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イイね!
2016年11月01日

また,メーカーデモカーで嫌われそうな・・・・

また,メーカーデモカーで嫌われそうな・・・・  子供が生まれてからSLが大好きになった。鉄の質感,重厚かつ単純なメカニズム,そして「音」の迫力。機関士は音で汽車の調子を判断し,メカニックも打音点検だ。SLにとって音は重要な要素だ。

 ところでこのCD。もとはと言えば,昔LPの時代にほしくても手が出なかった,石田善之さんがナグラを携えて世界を飛び回り集めてきた音源からできた,JVC XRCD Sound non-fiction seriesからの一枚(2枚組だが)だ。

 最初がこれまた慣れ親しんだ大井川鉄道のC11とC56の重連からスタート。まあそのリアリティにびっくりだ。当時は「ナマロク」という言葉がまだ普通に使われており,自分もよくやったものだった。

 で,これを,だ。カーオーディオで聴くと・・・・・という場合の話。

 我が車では案外聴ける。走る車のその中で,走る汽車の音を聴いている,というなんだか劇中劇みたいなことになっているのが不思議だが,こんな人が日本国中はたして何人くらいいるものかなどと,ふと我に返って考えてみると,自分のマイノリティーさに改めて気が付いたりする。

 そして,だ。これをわざわざ人の車に乗り込んでまで聴くということになれば,オーナーはどんな風に思われるだろう。しかも,初対面の場合,だ。

 絶対,いいふうには思われないだろうな,ということは容易に想像がつく。
 野良ジョーンズかなんかかけといて,「次は,〇〇ジュンでも」などとやっとけばまずは間違いないのかもしれない。

 ごくたまーに,オーディオマニア兼テッチャンという人がいた場合,これは話が俄然変わってくるだろう。
 特に,「なぐら」という言葉を聞いて,ネプチューンではない方の,オープンリールの方が,さっと出てくるような年代の人ならばなおさらだ。

 「これ,最後尾をEDが押してるんですよねー!」などという話になれば,既に車内は違う「ワールド」へ向かっている。

 そして本題だ。イベントなどでメーカーのデモカーが来ているとき,「我が社の新製品の音を体感なさってください」などという触れ込みなので,ではではと乗りこんだ客がいきなりこれを聴きだしたらどうなるか,という話だ。

 実はこんなにキビシイ音源はないのだ。SLの音だけでなく,虫の声や鳥の声,あと,なーんとなく聴こえている「環境音」とでもいうのだろうか,そういう「ふつうにある音」が超高音質で収められているので,ダメなシステムでは,汽車が登場する前に,もう勝負アリとなったりする。

 ところが,デモカーの担当の人は,「この車で聴ける最高の音」を聴かせるというよりは「今度の新製品の傾向をちょいと紹介する」みたいなスタンスの方も多い。
 「新製品のカーボン製竹刀のフィーリングはいかがなものでしょうか,お試しください」とお手合わせ願おうかと思いきや,突然日本刀を抜いて振りかざしてくる客,というのは驚き以外の何物でもないだろう。

  野良ジョーンズはどこへ行った!
  柴ジ〇〇のはずじゃなかったんすか!

 虚を突かれた担当者は思わず,

 「は,はい,ではそろそろ,次の方がお待ちですので・・・・」と退車を促すのだ。

 以上はフィクションである。音源の凄まじさの為ツィーターを飛ばしてしまっては元も子もないが,多分「こいつ変態や」という目で見られて終わりだと思う。

 以前,あるショップでよく聞かされた話がある。

 「(店主)誰々っていう変な客がいてさぁ~,そいつってさぁ~,カーオーディオで花火の音なんか聞いて喜んでてさぁ~(笑),高さがなんとかかんとかってさぁ~,

            全然『オンガク』のこと解ってないよねー・・・」

 (居合わせた客たち)「ははは・・・・」

 自分などはあまり音楽のことを解っているとは思ってないが,打ち上げ花火の「高さ」がわかるシステムって凄いと思う。
 
 そこにこだわることは,オーディオマニアとしてはまっとうな行いだと思うが,
 みなさんどう思われますか?

