hommaのブログ一覧

いまさらながら、初iPhoneです (^_^;
先ほど駅前のショップで駆け込み購入して、新幹線に飛び乗りました。

バッテリー残量と睨めっこしながら、慣れない親指入力と格闘ちう (汗

しばらくPCレスな環境が続くので、いろいろ時間かかりそッス。
お急ぎの用件のかたは携帯してくだされ (笑

この記事は、濃いめ３（春のNPSC合宿）について書いています。

NPSC (ナローポルシェ・スポーツクラブ) の春合宿に誘われて、能登島まで。
例によって乱入して参りました (汗
ナローじゃありませんが、まぁ年式は近いってことでお許しを．．．
ジェフさんに言わせると「homma号、エンジンでかいけどナローみたいなモンやん」ってことですので (笑
(↑このフレーズ気に入って、あちこちで使わせてもらってます ^ ^;)

集まったのはナロー４台に930ターボが２台。
画像はありませんが914が１台。

左上から反時計回りで、
'69年式911S　ブルーメタリックのＣＥＯ．com号
'72年式911S　ライトアイボリーの72S会長号
'72年式911Eタルガ　ブルーメタリックのminxmin2010号
'73年式911T (RS仕様)　グランプリホワイトの大福2.8号

ナローと一口で言っても、年式や仕向地ごとのディテールの違いがいろいろ。
間近で観察できて興味深かったです (^ ^


霞がかかったような黄砂には参りましたが．．．
「この時期、日本海側でこんな良い天気はなかなか無い」そうで (^ ^;
たしかに暑くも寒くもなく、心配していた雨にも降られず、気持ちよく北陸の山道を堪能できました♪


最初期３リッター・ターボと最後期５MTターボのツーショット。
カラーの取り合わせも絶妙かな ? (^ ^
'89のオーナーさんは、ほとんど新車のころから二十年近く乗っていらっしゃるそうです。
内装はもちろんのこと、一度も板金修正したことがないオリジナル塗装面の状態もすこぶる良好。
新車当時のオーラが漂っています。
もちろんガンガン走る方なので機関も絶好調、豪快な走りを見せていただきました (^ ^


会長の'72年式Sエンジン。
さすが、自分でほとんど弄るヒトは違いますね～ (^ ^
オリジナルのディテールに拘りながら、細部までビカビカ仕上げです !
エンジンルームはこうありたい (汗
メカポンもヒジョーに調子よく、いい音で吹け上がっていました♪


お次は大福さん、'73年式Tがベースですが中身は別物。
2.8リッターにボアアップ、Sカムとハイコンプ・ピストンで圧縮比を10.3:1に。
'73RSのスペックは軽くしのいでいますネ (^ ^;
キャブレターに換装した吸気音と、３本出しマフラーの排気音が素敵♪
補機類がない剥き出しのフラット６、こちらもまた理想のエンジンルームの光景でした (^ ^


二日目ツーリング終了後、会長宅 (通称72モビル !?) を突撃訪問。
閑静な住宅街のまん中に突如出現した旧いポルシェの群れ、ご近所さん達は目を丸くしていました。
ポルシェ屋を開業するのかと間違えられそうでしたね (爆



ポルシェ馬鹿たちの尽きることのないポルシェ談義は、夜が更けるまで続き．．．


三日目の早朝。
調子が悪く会長宅で一泊追加のminxmin号と、なぜかお付き合いしてしまったhomma号 (笑
72S号と３台連れ立って、近所の山の中へ。
minxmin号の調子を見つつ、気持ちの良いダム湖畔をカッ飛びました (^ ^


三日間たっぷり遊んでもらった感想ですが．．．
いやぁ、ナロー乗りと一緒にいると．．．濃い (笑
工具の写真をおかずにメシ喰えちゃうヒトとか (爆
ナローを飼うってこういうことなんだな．．．と体感させていただきました。
まだまだ自分は修行が足りんわ (^ ^;

先日、オーストラリアはタスマニア島で開催された公道ラリーイベント、タルガ・タスマニア。

ポルシェからは、ファクトリーがきれいにレストアした往年のSCスペシャルバージョン (中身はSC/RSだったとか) を駆ってワルター・ロール大先生が参戦、ブイブイいわせていたようですが．．．

現地取材を単独敢行したデイズＨ編集長の情報によると、なんと、'60年代末のレースシーンを語る上で外すことのできない、ポルシェ908/02も出走していたそうです (@@
しかもピンクの266番といえば、'69タルガ・フローリオの優勝車両 !

ポルシェ908．．．
個人的に大好きなクルマなので、また少しだけ (!?) 語らせて下さい (笑


1/43　Porsche 908/02 Spyder　#266　BEST MODEL製
'69年タルガ・フローリオ (イタリアのシチリア島で行われていた公道レース) の優勝車両。
ドライバーはゲルハルト・ミッター／ウド・シュッツ。


906や911Rで実験的に使用されていた、DOHC６気筒に２気筒追加。
排気量2,997ccのフラット８は、350psを絞り出します。
メリハリのある流線形のボディラインが美しい、いかにも'60年代的なデザイン。
ガルフ・フォードGT40なんかと、熾烈なワールドチャンピオンシップ争いをしていた時代のマシンですネ (^ ^


'69年といえば、稀代のモンスターマシン917の初期型も完成していたのですが、12気筒580psオーバーを少々もてあまし気味。
ワークスチームの猛者たちの中にも、安定性のある908をあえて選択するドライバーがいたそうです。
実際'69年のル・マンでは、917勢が次々脱落するなか、最後まで生き残った908ロングテール64号車 (ヘルマン/ラルース組) が、GT40とゴール直前まで首位争いを演じ、僅差の２位入賞を果たしました。

『栄光のル・マン』で一躍スターダムにのし上がった917の陰に隠れがちではありますが、かの時代のレースシーンにあって常にキラリと光る名脇役だったのではないかと思います。


また、908には当時の先進的なアイデアが詰め込まれていました。
そのひとつが、下の画像。
後端の小さなウイングみたいなの、走行中に左右別々に動くんです。
“可変フラップ”と呼ばれていたようです。
具体的には、左右それぞれリアのロワーアームと連結されていて、サスペンションが伸びるとのフラップが起きあがる．．．
つまり、コーナリング中だったら車体はコーナー外側にロールして内輪のサスペンションが伸びますが、そうすると内側のフラップが起きあがって、結果姿勢は安定し内輪の接地性が高まるというもの。
最近F1で流行りのDRS (可変リアウイング) のはしりみたいなもんでしょうか !?
四十数年前にこのアイデアと技術、やっぱりポルシェはスゴイなぁ．．．(笑



フォードとのチャンピオンシップ争いを制し、ポルシェに初の国際メーカー選手権のタイトルをもたらした908/02。
908/02があるということは、当然その前もあるわけで．．．
次回は、屋根付きクーペスタイルが特徴の、初代908をご紹介したいと思います。


．．．つづく