朝食後チェックアウトしてタクシーを呼んでもらい、フェラーリ工場に向かう。
このあたりまで来るとタクシー会社が存在するようで、TAXI看板のついたプリウス。
(ホテル~工場まで確か15ユーロくらいだったかな)
フェラーリ工場に到着!
おお!これがよく写真にあるゲート!
でもこれ裏門だとかいってたような?

ゴミ箱もフェラーリロゴ入り!
レセプションで工場見学を予約していると伝え、定刻まで待っているとガイドさん登場。
聞いてはいたけど日本人向けに日本人ガイドが常駐しているという。
聞くと日本人は工場見学に来る人が非常に多いらしい。
さすがフェラーリ様。。
エスプレッソを飲みながら入場手続きや諸説明を受ける。
入場手続きは予約名簿とパスポート突合せによる本人確認で仕事で工場入るときみたい。笑
一般向けに工場を公開しておらず、基本的にオーナーとその親族及びマスコミしか入れない
というのは今までの2社とは違うところ。
場内は見学者用のバスで移動。
今までの2社は新しい工場ばかり(ランボもアウディ傘下となりムルシ生産から新工場)で
レイアウトが整理されていて、ある意味、見学の動線も良かったのだけれど、フェラーリに
ついてはこの地で増改築を繰り返して作られた工場は動線が煩雑で道も狭い。
今回見せて貰ったエリアは車両組立、エンジン組立、内装パーツ製造、エンジンブロックの
機械加工、F1組立・修理ブース、販売したF1やXX系の整備・保管エリア、フィオラノサーキット
の一部だったかな。
一部を除き、比較的最近建てられた建屋で見学者向けの動線や展示物が用意されていた。
まずはエンジン工場からスタート。
エンジンブロックは基本的に内製で鋳造工場があり、それを機械加工する作業を見学。
旋盤やマシニングで削ったり磨いたりしたブロックが組立工程に運ばれて組み立てるのだけど、
とにかくマセラティ向けエンジンが多いこと。。
これらは別の専用ラインで組立られていて、機械化された近代的な製造ラインで所謂、
量産車メーカーのライン。
フェラーリ向けは設備こそ近代的ではあるものの手作業で特にV12は限られた職人が1名で
1台組み上げる伝統的なもので、その両方が同じところで見られるというのは面白い。
何れにしてもV6 3L以上のエンジンばかりなのでデカい!
V12なんて車体に収まっていても大きいと思うけど、フロントミッドに押し込まれたエンジン
全体を見ることはOH中のものをディーラーで見る程度なのでズラりと並ぶと圧巻!
車両組立ラインはV8系とV12系の2ラインで488とポルトフィーノ、RUSSOと812が
生産されていてロボットなんかも使いながらでこちらも近代的なもの。
内装パーツはランボ同様にカッティングマシンでカットされたレザーを手作業でヒートガンを
あてながら貼り付けるもので、テーラーメイドプログラム導入によって無数に選択肢があるそう。
新車オーダーなんて縁がない話だけど、焦がしたようなビンテージレザーにデニムのような生地の
ツートンでダイヤモンドステッチなんか渋いなぁと思ったり。
F1の組立・修理ブースは何号車用ブースか決められていて、予備車両が調整で入っていた。
設計開発は別建屋らしい。
XX車両や往年のF1マシンが保管・メンテされている場所も感激もの!
FXX、FXX-K、599GTなどなど1台あるだけで注目の的なのにズラリと並ぶ光景は大興奮!
工場見学後、そのまま博物館に移動し、館内の一部を案内して貰う。
後ほど改めてゆっくり来ると言うと、再入場できるように手配して貰えたので入場無料に。ラッキー!
レセプションに戻って終了!
工場見学後、ちょうどお昼時ということで向かいのリストランテ カヴァリーノにてランチを。
ここまでアテンドして貰ってガイドさんと解散!
これを飲みたくて来たので乾杯!うまい!
重いしフェラーリストアなんかで売ってるものだろうから後で買おうと思ってたら、
どうもカヴァリーノが作ってるワイン(ラベル?)のようで他では売ってなくて買えず。。
お土産にしたかったのに残念。。
これでボローニャからミラノに移動するし、料理はボロネーゼ食べ納め!
ランチ後、フェラーリストアでお土産買って、博物館を再訪。
F1トロフィが並ぶエリアにはもちろん鈴鹿グランプリのトロフィーも。
やっぱりすごいぞ、シューマッハ。4回チャンピオンになった人は他に誰もいない!

面白かったのはエンツォ・フェラーリがフェラーリ設立後、ハンドルを握ったフェラーリは
2+2クーペばかりだという話。
とても強い拘りがあって、456GTは当初の案を白紙撤回し、新たにデザインさせたものが
採用されているとか。
フロントグリルの展示とか面白い!
F1レーサーもやってるらしい?本気のシュミレーターもあったけど、すごい高かった記憶が。。
合成写真の
プリクラもあります。笑
ちなみにエンツォが指揮した最後のフェラーリはF40というのが一般的だけど、
本当は456GTなんだって。
初耳学!
Posted at 2019/01/30 23:07:52 | |
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フェラーリ | 日記