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2010年08月21日 イイね!

今週の一冊 ~ポルシェ911全仕事/吉田匠~

今週の一冊 ~ポルシェ911全仕事/吉田匠~お盆が終わって、この夏もいよいよ終盤戦に突入。
アブラゼミ大合唱の合間にツクツクボウシが聞こえ出すと...
何となく急き立てられる気がするのはワタシだけ !?

みなさん、宿題は終わりましたかぁ~ ? (笑
久々に復活しましたこのコーナー。
今回は、911年生の夏休み読書感想文にピッタリ !?
重量感溢れるこの一冊、ご紹介したいと思います。

ポルシェ911全仕事 Porsche 911 Respect/吉田匠
ポルシェ乗りのみなさんにはお馴染みの、日本モータージャーナリズム界の大御所、吉田匠先生

これまでに3台の911を乗り継いで、現在は4台目、シグナル・グリーンも目に鮮やかな964C2GT、通称ケロヨン号に乗っていらっしゃいますネ。

その吉田先生のライフワークとも言える、三十年余りにわたる911インプレッションを一冊に纏めたのがこの本。
総頁数615ページ ! 原稿128本 !!
走らせたポルシェは、なんと正味124台 !!!
この厚みをご覧あれ、楽勝でタテ置きできます↓↓↓


中身もハードですよ~。
挿絵一切なし、写真は申しわけ程度に16ページ (^ ^;

1974年のカレラRS3.0登場時の初インプレッションに始まり、旧くは356、ナローから、(当時の) 最新機種996カレラ4Sまで。
ご自身初のポルシェである'78年式SCSや、本書刊行時の愛機'65年式初代911 (表紙の車両ですね) を手に入れるまでの顛末記も挿入されています。

順番に読み進めるもよし、自分の好きな911から拾い読みしていくもよし...
腕にずしりと来るこのボリューム、ついでに上腕二頭筋のエクササイズもできて (笑
硬派な911乗りの、夏の夜の読書にはもってこいです b(^ ^


単行本 615ページ
著 者 吉田 匠
出版社 双葉社
価 格 3,990円

2002年4月発行



ちょうどこの本を手に入れた頃...
FSWで開催された911DAYSのイベントに吉田先生登場と聞きつけ持参。
「こんな重いの、よく持ってきたねぇ...」と半ば呆れ顔で、サインいただきました (^ ^;



イベントの一コマ、“栄光のプチ・ル・マン”。
簡単なスラロームと縦列バック駐車を組み合わせた、タイムトライアルです。
ル・マン式スタートで颯爽と愛機に乗り込む先生。
後ろは若かりし日の (!?) デイズH編集長とS副編集長。



'60年代のラリーシーンを意識してモディファイされた '65年式初代ナロー。
繊細なクラッチとギアボックスをいたわりながらも、奮闘されていました (^ ^
Posted at 2010/08/21 13:00:25 | コメント(5) | トラックバック(0) | 文献紹介 | クルマ
2009年09月11日 イイね!

今週の一冊 ~Porsche 911 3.2 Carrera: The last of the evolution~

今週の一冊 ~Porsche 911 3.2 Carrera: The last of the evolution~今回はやたらスウィートスポットのせまい話で恐縮です (^^;
クラブスポーツ大先輩の方が既に取り上げていらっしゃいますが、この本、すごいです!

Porsche 911 3.2 Carrera: The last of the evolution
'74年から'89年まで生産されたビッグバンパーの911。その中で'84年から6年の間生産された最終型、3.2リッターのナチュラル・アスピレーション・モデル、カレラ3.2 “だけ” にスポットを当てて一冊編まれてます。
表紙も一見930ターボですが、これはファクトリー・オプションで設定されていたカレラ “ターボ・ルック”。単にワイドボディなだけでなく、バナナアームや917キャリパーといった、ターボの足回りがそっくり奢られていました。

スタンダード・モデルから限定モデルまで、各年の生産台数、輸出先、カラースキーム、オプション設定の詳細からロードインプレッション等々等々、堪能できます。現状、多分これ以上の書籍はありません (^^;
著者は Porsche Club Great Britain 登録幹事のエンスー人。
カレラ3.2 オーナーの方、ぜひご一読下さい。



クーペ、タルガ、カブリオレ、ターボルック、スピードスター...カレラ3.2はボディバリエーションが豊富です。
イギリスでは羽根付きモデルをSE (スポーツ・イクイップメント) と呼ぶそうです (右下)
ターボルック・クーペの羽根なし...って珍しくないですか !? (左上) バンパー・オーバーライダーがアメリカンですね (^^;



スピードスターの幌開閉の解説だけで4ページ使ってます (爆


各年ごとのカラー・バリエーションやオプション、生産台数等々、詳細なデータが満載です (@@


Ruf CTR “Yellow Bird”。カレラ3.2ボディをベースに3.4改ツインターボで469ps、史上最強のカレラでしょう!
'87年、ポルシェ959やフェラーリ288GTO等を押さえて、339.9km/hの最高速記録 (当時) を樹立しました (@@



