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yooky17(ゆうき)のブログ一覧

2011年11月15日 イイね!

人も車も不完全燃焼 ~劇場版~ その2 原因

人も車も不完全燃焼 ~劇場版~ その2 原因少し時間を遡って、1回目、
いや、準備に時間が掛り過ぎて1本目は捨てたから、2本目の走行枠。
ピットレーンに車を並べ、妙に落ち着いた自分を嘲笑いながら、走行開始の合図を待った。

ピットロードのシグナルが、青に変わる。
車をスタートさせると、左にいやらしく曲がるピットロードからのアプローチが迫る。

これがドライバーズミーティグの時、オレンジの服を着たマーシャルが言ってたやつか。
確かに、慣れた前走車に付いて行くと、突っ込んでしまいそうなコーナーだ。

コースインした後、タイヤを温めるために蛇行を繰り返す車に付いて、俺も車を左右に振った。
本当は加減速を繰り返した方が温まりが良い事は、百も承知していた。
ブレーキローターからの熱も伝えられる。

30分 x 3本。
やや長丁場を走るかもしれない予感から、行きがけのGSで空気圧は少し高めにしておいた。
走る前に測って、仮に高ければ抜けば良い。
タイヤの変形を防ぐ事で、発熱を弱められる。
すなわち、低い空気圧ですぐに発熱して、そしてすぐにタレてしまう事を防げるのだ。


ところが、2kg/cm2に合わせたはずの空気圧は、用意したエアゲージで走行前に測るとF1.7、R1.65。
GSの簡易式のゲージが付いたエアタンクからの供給だと思えば、適当なところだろう。

初めに狙っていた数値が1.7だという事を思えば、リアも充分に許容範囲内だ。文句は言うまい。

水温を見ながらストレートでの回転数を4000、5000、7000と上げ、そろそろと思った時、冷却水が噴き出している事に気が付いた。
リミットの8000まで回していたら、いったい何が起きていたんだろう。

ピットに入ってボンネットをめくり、一旦止めたエンジンを再スタートさせた。
ラジエターキャップから水が噴く。
すぐさま止めてキャップを触ると、いかにも緩い。

ビニールテープでの応急処置を図り、赤旗中断となった2本目の走行枠を流し、3本目は止めようかと思ったが、仲間に促されて流した。

解散後、独り帰路に付き、水温を上げないように、ポンプでかき回さないようにと走る。

高速を降りて西宮のショップに寄り、そこで分かった今回のトラブルのあからさまな原因に、俺はまた自分を嘲笑った。

ラジエターキャップが、ちゃんと閉まって無かった。orz



<(もうトラブルは)続かない>

追伸: そう祈る
Posted at 2011/11/15 00:44:12 | コメント(6) | トラックバック(0) | 劇場版 | クルマ
2011年11月14日 イイね!

人も車も不完全燃焼 ~劇場版~ その1

人も車も不完全燃焼 ~劇場版~ その1まずは、
昨夜の酒が起きぬけの俺をトイレに貼り付けた。
ここから悲劇は始まった。

高速を走行中しつこい車を振り払おうと、俺、その車、覆面(そうわかっていた)の順でトンネルを走り、100マイルまで加速。
トンネル出口でいきなり並んできた白いクラウンにスピーカーで怒られたのは、なぜか俺だった。

「あんた、あのしつこい車(覆面のすぐ前)のスピード測れたでしょ?」
心の中でそう叫んだ俺だった。

まっすぐなトンネルだったらしつこい車の陰になって、もう30~50マイル位(必要に応じ)加速して振り切ってやったのに。

合流地点に到着したのは、途中で「遅れるから先に行って」とメールを入れた仲間たちが、ちょうど発進していた時だった。


到着が遅れたため、テーピング、プラグ交換、ガソリンタンクへの2stオイルの注入などに手間を取られ、走行準備を終えた時には、既に1回目の走行枠は残り5分。
観念して写真班となった。


本番。
暖気運転(慣らし)の最中に水を吹いてしまったので、人も車も不完全燃焼。
動画を見ると、今日の走行会はなんとか一周千円位にはなったらしい。
ま、こういう日もあるさ。

結局3回の走行枠のうち、走れたのは2回。

最初の枠の時、途中で甘い香りに誘われてピットインしたのは、何かの理由で赤旗が出たタイミングだった。
レーシングスクリーンの内側には、既にボンネットを伝って吹き飛ばされた冷却水が垂れていた。



※ ~劇場版~ には多少のフィクションが含まれています。すべてが事実ではありません。

<つづく>
Posted at 2011/11/14 01:20:27 | コメント(6) | トラックバック(0) | 劇場版 | クルマ
2011年10月15日 イイね!

