
しばらく寝かせていた1199R、車検を取る気になった。
そこで神戸陸運局を予約して行ってきたのだが、なんだか様子が違う。
若い検査官が、おもむろに巻き尺でハンドル幅を測る。
「まっすぐに起こしてもらえますか?」と、今度は車高を測る。
「真面目やなぁ」と思ったが、灯火類の検査などを終えた後、しゃがみこんで何かを探している。「何してるんだろう?」と思ったら、「エンジン番号が見えないんで車体を起こしてもらえますか? クランクケースの左と書いてあるので、この辺りにあると思うんですが…」
内心、「こんなん初めてやなぁ。車体番号とエンジン番号の位置を確認しておきましょうというのをユーザー車検を紹介するHPで見たことあるけど、確認してなかったなぁ」と思いながら検査官の様子を見ていたが、「この辺りにあるはずなんですが見つからないのでカウルを外してください」
「えっ? 道具持ってきてませんけど、貸してもらえます?」
「ありません」
「鏡とかで見つかりませんか?」と持ってきてもらったが、悲しい抵抗だった。
「とりあえず検査レーンを進めましょう」と言うので事前に調整しておいた光軸を含めすべてパスしたのだが、エンジン番号だけが見つからない。
「2週間以内にまた来てもらえれば、追加料金は掛かりません」という趣旨の言葉を掛けられたが、「このまま引き下がるのもなぁ」と思い、駐車場でググった。
その結果が添付の写真(取説抜粋)なのだが、取説に書いてある場所をいくら目を凝らしてみても打刻が無い。仕方なく2年くらい前にお世話になったディーラーに電話すると、「フロントシリンダーの下にあるので、カウルを外さないと見えません」
「まじかぁ~!」
仕方なくこの日に車検完了するのは諦めたのだが、完全に日本仕様にして持って行った車両に対しても年々厳しくなる車検に、正直「誰得?」と思ってしまう。
臨番付けて1時間ほど掛けて走っていったが、久しぶりの1199Rに疲れ、コロナ後遺症のせいでやたらと喉が渇く。帰り道では「休憩した方が良いかな?」と思うほど。
冬仕様+エキパイからの熱対策でオーバーパンツを履き、上はトレーナーの上に胸部プロテクターをまとって防風ジャケットを着こんだのに、今日は春先の陽気。
帰ってオーバーパンツを脱ぐと、ジーパンはしっとり濡れていた。
今日の気分にバッチリや。orz
Posted at 2024/01/13 01:19:35 | |
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