953 4×4 Paris-Dakar。J. イクスの要請で'84年パリ・ダカール・ラリー参戦用に仕立てられたワンオフ・スペシャル。
ワイド化されたカレラ3.2のボディに、当時開発中だった959の四輪駆動システムを搭載。
エンジンは過酷な環境での耐久性を考え、あえて225psにデチューンされた3.2リッターNA。
ポルシェにパリ・ダカ初参戦、初優勝をもたらしました。
異常に高い車高が逆に凄み。イエロー・バードとは違った意味で、最強のカレラ3.2ですね (^^



って、これで終わりじゃありませんよ (^^;
ワタクシの愛車でもあるカレラ3.2クラブスポーツ、これまで書籍やネットでいろいろ情報集めましたが、たぶんこの本が最も詳しく、最もページを割いているのではないかと思われます。
仕向地ごとの仕様の違いや、CSオーナーを混乱に陥れたシリアルナンバーの真実まで、貴重な写真を含めて情報満載です。
そのあたりのことは...次回に譲って...

Coming Soon !


大型本 160ページ (英語)
著 者 Tony Corlett
出版社 Veloce
価 格 29.99ポンド

2005年6月発行
Posted at 2009/09/11 23:35:53 | コメント(5) | トラックバック(0) | 文献紹介 | クルマ
2009年07月25日 イイね!

今週の一冊 ~70年代の レーシング ポルシェ~

今週の一冊 ~70年代の レーシング ポルシェ~Porsche Racing Cars of the 70s
'70年代、それは量産車の顔をしたモンスター達が百花繚乱咲き乱れ、覇権を競った華やかな時代。

三部作もいよいよ最終章。内容的には先回ご紹介した『レーシング ポルシェ 904から917まで』の続編となります。

悲願のル・マン総合優勝達成後、レギュレーション変更により、大排気量プロトタイプマシン、“917” での活動の場を失ったポルシェは、ワークス活動の軸足をGTレースへと移行。
次にメーカー選手権が争われるのは量産車ベースの新カテゴリー グループ5

シーズン開幕を前に、実験車両 カレラRSRターボ で911ボディとターボエンジンとの組み合わせに手応えをつかんだポルシェは、グループ5のホモロゲーションを獲得すべく930ターボの市販に踏み切ります。

満を持して迎えた'76年シーズン。イタリアのムジェロサーキットに姿を現したのは...レギュレーションの網の目をかい潜り、大胆にもトレードマークのカエル目をそぎ落とした異形のモンスターマシン 935/76ターボ
ポール・トゥ・ウィンで鮮烈なデビュー戦を飾るや、なみいるライバルを破竹の勢いで打ち破り、'80年代まで続くポルシェ黄金時代の礎を築きました。


『サーキットの狼』でポルシェに萌え、早瀬佐近がアイドルだった あなた!
“流石島” とか “日光レース” とかに思わず反応しちゃう、そう あなた には、こたえられない内容のハズ (笑
かくいうワタシもこの本買った後で、あらためて “狼” を通し読み。池沢さとし先生のマシン描写が意外にも (スミマセン) 精緻でリアルだったことを再認識しちゃいました (^^;



935/76ターボの透視イラスト。これが付いてただけでも “買ってよかった!” と思いました (笑
インタークーラーが水冷式になった'76年後期型です。



左が'74カレラRSRターボ。911史上最もワイルドで、危険な香りがプンプン漂うフォルムを持っていると思います。
初期型のエンジンはインタークーラー・レスで、冷却ファンも市販車と同じ直立型。
このモンスターの心臓部が自分の車と同じカタチしてるってだけでも、空冷911乗りはワクワクしますね (^^



これはレアなショット、935/76 “カエル目” バージョン (左下/右上)。こんなのもあったんですね (^^;
リアフェンダーの形状も市販車に近く、後期型 (右下) と比べると911の面影をかなり色濃く残しています。
どこかのメーカーでモデル化してくれないかな~♪ 後ろ半分はムジェロと同じだし...どうですか?エブロさん (^^



“狼” 世代にとっては、935といえばコレ (^^ 935/77ターボ。“日光レース” で早瀬佐近が乗ってたヤツですね。
当時 “グループ5” や “シルエット・フォーミュラ” といった専門用語 (笑) が、小学校の休憩時間に飛び交っていました。



3週にわたって紹介させていただいたポール・フレール氏のポルシェ三部作。
ポルシェ 911 ストーリー』は新装版が出ていますが、レーシング・ポルシェ関係の2冊は現在絶版で入手困難な状況となっています。
当時の技術的なリファレンスとしての側面はもちろんのこと、ポルシェのレース活動が最も熱かった時代の空気を、リアルタイムの証言で伝えてくれる貴重な文献です。

ぜひ復刻を検討してください、二玄社さん!
合冊版で『ポルシェ レーシング ストーリー』とか...どうでしょ? (笑


単行本 236ページ
著 者 ポール・フレール Paul Frere
訳 者 塚崎文雄
出版社 二玄社
価 格 3,000円

1984年12月発行 初版 (絶版)
Posted at 2009/07/25 19:35:13 | コメント(2) | トラックバック(0) | 文献紹介 | クルマ
2009年07月04日 イイね!