 と,突然振られても困ると思うので,この話は唐突に終わる。

 そして,このCDをさらに上回る,驚愕の音源を入手してしまったのである。

 ヒントは,

 「今度は長岡系」だ。

 
 
ブログ一覧 | カーオーディオ | クルマ
Posted at 2016/11/01 23:40:02

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この記事へのコメント

2016年11月2日 1:55
こんばんは。こういうことがありました。

課長さんが
「おい、とくとく!聞いてくれよ!この間、お客に、まぁ上がっていけと言われて、コ-ヒ-呼ばれながら、ホウキで床はく音を永遠と聞かされたぞ!あんなの聞いて何が楽しいんだ!参ったわ~!」

組ほどくとこのような内容でした。僕の上司のお客様が好んで聴くのが、「ホウキで床をはく音」のようです。はき、かき集める対象は様々、ホウキが床と擦れる音や、対象が床と擦れる音などを楽しむらしいのです。

僕から課長さんには、その人、すごい人ですよ!課長のお客なんで恐れ多いけど、機会があれば聞いてみたいですよ!

とお答えしておきました。
蒸気機関の音、花火の高さの音、ホウキで床をはく音、違うようで実は似た趣向なのかもしれませんね(^_^)



コメントへの返答
2016年11月2日 18:51
ほ,ほうきですか!こりゃ一本取られた!

その音源,市販されてますかね?演劇とかで使う効果音集ですか?

確かにこういう生活音は,チェックには最高ですよね!

メーカーのデモカー担当者は嫌がるだろうなぁ~
ただしさすがの自分も,デモカーでいきなりほうきの音をかける根性はありません!
メーカーの担当者が,興味を持ってくれるような度量の持ち主だといいんですけどね!
2016年11月2日 16:25
こんにちは~

身近な音を違和感なく聴けるというのはスゴいシステム、もしくはスゴい調整ですよね♪

以前自分の車で踏切りの録音を聴かせてもらいました。
雑踏や話し声、踏切、電車の通過音、
よく聴く音をリアルに表現出来れば
楽器の音もリアルに表現出来ると思います(^-^)

ちなみにSTWのONOFFでリアルさが全然違いました(^^;
それ以来STWの虜、という話です(笑)
コメントへの返答
2016年11月2日 19:00
周波数ごとのピープ音での調整で,もう自分には「モスキートトーン」は聴こえないということは承知しているのですが,それでもSTWを止めると全然音が変わるのが判る,というのはどういうことでしょうね?不思議でした。

 SLの音は,身近どころか自分にとっては「音楽」に近いものです。踏切の録音を聴かせてもらっても,興味深く聴いて下さる,はるあつさんほどの度量の持ち主だったら,試聴も盛り上がるのになあ~
 最近のメーカーデモカーの担当者は,どうも「苦手な音源」がかかると,とたんに不機嫌になる,そういう人によく遭うんですよ。不思議です。
 時代ですかね。
2016年11月2日 18:48
「デッキはAKAI」で育った時代です。

今の人にオープンリールと言っても・・・釣りのリールと勘違いする位

オーディオジョブ時代に色々な方たちと知り合い・・・やっぱり変態さんです(^◇^)

プレーヤーにEMTは当たり前、ノイマンのカッティングマシーンで聴く人もかなり

2t位あるので普通の家では無理ですね(^◇^)


それなりのノウハウを持ってカーオーディオも楽しんでましたが・・・

茨城、千葉、神奈川の仲間とよく合います。

超変態さんの集まり(^。^)y-.。o○大音量でも破綻しない音作りが身上です。


基本は自分が納得できる音(^^♪



公開できないネタが沢山ありますが

俺のやっていることは所詮ドン・キホーテみたいなものなんでしょうね(^◇^)
コメントへの返答
2016年11月2日 19:06
コンサートのライブ録音の記録を,オープンリールでもらっていた世代と言ったら,自分たちが最後かもしれませんね。「4.8でお願いします」なんてね。
 AKAIは今どうなってるんでしょう?いつかは吹き抜けのリスニングルームというのが夢だったなぁ~(遠い目)