みん友に乾杯 ~劇場版~

朝、1本の電話が鳴った。
「もしもし、あたし」
寝ぼけた頭が、夢の続きを見せる。

だが、電話の主は男だった。

バ: 「もしもし」
ゆ: 「あー、ごめん。寝てた。今何時?」
バ: 「11時っす」
ゆ: 「起きなきゃ。どうしてるの?」
バ: 「ガス欠しちゃって。燃料計が動かなかったんですよ。JAF呼んだんですけど・・・ あ、来た。じゃ」

ツー、ツー、ツー

何だったんだ。。。

思えばこれが、今日という日を彩っていた。
電話の主はバンナ.氏。ケータハムにロータリーエンジン(RE)を積み、臨番で走っているという変わり者だ。

彼はREに精通し、ガス欠なんかで高速で止まるなど考えられない。元々信頼性の無い車に乗っているのだから、距離計も見ていたはずだ。
その彼がガス欠で止まった。

何かある。

そう思った俺は、昨夜の深酒で半日潰してしまった事を反省しつつも洗濯機を回し、残りの「今日という1日」を過ごしていた。

そうだ、今日はセントラルサーキットに行く日だった。
壁に掛った時計に目を遣り、両腕が万歳しそうな時間に自分を罵りながらも動き出した。

車に乗り、ナビをセットすると、所要時間は1時間。
1回目の走行枠、途中には間に合いそうだ。
高速までの渋滞を避けて裏道を走り、50km程の旅に出る。
高速では、後ろにレーシングカートを載せた軽バンが苦しそうな唸りを上げる。それでも制限速度がせいぜいだ。そうやってセントラルに付いて入場料を払った直後、また彼から電話が入った。

バ: 「もしもし、燃費が悪いと思ったら、インジェクターの取付けボルトが緩んでて、燃料が噴き出してるんです。今、桂川PAなんですけど、近くに誰か仲間いませんか?」
ゆ: 「XXさんを知ってる? ○○さんはどう? △△さんは会った事ある?」

今日、スーパーセブン(セブン)の仲間たちは、ほとんどが長野で開催される全国OFFに行っている。
その中で、美人の奥さんに子供達と一緒に留守番する事を言いつけられた福玉379氏だけが、共通且つ全国OFFに出かけていない知り合いだった。

ゆ: 「もしもし、福玉さん、ケータにRE積んでるヤツが、桂川PAで止まってるんですけど、六角レンチ持って行ってもらえます?」
ふ: 「OK。子供たち連れて、工具持って走ります」

快諾した福玉379氏は、すぐに工具を持って走ってくれたようだ。

「どう? 直った?」
バンナ.氏のSOSから1時間後、心配になった俺は電話を入れた。
「まだ格闘中です。そっち、雨どうですか? こっち(桂川PA)は降ったり止んだりでグショグショです。もう踏んだり蹴ったりですよ」

とりあえずは前に向かって進んでいるようだ。

走行会は少し間が空いた2本目が終わり、俺もセントラルを後にした。

高速を走り、そろそろ家に向かうか、ひょっとしてまだまごついているバンナ.氏が居た桂川PAに向かうか決めなければならない頃、彼に電話を入れた。

「ただ今、電話に出られません・・・」

走っているセブンは、風切音、排気音、エンジン音が入り混じり、かなりうるさい。ましてや彼の載せているREは、吸った混合気を過給器無しで吐き出すため、かなりの音量を放つ。携帯電話の音など、たちまちかき消されてしまう。

そのメッセージを残す事を促す留守電を聞き、「元気に走っているんだ」と胸をなでおろした。

が、
その彼から17時頃着信。

「第二神明に入っちゃったんですけど」

用事の最中であったが、俺は車に戻ってナビをONにし地図を見た。
彼の現在地を見つけ、Uターンとそのまま四日市経由で行く道とを見比べ、そのまま走るよう伝えた。

集合時間にはとうに間に合わず、降雨の中の走行は忍耐を要する。
それでも、今日助けてくれた仲間に報いるためにも、無事に辿り着き、無事に帰ってきて欲しい。

電話1本で動いてくれた仲間に感謝し、今日の酒を楽しもう。


みん友に、乾杯。


そうだ、洗濯機の中のカラカラの洗濯物。すすぎからやり直さなければ。。。
Posted at 2011/10/15 22:38:22 | コメント(5) | トラックバック(0) | 劇場版 | クルマ
2011年09月11日 イイね!