今週の一冊 ~レーシング ポルシェ 904 から 917 まで~

今週の一冊 ~レーシング ポルシェ 904 から 917 まで~先週にひきつづき...

The Racing Porsches ~Das Rennen vor dem Rennen~
この本を手に入れたのは5年ほど前。
たまたま近所の古本屋で見つけ『ポルシェ 911 ストーリー』の続編かな?くらいの感じで買って帰りました。

当時はプロトタイプ・レーシングカーにそれほど興味はなく、どちらかというと次回紹介予定のもう一冊の方のオマケでついでに買った覚えがあるのですが...(^^;
これが新たな趣味 (ドロ沼 !?) への扉を開く契機になろうとは...



左上から、'70年タルガ・フローリオを制するもニュルではリタイアに終わったジョー・シフェールの 908/03 “Gulf”、
'69年ル・マンのポールを獲った 917L、'71年ル・マンを疾駆する 917/20 “Pink Pig”、同年優勝車の 917K “Martini”。
地を這うフォルム ! いずれ劣らぬ迫力でカッコイイです !!



左がのちに市販車 930ターボ にも採用された有名な “917型ブレーキ”。
右は 917/10 Can-Am に搭載されていた5リッター水平対向12気筒 (!!) エンジン。ツインターボで 950ぶゎりき !!! (@@



超ショートホイールベース、ぺったんこのワイドボディ、のっぺらりんとした一種異様なフロントフェイス。
最初は「ポルシェがこんなの作ってたの !?」とおどろきましたが、妙に心に引っかかり...
この奇妙なクルマの写真との出会いがその後のドロ沼趣味のきっかけになりました (笑
下は'71年ニュル優勝の 908/03 “Martini”、ドライバーはヴィック・エルフォード/ジェラール・ラルース。




ここに収録されたカラフルな往年のレーシングカーの勇姿を間近で見たい、触れてみたい、
私が開けた禁断の扉、それは...ミニチュアカー蒐集 (爆

ネットで 908/03 を叩くと、実車よりも先に飛び込んできたのがミニチュアモデル情報。
eBay オークションで手に入れた1台の 908/03 Spyder が発端でズルズル深みへと...(^^;


当時はイタリアの BEST MODEL 社がほぼ独占状態で 1/43 スケール Porsche 908 シリーズを展開。
908/3 以外にも、908/2、908/2 Flunder (ひらめ) 等ラインナップが充実していました。



BEST の 908 を漁り終わると、触手は定番の MINICHAMPS や EBBRO へ。
Made in Italy と比較すると、品質と精度が格段にちがいが... (笑
個人的な感想ですが、やっぱりリアルなのは MINICHAMPS。EBBRO はややデフォルメちっくですが、迫力があります。



それにしてもここんとこ EBBRO のレーシングポルシェ・シリーズ、目を見張る展開です。
マニア心をくすぐるというか...この次はぜひ 935/77 行って欲しいッス !!
...あれっ?  もう出てた !?


単行本 304ページ
著 者 ポール・フレール Paul Frere
訳 者 塚崎文雄
出版社 二玄社
価 格 3,000円

1981年7月発行 初版 (絶版)
Posted at 2009/07/04 23:00:57 | コメント(2) | 文献紹介 | クルマ
2009年06月27日 イイね!

今週の一冊 ~ポルシェ 911 ストーリー~

今週の一冊 ~ポルシェ 911 ストーリー~たまにはクルマ関係の話題も (^^;

Porsche 911 Story
ポルシェ乗りの方にはもちろんお馴染み。
昨年2月にご逝去された元レーサー&ジャーナリストのポール・フレール氏。
91歳で亡くなる直前までスポーツカーぶん回して記事を書いておられました。
生涯現役のその生き様、ワタシも目標としています。

これは'70~'80年代にかけて二玄社から発行されたポルシェ三部作の一冊目。
氏の代表作のひとつですネ (^^
神田の古本屋街探して初版本手に入れました。


ちょっと小さくて見にくいですが、下の写真、カレラRSRから降り立つのがポール・フレール氏。


フラット6初期の姿。キャブ仕様2リッターエンジン、シンプルでカッコいいッス。


R !! 911史上もっとも美しいフォルムを持っていると思います。

現在二玄社から刊行されている『新 ポルシェ 911 ストーリー』は、'80年代以降の911の歩み (930~959~964~993) が150ページほど増補され、さらに重たくなっています (^^;
一家に一冊常備したい、空冷ポルシェ乗りの『家庭の医学』です (爆


単行本 248ページ
著 者 ポール・フレール Paul Frere
訳 者 平井啓輔
出版社 二玄社
価 格 2,300円

1978年8月発行 初版 (絶版)
Posted at 2009/06/28 00:30:06 | コメント(2) | トラックバック(0) | 文献紹介 | クルマ

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「オレは根っからのポルシェファン。そしてまた、それは最高のモノでなければならない。それでこのポルシェの究極的モデルともいえる、3リッターのターボをしとめたのさ」...
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