 またその「公開できないネタ」教えてほしいです。
 茨城・千葉・神奈川という,ほとんど訪れたことのない(ディズニーと中華街くらい?)エリアのみなさま,もしよろしければお相手してくださいませ。
2016年11月2日 19:45
はじめまして。「日本の自衛隊」でしょうか。
コメントへの返答
2016年11月2日 19:48
残念ながらそれではないんですが,
みかげさん,初めまして!

「日本の自衛隊」のCD,探しまくったんですけどないんです。

あるんですか?

と,逆に質問する奴・・・・・
2016年11月2日 19:56
CD持っています。 長岡氏が亡くなられた直後に発刊された本に付録されていた長岡氏自らが録音された富士演習場のCDもあります。
因みに「花火」も。。

昔、友達に日本の自衛隊のCDを貸したらサブウーファーがおかしくなってしまったと文句を言われてしまいました。
コメントへの返答
2016年11月2日 20:04
いやあ~やっぱりあるんですねぇ!!

ありがとうございます!

「花火」・・・・
 お気を悪くされましたらごめんなさいね。愛知県の超有名コンテスト常連ショップでの実話です。自分はもう関わらないことにしてます。

 サブウーファー・・・・やはり,民生用では歯が立たなかったということですよね。相手は軍事用ですから!
2016年11月16日 1:29
初めてコメントいたします^^よろしくお願いいたします^^

花火の音源ですが、高さと距離が解らないとダメですよね^^;

カーオーディオで、そこまで求めている方が少ないから仕方ないのかもしれません。

音像の縦軸、高さ、前後が表現出来れば幸せですが・・・難しいですね^^;

日にちが経過してからのコメントお許し下さい^^;

チャイコフスキーのアルバムだったかな・・大砲の砲撃音が録音されているCDを安全を見て音量少なめに再生しましたが・・ウーファーの振幅凄すぎて・・驚きました・・サブウーファー壊れるのが解ります・・^^;
コメントへの返答
2016年11月16日 13:41
初めまして!コメントありがとうございます。

 バッハやベートーヴェンをオンガクテキに鑑賞するのはよいことでも,花火や列車の音をリアルな音で聴くのを追求するのはばかげてる,みたいな考え方って,偏狭ですよね。悲しくなります。

 また,カーを見下しているホーム優位型の発想もどうてすかね。ホームにも16㎝フルレンジからフロア型までいろいろなスケールがあり,一概には言えないと思いますが,きちんと調整すれば,カーでも結構花火の高さなどがちゃんと再生できる気がします。自分のではどうなのか,いつか試してみたいです。

 チャイコフスキーの1812はエグすぎますよね。だいたいが武器ですもんね。それにあれ,ほとんど,大砲と鐘を別録りしてミックスしてると思うんで,ミキサーがにやにやしながら「これぐらい入れといたら喜ぶやろ!」みたいなノリを感じます。自分が聴くときはやっぱり,最後はボリュームダウンしてます!

 そういえば,芸能山城組の「恐山」のLP,持ってたなあ~。昔あれを初めて家でかけたとき,「近くの交差点で,女が車にひかれた!」と勘違いして,階下の姉が外へ飛び出しました。今,あれのCDあるんかなぁ・・・・

 

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「以前そこでキャンプしました。明け方、強烈な南風でテントとタープを家族で必死に押さえつけて凌ぎました。標高高いので、風が吹き出すとしゃれになりません。今夜中に荷物を車内にお片付けを強くお勧めします。温泉は荒天でも入れますからね、キャンプ場の割引券で!!」
何シテル?   08/19 20:41
 2019.8 250000㌔を共にした前車から乗り換え,スバル エクシーガクロスオーバー7で,新たな旅に出ます。  ※ 2020/08/05 東北遠征2...
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