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tetsunobuのブログ一覧

2018年10月31日 イイね!

やっと辿り着いた・・・

https://youtu.be/2kR3FzJ1Hh4

 長年探していたものに,やっと出会えました。ヴォーンウィリアムズというイギリスの作曲家が書いた,交響曲第1番,「海の交響曲」のCDです。





 動画はそのCDとは違って,プロムスでのライブ動画ですが,合唱の人数が半端ないです。さすが国民的恒例行事プロムス,そしてさすがのBBCです。

 ところでなぜ「やっと辿り着いた」のかというと,紆余曲折があり・・・・・・。

 
 まだあったような気がします。どれもみな,帯に短したすきに長し,なのでした。
   (※ あくまで個人の感想です)

 「いやいやキミ,甘いよ。自分なんて同じ曲数えられんくらい持ってるよ!」と言うクラシックマニアは多いと思います。

 だがしかし,そういうレベルではないんです。
 そのお方はきっと,何枚かいい盤があって,それらを気分によってとっかえひっかえして楽しんでいるんです。

 でも自分は「やっと最初の一枚に出会えた」という感覚なのです。

 それというのも自分が悪いんです。「演奏と録音双方が満足なCD」でないと心底楽しめない,ある意味かわいそうな人なんです。

 しかも,ホームではそこそこ聴けるのに,カーでは聴きづらいといううちの車!

 「カーだと対峙するみたいになるから,楽しんで聴くゆとりがなくなる」と誰かが言ってましたが,まさにその通り。カー特有の「近さ」が原因だと思いますが,ソースの善し悪しが分かりすぎてしまって楽しめないんです。

 ねらってそんな音にしたわけじゃないんですが・・・・・・

 原因はまだまだ他にもあります。こういう編成の曲は,そもそも録音が難しいからなんじゃ?「合唱付き大オーケストラ+ソリストありの曲」で,ちゃんとした録音のもの,ホントに少なくありませんか?

 自分はあくまで,「コンサート会場の座席で聴いている感じ」を理想とした考え方です。でも,指揮者の位置で聴く感じがいいという人や,客席からステージに登ってしまって,その楽器の前に立ちはだかって食い付いて聴きたい人,とかにはもはやどうでもいい話をしています。

 「演奏と録音の両輪」の話ですが,演奏的には,最近はミュージシャンの水準はぐんと上がり,聴くに堪えない演奏が世に出回ることはあまりなくなって来たと思います。
 「カラヤンは芸術だが,飯守泰次郎なんかは聴く価値がないざます」なんてのたまうマニアの戯れ言は放置するとして,自分は,大抵の演奏はみな貴重で,それぞれいいものを感じ取ることができる,そんな感じ方をしています。

 そして,そういう音楽がたやすく手に入る,いい時代になったと思います。

 一方,録音の方はというとどうでしょう。生音を知らない,音楽の現場を知らないという「音楽ファン」は,逆に増えているのではないでしょうか。ある世代より上の人たちは,ギターが弾ける人がすごく多いけど,突然弾ける人口ががくっと減る現象が起きてます。原因は「カラオケ」。カラオケがなかった時代の若者は,ギターが必要だったんです。今は必要ありません。だから,ギターの生音の事を実感できません。
 それに,パソコンでしか音楽を聴かない人,打ち込みの曲しか知らない人,ヴィオラとチェロの違いが分からない人,ぺらんぺらんの「高音質な」録音を「どうですか!ハイレゾは違うでしょう~!」などと言いくるめられている人・・・・・・・・そういう状況の方に「退化」を感じてしまいます。

 冒頭の「ハズレ音源」のうちの一枚にはこんな表示もあります。


 「どこがやねん!!」って,腹が立ってくる音です。

 こんなことばかり書いてると,「音さえよけりゃいいんだな」みたいな,偏屈なオーディオマニアみたいに思われてしまうかもしれません。でも実はそんなんじゃ全くありません。

 いい演奏は,いい音で聴きたいのです。ただそれだけです。

 ストラディバリがおもちゃのヴァイオリンみたいな音にされたハイレゾ音源ってどう思いますか?
 奏者も気の毒,リスナーにとっては詐欺,そして儲けているのは誰なんだ,という話です。


 ということになると自分って,本当は「バカが付くほどのおめでたいやつ」なんじゃないかと思い始めました。何のことかっていうと・・・・・・・・冒頭の,「ハズレ」盤の数。腹立つわぁ~。


 (第1楽章の歌詞の一部です)
 
  『全ての海と全ての船のための歌』

 見よ!海そのものを!
 そして果てしなく波打つその胸に抱かれし船を
 見よ!白帆の風をはらみ,紺碧の海に展開する様を!
 見よ!汽船が港を出入りし,行きかうさまを
 ・・・・・・・・・・・ 中略 ・・・・・・・・・・・
 恐れを知らぬ全ての 水夫たち 航海士たち
 そして 勇敢なる船長たちよ

 責務を果たして沈んでいった全てのものの形見
 年老いた あるいは若い 恐れを知らぬ 全ての船長たちに織りなされ
 彼らを思い出させるものよ

 いみじくも絶えず はためく全世界の 普遍の旗よ
 全ての勇敢な船乗りたちに 全ての海に 全てのその上に掲げよ!

