では網膜剥離の治療をやっていないらしく、また予約が一杯で7月末にしか空きがないそうで・・・。
一刻も早い治療をすべく山口大学医学部付属病院に紹介状を変更してもらい、6月22日に受診。
ここでも問題が起きました。
下の子が暴れるため(当然なのですが)診察できず。
翌日に麻酔下で行われることに。
23日の診察の結果、病気は網膜剥離ではありませんでした。
嫁から電話でそう聞いた時は「何だ。良かったじゃない。」って・・・。
しかし、事態はそう楽観できるものではなかったのです。
病名・・・網膜芽細胞腫
一瞬目の前が暗くなった思いでした。
一応、網膜剥離と言われた際に色々調べてはいた中に、その病名は目に付きました。
しかし、そんな事はないはず。
さらりと目を通すほどしか調べはしませんでした。
だって、年間症例80件の病気に自分が関係する事など考えもしなかったので。
紹介状は九州大学医学部付属病院へ。
今日、下の子と嫁で受診し入院となりました。
もっと早く見つかっていればと思う我々に、主治医曰く「それは関係ないですよ。言ってしまえば光ったり白く見えた時点で保存的には治療の対象にならないんです。」
保存的には治療できない事は、病名を聞き詳しく調べた結果わかっていましたし、仮に勧められても
化学治療や放射線治療のネガな部分や再発・悪化の心配に嫁の精神は耐えられないと思い、私自身は手術で眼球を摘出するしかないと・・・。
今日の受診の前に、その事を嫁には説明して納得して受け入れてもらっていたのでショックはなかったです。
ただ、早く見つけていればという自責の念は、そうじゃないんだよと言ってもらえたようで・・・。
明日から手術に向け検査の日々となります。
下の子や嫁、上の子に辛い思いをさせてしまう事が何とも言いがたい気持ちにさせてしまいます。
ただ、こういった状況で医療にかかわっている自分は少しでも冷静に対処していきたい。
頑張りますよ。
だって、みんな頑張ってるから。
願う事は、視神経への浸潤がない事。これだけです。
片目は差し上げますので、どうか命まではとらないで。
そして、他の方々が同じ思いをしなくてすみますように・・・・。
Posted at 2010/06/30 22:58:50 | |
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闘病記 | 日記