エアコンが効かないなんて…
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
人から伝え聞いてた話ですが、
ベンツのエアコンは効く^_^
クラウンには敵いませんがホントです( ̄^ ̄)ゞ
かつてのボルボ940。
真夏に熱中症になりかけたのが嘘のようです。
(売れる地域がカリフォルニアや中近東だからか?ロールスロイスも良く効くらしい)
が、そんな古ベンツさん。
時折ブロアがお休みするように(泣)
えぇ、ヤダこれ…
試しにブロアが居そうな辺りをドンドン叩くと、「おぉ、回ったぁ^ - ^」
起動し出せば回っていてくれたので
しばらくはこんな調子で過ごしてましたが、
ある日の帰宅時
その回転すら明らかに遅くなる。
あ、これヤバい。壊れる…
化け物屋敷館長の勘が
この時ばかりは発動し←バカ
すぐエアコンを止め、暑さを我慢し家路に。
振替休日の某日、
ブロアモーターに挑んでみました。
2
ブロアが休み出すようになって以来、
W202乗りの方の整備手帳を徘徊。
どうやらブロアのスピードをコントロールする
レジスターが良く逝くらしく、
これを交換すれば完治するとの事。
へぇレジスターねぇ。
って、あれ?
どう見たって皆さんが投稿されてる物と形状が違う!それにブロア自体も違う!!!
どうやらモデルイヤー制あるあるで、
投稿されてる方々のW202は96以降。
私のはど初期の94とは
ブロアやレジスターは別物のようです(汗)
3
前期 W202 右ハン
慌てて検索するも、
ブロアモーター欠品(大泣)
レジスター在庫あり¥69,300-!!(爆死)
困った。
レジスターだけに¥69,000-払うのはヤダ!!
仮にこれ買ってハズレたらどうする??
なんて独りモヤモヤ悩んでた時、
テラノにお乗りのYacchiさんの整備手帳に出会う(*゚∀゚*)
なにせ、電動工具用ブラシの流用でブロアが直るとの事!
再び検索を続けると、
他のみんカラ上の色んなクルマにお乗りの諸先輩方も、こうしてブロアを当然の様に直してらっしゃる(感動)
これはもう
やってみるしかないでしょ^_^
4
7mmのボルト4点を緩めると、
この様にコロッと外れる。
なんて書いてますがこの7mm…
どのソケットも入らず、ラジペンで咥えさせ
慎重に緩めました。
(絶対やるなよ!と、先輩が必ず言うヤツw)
ん?何か書いてあるぞ…
よく見る中古パーツ屋が書いたメモ書き。
5
「右ハン 0512046 94y C220」
どうやら過去に中古品と交換しているようです。
今どきW202の解体車なんてどこにもないでしょうから、10数年前の事でしょうか?
(外したブロアも取って置いてほしかった)
6
モーター下のビス1本を緩めると、
こんな感じにケースとモーターが分離。
ちなみにモーターはヴァレオ、
レジスターはボッシュ。
え?メーカーがバラバラ。
って事は、レジスター変えてる?(淡い期待)
いずれにしても、ファンスピードは変わってたのでレジスターは大丈夫だろう!
…と、必死に自分に言い聞かせる(汗)
7
「カーボンブラシは消耗品です」
「カーボンの摩耗を見て、使用限界値を超えてたら交換しましょう」
直流電動機の講習でよく聞く一節を思い出す。
まるでマキタの電動工具みたいに
カバーを外し、抑えスプリングを取ると
ご覧の通り、すぐブラシに会えました^_^
ブラシ交換を前提とした設計。
それだけ耐久性に自信無いのでしょうなw
8
ブラシが現れました^_^
って、使用限界値がどれだけか?
分かんないけどかなり減ってます。
そりゃ94年から使ってりゃ当たり前ですが、
相手のコンミテーターも摩耗してます。
次回ブラシ交換時、
コンミテーターも要交換でしょう。
ま、その時私が乗ってるかは知りませんが(爆)
9
チビたブラシをブロアからもぎ取り金物屋さんへ。
何故そんな事を?
94年物のヴァレオ用ブラシなんて
令和の日本で入手出来るわけないんで
近い物を探してもらおうと。
こちとらリード線をぶった斬って来てるので、
もう後には引けない!(必死)
ちなみに今回選んでいただいたのは上記商品。
信頼のマキタ製!
邦貨720円(税込)と爆安プライス!!!
10
「ダメだお客さん。近いサイズの無いわ」
探してくれた店員さんに対し、
自己責任で削って加工するから
なるべくデカいブラシをください。
という私に提案してくれたのがこのブラシ。
ご覧のとおり、随分とデカい(爆)
「お客さんコレ、電動工具じゃないよね?」
「一体何に使うの??」
不審がる店員さん。
「ベンツのエアコン修理に使います( ̄^ ̄)ゞ」
そう私が言うと、
「…ま、上手くいくと良いっすね」
と、半ばあれ顔でした(汗)
11
珍しい事言う客によほど興味を示したのか?
700円ぽっちの買い物じゃ申し訳ないと、
ヤスリを買おうとする私を
「高くついちゃうからやめなよ」止める店員さんw
「あのさ、自己責任だって言うんならさ…」
金物屋さんが裏技を教えてくれました^ ^
「こんなの鉛筆の芯と一緒だから、アスファルトとかで削っちまえばイイよ」
お教え通り、削ってみました(爆)
ただし、
アスファルトだと目が荒いので、
自宅のコンクリートで削りましたが^_^
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ある程度まで削り、
ブラシケースへの収まり具合を見ながら
最後はヤスリで微調整して仕上げました。
スティック謹製
ヴァレオ用カーボンブラシの完成です( ̄^ ̄)ゞ
写真を撮り忘れましたが、
この時マキタに付属してた
リード線に付いた金具やスプリングは撤去しました。
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いよいよ取付へ。
ブロア側の線とブラシの線をはんだで接続^ ^
ちなみにブラシ後ろから出るこの線、
電動機の世界ではピグテール(ブタの尻尾)と言うらしい。
先日、バッテリーリフトの研修で教えてもらいました(爆)
このピグテール。
色々悩んだ挙げ句、ご覧のように抑えスプリングの間を通してはんだ接続しました。
14
何故そんなことを?
このようにブラシケース上面にブラシが摩耗して移動する際ピグテールも移動出来るよう通路が切られているので、それに準じた施行。
15
ブラシ交換が完了し、
いよいよ緊張のブロア試運転へ…
どうか…
(だめなら即死案件(マジで緊張))
やった!!!
動いた!動いた!!!!(≧∀≦)
クララが立ったぁ!!!←は?
あまりの嬉しさ、達成感に酔いしれ、下校したての子供に写真撮るようせがむ私の図(核爆)
摩耗したブラシを捨て、
新しい物に変えれば直流モーターは動き出す。
みんカラの諸先輩方の教え、
電動機の講習は本当でした。
私と同じように
モーターに悩まされてる皆様。
あくまでも自己責任ですけど、
ブラシ交換に挑戦されては如何でしょうか?
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