               詩 ホイットマン  詩集「草の葉」より
Posted at 2018/10/31 19:20:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | 音楽 | 音楽/映画/テレビ
2018年08月30日 イイね!

なぜ「その夜」は輝くことになったのだろう・・・

https://youtu.be/CyH9epNNx4g


 「ローリゼン」作曲,「Sure On This Shining Night」。
 

 この詩だけ訳しても,思い描くことのできない世界。

 ただその音楽だけは雄弁に,言葉を置き去りにして,自由に空を渡り,駆ける。


 なぜその夜は輝いていたのか

 なのに,なぜ私は泣いていたのか

 また,星は何を私に語ったのか・・・・・



 歌い終えるその時までに,きっと解き明かしてみたい。

 その空気を肌で感じ,その景色を目に宿し,

 この身の髄まで染み入る,その響きに触れながら

 歌うことができたら


       


 
Posted at 2018/08/30 23:20:38 | コメント(1) | トラックバック(0) | 音楽 | 音楽/映画/テレビ
2018年08月29日 イイね!

人の演奏について様々思うということは,結局自分のことをとやかく言うことになる

 「桜レーベル」の高音質CDで,ヴァィオリン奏者,佐藤氏の演奏を聴き,自分の中で様々に感じたことがあり,今日また,朝イチから聴いていました。
 
 なんだか難しい言い回しですが,自分は,ある演奏が「好きか嫌いか」ということと,「聴くに値するかしないか」というのとは別問題だっていう考え方をしています。

 例えばですが,二十歳そこそこのオネーチャンが,ビールは苦いから嫌いだとか,日本酒の味なんてどれも同じだとか言いますよね。でもこれって「よさが分かるレベルにオネーチャンが達していない」だけです。でなきゃ,全てのビールの味と日本酒文化を全否定することになります。

 音楽でもそれはよくあることで,今は例え好きじゃなくても,歴史的に価値があるものだと言うことならば,ちょっと我慢して聴き続けていきましょうと。そのうち良さが分かるようになるってこともある,こういう音楽の「聴き方」を,自分は結構「課してきた」というところがあります。

 で,こういうことを聞くとすぐに,「それは個人の好みなんだからそれでいいじゃん」で片づけようとする人,多いですよね?いわゆる「かんけーない」が好きな人たち。

 まあ,それは自由です。

 ただ,世の音楽の中で,第一印象だけで「素晴らしい」と理解できる曲の数なんて,たかが知れてると思うんです。もっと言うと,そういう音楽の中には,飽きやすい,底の浅い,手練れディレクターが作為によってキャッチーに仕立て上げた,「狙った」音楽,まるで「本物のラーメンよりも人の鼻腔を魅惑するカップめんみたい」な音楽だったりはしませんか。

 中には真の名曲もあるとは思いますが,それ以外はほぼ「消耗品」になってしまいます。

 でも,消耗品で十分って言う人が多いのも事実です・・・・・・。

 自分はそういうのが許せないたちなので,できるだけ音楽には「向き合おう」とします。そういう構えで,再び佐藤氏の演奏と向き合ってみました。すると,自分の中に湧き上がる様々な違和感の原因は,一体何なのかっていうふうに考えるようになります。すると結局・・・・・・・・原因の根本は「自分の感じ方なのだ」ということに行き着くんです。

 例えばですが,一番の違和感はモーツァルトでした。佐藤氏はなぜ時として,あんなに激しく荒っぽい音でアクセントを付けるのか,また,なぜフレージングの度にテンポを揺らすのか,インテンポによる推進力,快活さを犠牲にしてまで。また,どうしてそんなに音を揺らすのか,ジプシー的ヴィブラート?そして,ヴァイオリンとピアノの会話も成立してません。一方通行に聴こえます。
 
 総じて,雑誌のインタビュー記事のとおり「ダイナミックで情熱的」であることだけはまちがいないけど,これが果たして世の中にゴマンとあるモーツァルト演奏の中で,価値があるものなのかどうかってということを,マジメに考えてしまっているわけです。

 ただ,こう感じる理由は,そもそも自分の聴き方が,「モーツァルトとはこうあるべき」みたいな刷り込みというか,固定観念に基づくものだから,ということにも気付きます。これはもう「演奏美学」の話になっちゃいますが,モーツァルトの時代に,その曲がどんな感じで演奏されていたかなんて知るよしもないわけですし,突き詰めて言うと,現代に多くの人が演奏しているモーツァルトの感じというのは「流行」なんですよね。快活でほの明るく,しかしどことなく悲しさを秘めて,みたいなのは。
 佐藤氏はそういう「流行」に対してけんかを売っているのでしょうか?問題提議をしているのかも?いやいや,もう人並みに演奏するのには飽きたのかも?