9/11 高雄 T氏ラストラン ~劇場版~

9/11 高雄 T氏ラストラン ~劇場版~午前1時。少しずつ舐めていたバーボンに区切りをつけ、俺はベッドに入った。枕元のアラームを、5時半にセットする。
今日はT氏のラストラン。 Never be late! と心に刻んだ。

ふと気になって天気予報を見る。一度確認したはずの降水確率は、変わらず10%。

雨は無い。

天気に安堵したためか、はたまた寝酒のせいか、すぐに意識は夢に溶けた。

寝ている俺の枕の上、窓の外から気になる音が響いた。心配事を不安が膨らませ、目を閉じた想像の中でそれは雨音に変わる。時計を見ると午前3時45分。寝たとしてもあと1時間ほどだ。
俺はとりあえず起きて腹の中に冷えた飯をかき込み、少し早いが待ち合わせ場所へ向かうことにした。

午前4時過ぎ。既に犬の散歩をさせている人がいる。
車に掛けてあるボディーカバーは、晴れという天気予報に従って薄手のものだが、それを取っているうちにもゴーグルが曇る。

また夏が戻ってきた。

静かにエンジンを掛け、400psの猛獣をそろそろとスタートさせる。
下道を走って高速に乗り、待ち合わせのパーキングエリアが近付く頃、ドーンパープルが迎えてくれた。


<つづく(?)>
Posted at 2011/09/11 14:23:47 | コメント(3) | トラックバック(0) | 劇場版 | クルマ
2011年07月13日 イイね!

緊急事態!! ~劇場版~

今日も残業。
疲れ果てた体を引きずり、駅からの坂道を上がって行く。マンションの下に辿り着くと、いつものように郵便受けを確認する。どこからも不幸を知らせる手紙は来ていない。
今日も平和だ。
駅を出てから点していた煙草の火を消し、階段を上がる。俺は家の中で煙草の香りがするのが、嫌なのだ。吸い殻をつまんだまま自宅の鍵を開け、ドアを開けた。

「ピイーン、ピイーン、ピイーン、ピイーン・・・」
いきなり鳥の鳴き声のような、それでいて人を不安にさせる音が響く。
『一体何だ? 鳥が居るのか? それにしては鳴き声が大き過ぎる。 じゃ、泥棒か? いや、泥棒ならわざわざ自分の存在を知らせたりしないし、出すなら叫び声か雄叫びだ』

心臓の音が大きくなるのを感じながら、暗い部屋を覗きこみ、耳を澄ませた。

そこで俺は、玄関を入った右側にある下駄箱の上から、「シュー」という微かな音がしているのを聞きわけた。その小さな音の方に耳を傾けると、所狭しと置かれたメンテナンス用スプレーのひとつが、どうやら音を立てている。
では、この鳥の鳴き声のような音は、ガス警報器のアラームなのか。音を聞き分けて1本のスプレーを持ち上げると、確かに霧を放っていた
いつも階段を上がる前に火を消す煙草。消さずにドアを開けていたなら、俺はドアごと吹き飛ばされ、ドリフよろしく雷様のようなチリチリパーマになっていたのだろうか。

持ち上げたのは脱脂剤。Made in 大陸。

良かった。グリスや色が付いたものではなかった。

とりあえず持ち上げた1本をドアの外に出し、呼吸を止めて部屋に入り、鍵を開ける時の火花に注意してゆっくりと窓を開け、ガス警報器の電源を抜く。少しだけ空気を吸ってみてガスの臭いが無い事を確認し、『やっぱり198円のスプレーはダメか』などと毒づきながら下駄箱の上の掃除を始めた。

如何に脱脂スプレーと言えども、840mlのロング缶は下駄箱の天板に浸み込んでいる。俺はいくらかの変色を覚悟した。

塗料、グリス、テープ、スパークプラグ。その他雑多な物を一番ほつれの酷いタオルで拭きながら、廊下に敷いた新聞の上に下ろす
警報器を止め、テレビも点けず、静かな部屋にスプレーを置く音が響く。

1人淡々と作業をしながら、独りで良かったと思った。きっとカミさんが居たなら、「何でこんな事になったのよ! うるさくて仕方ないじゃない!」とか、きっとこの件で一晩中愚痴を聞かされる羽目になっただろう。

そんな事を考えながらも、「そろそろ誰かと一緒に居たい」などと、考える自分もいた。


<続かない w>
Posted at 2011/07/13 00:01:19 | コメント(11) | トラックバック(0) | 劇場版 | 日記

プロフィール

「残念ながら降水確率爆上がり😢」
何シテル?   04/27 10:01
次は何買おうかなぁ。。。
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