 あるいは「そういうのを全部捨てて,ただ単純に自分がやりたいようにやりたかっただけ」なのかも・・・・・・

 とにかく,「奇抜で目を引く」ということだけは言えましょう。評論家諸氏はそれを

 「個性的」だと言って褒め称えています。

 ところでちょっと前に,「ソプラニスタ」っていう人がよくテレビに出てましたよね。力士みたいな体躯なのに,奇抜なファッションにメイクで身を包み,しかも歌い出すとオペラを越えて,まあ独自のどろどろの高音で歌う男の人でした。
 美輪明宏もそうです,「わたしの~お墓の~まーえで~」の人もそうです。歌手じゃないけど,志茂田景樹とか,こういう奇異・奇抜なものはテレビ受けしますよね。彼らがどういう理由でそうなってしまったのか,まあいろいろあったんだろうけど,問題はそういうところよりも「見てくれ」と「話題性」に彼らの存在意義を見い出し,実は音楽のことなんてどうでもいい・・・・・これがテレビの番組制作の正体です。フジコヘミングとか,最近では盲目の辻井伸行君とかの扱いもそうです。

 そして,彼らはそういう人たちを一様に「個性的」と形容します。

 そうです,世は個性の時代。みんな違ってみんないい。結構なことです。

 みんなみんな一様に個性的。←なんかどっかおかしくなってますよね。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 
 何のこっちゃ自分でもよくわかんなくなってきました。ただ一言付け加えておかなくちゃいかんことは,佐藤氏の「ベーシックな実力」について,疑う余地は全くない,ということです。これは聴けばすぐに分かります。
 問題は「なのになんでそんなに歌舞く必要があるのか」というところなんですよね。そこが理解できなくて,むずむずしてしいるわけです。
 そして,そんなことで,なんで自分はむずむずしてしまうんだろう,という問いです。

 結局ブーメランなんです。

 氏の狙いはこれなのかも?
 



 すみません,まったくもって,小難しいことで長文書いてしまいました。
Posted at 2018/08/29 15:38:37 | コメント(2) | トラックバック(0) | 音楽 | 音楽/映画/テレビ
2018年08月28日 イイね!

こりゃ,こまったなぁ・・・・

こりゃ,こまったなぁ・・・・ 久々にこんなに高い雑誌を買ったのは理由があって,「オマケ狙い」です。

 とあるブログで紹介されていた,こいつが欲しくてついつい・・・・・



 「桜レーベル」と言って,高音質のクラシック専門のレーベルのサンプラーがオマケでついてきていて,その録音が凄いと紹介されてました。

 〇 ホールでの演奏で,オフマイクで,圧縮操作をほとんど感じない
 〇 録音後の意図的な音の操作がほとんど感じられない
 
 なので,演奏場所の空気感や音場の再現性が素晴らしいんだそうです。

 で,会社帰りに早速買って,車内ですぐさまびりびりと付録の紙を破り,すぐさまオマケCDを聴き出す五十路過ぎのおっさんです。

 開始早々,早速録音レヴェルの低さに驚き。なかなか見ない数字までボリュームをぐいっと上げます。

 音が出た瞬間,なるほどなかなかリアルで厳しい録音です。

        うん。大好物です。

 しかし,です。前奏が終わってヴァイオリンが弾きだしましたら,「?!」ということに。

 次の曲,エルガーの有名な「愛の挨拶」では,さらに「??!!」ということに。

 佐藤久成というヴァイオリニストらしいんですが,ご存知の方,多いんでしょうか?

なんでも,宇野某という有名なお方がイチオシだった(故人)ヴァイオリニストらしく,一聴して「オイストラフかクライスラーか?」みたいな,今の時代の人じゃない「節」を感じました。要は

 クセが凄いんじゃ!

そのものです。「好き」か「嫌いか」と問われたら,現状は正直「好みの範疇にはならない」というところでして,困っちゃってます。
 あと,一番気になるのは,有名評論家や雑誌が絶賛していること。←こういうの,気味悪いですよね。

 さらに困ったことは,この「桜レーベル」で,この人以外のヴァイオリンが聴けない,というところです。

 ピアニストは何人も出て来るのに,です。

 という訳で,現状,録音サイコー!!演奏ビミョー!!

 これ,どうしたらいいのー!??

もちょっと聴きこんでみるしかないか。。。

 ヴァイオリンにお詳しい方,そっとでいいからご意見お聞かせください。

 
Posted at 2018/08/28 20:58:15 | コメント(2) | トラックバック(0) | 音楽 | 音楽/映画/テレビ
2018年08月05日 イイね!

旅のお供の一部・・・・・

旅のお供の一部・・・・・ 最初は新潟まで一人旅です。あとから妻と息子が飛行機でやってきます。
 これらのCDが聴けるのは,それまでの間かな。
家族車になったら,子どものリクエスト一色になっちゃうとーちゃんあるある。

さて,台風も現地で落ち合う感じになっちゃうんでしょうか。

 また何がおこりますことやら!!
Posted at 2018/08/05 18:13:57 | コメント(3) | トラックバック(0) | 音楽 | 音楽/映画/テレビ

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