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tetsunobuのブログ一覧

2018年03月19日 イイね!

付録・・・2次元情報に3つめを乗せること



 息子と毎日のように見ている。
その中で「どっちが本物?」というコーナーがある。


 この二つ並んだカップのうち,どっちがニセモノなのか,わかるだろうか。

 正解は・・・・






 実は,こういうことになっている。





 トリックアートの一種だと思うが,恐らく右側の画像を作り出せるソフトがあるのだろう。でもこれって,今はテレビの画面という平面で見ているから,見事に欺されるのであって,実物だったら見破れるのかも,と思う。
 ただ,テレビで見る限りではどんなに頑張っても,左右のコップの質感・立体感は「同じ」なのだ。
 これ,他にも「鉛筆シリーズ」「みかんシリーズ」があるが,どれも分からなさすぎてショッキングでさえある。

 からくりは恐らく,左側の本物のカップと同じに見えるよう,右側の「写真」にデータを載せているのだろう。
 視覚が「立体だ」と勘違いするような情報を,コンピュータ分析して,そのデータを具体化して,それをプリントアウトしたんだろう。

 ということは,右側の「写真」には,カップを斜め上から見た時の「三次元的立体視覚情報」が盛り込まれているわけだ。

 しかしショックである。一番最後の「びろ~ん」という長い写真は,本物とは似ても似つかないものだ。形ばかりか色合いさえも,実物のカップとは違う。

 でもこれは,「斜めから見た時」にこそ,本物そっくりになるよう,調整されているのだ。

 つまり,「テレビの画面」という「縦横(上下?)」しかない二次元の世界でも,しっかりとカップの膨らみや奥行きという「立体(三次元めの)情報」を,しっかり盛り込んでいるのだ。

 ・・・・・・・・・・・・・これを聴覚に置き換えることはできないだろうか。・・・・・・・・・・・・・・・

 左右前後という二次元しかないと思しきところに,「高さ」の情報を盛り込めば,聴く側は十分にそれを認知し,高さを感じることができる。→三次元音響だ。

 逆に,一番最初の画像「ピタゴラ」のタイトル画面を見ても,立体感は何も感じないのは,「そういう情報が入っていないから」だ。→二次元音響

 もっというと,カップの最初の画像で,本物の方のカップを見て既に「立体感」を感じているではないか。
 テレビという二次元の画面であるにもかかわらずだ。

 これはつまり,普通に映したカップの像から,既に私たちは「立体情報」を知覚している,という証拠なのだ。

 言うまでもなく,テレビ画面は二次元でしかないのに,だ。

 そう言えば,漫画家は,漫画という二次元の世界に,いかにして「肉感」とか「遠近」とかの立体情報を入れ込むかに苦心し,影を入れたりぼかしや星を付けたりしているではないか。

 男子ならば,ドキッとするほどなまめかしい肉感を持った女体(○。○○の膨らみ!!とか)の漫画を見た覚えはあるに違いない。

 視覚でできることならば,聴覚でも可能なはずだ。
 
 「スピーカーは二つしかないんだから,二次元の定位しか得られるわけがない,」

 そう決めつけないで,純粋な気持ちで聴いてみたらどうだろう。

 ただし,「立体情報の入った音源」でなければ無駄だろうが。

 
 
 というわけで,もう三次元の話は終了します。

 長々と失礼いたしました。
Posted at 2018/03/19 10:36:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | 音楽 | 音楽/映画/テレビ
2018年03月16日 イイね!

定位の上下って・・・?③ 声楽音源編 

 「2チャンネルオーディオには,上下の定位は存在しない」のかという疑問。

 ただ,改めてここで確認したいのは,自分が書いていることはあくまで

 「I think」または 「 I feel」ということなので,そういうもんかと思っててもらえばいい。こういうことを真面目に研究されている方もいるわけなので,そういう方に異論を唱えているんじゃないってことだ。

 ところで,「音場」と「音像」についての捉え方だけははっきりさせとかなくちゃ。
 まず「定位」というのは「音像定位」ともいうやつで,歌なら人(口),楽器なら楽器の形が,耳で聴いて浮かび上がる像のことだ。
 対して,「音場」というのは,いくつかの音像が存在している空間,響きの届いている範囲という感じだ。ヴォーカルがソロで歌っている場合,広大な音場の中に音像が一つ,ということもある。
 いろんな考え方があるかもしれないが,今回はそういうことで話を進めていきたい。

 次にあげるのはまさにそういう曲が入った珍しい音源だ。縦方向の「音場」の広がりがすごい。

 マニアの間では有名な「カンターテドミノ」という,教会収録での宗教音楽のアラカルト。全体として空間情報の多い優秀録音だが,その中で一番わかりやすいのが,ソプラノソロがアカペラで歌う2曲だ。ソロの音像がダッシュボードあたりにあるが,教会の天井付近への響きは,ルームミラーをはるかに超えて斜め60度くらい上方まである。教会らしく「縦長」の音場である。奥行方面へも響きがすーっと溶け込んでいくさまは圧巻。
 これを挙げてきた理由は,特に教会収録の音源には,こういう曲は普通にあるという事で,その一番わかりやすいのがこれだということだ。
 で,これに「定位」が加わるのがこれだ。


 キングスカレッジ合唱団の聖歌集。イギリス最大級の大聖堂の天井の高さが,まあまあ捉えられた録音だ。その中でポイントは,ただ「音場的」に高さが出ているのではなく,「音像」が上にあるよい例が存在する。「アレグリ作曲のミゼレーレ」だ。モーツァルトがらみで有名な曲だが,それについては割愛。この曲はアカペラなのだが(オルガンの音がない分,響きの行方が分かりやすい),一節歌うごとに,合唱団とは別動隊の「ソリ(ベースもテナーもいる)」が,ワンフレーズ歌うのだ。ソリたちは,オルガン席なのか,バルコニー的なところなのか,とにかく高い場所,そしてはるか遠くに完全に定位する。そういうふうにもともと作曲されているらしいのだ。ボーイソプラノの信じられないようなハイトーンは,車内のルームミラーより上の位置から聴こえ余韻はそのさらに上方に展開する。続いて本隊の合唱団が歌いだすのはダッシュボードの上あたりだからよくわかる。
 「ミゼレーレ」はいろんな合唱団が取り上げているのだが,どこもたいていこういう「上方配置」にしているので,お試ししやすい音源だと思う。

 次はこれ。


 ヴォーンウィリアムスの交響曲第3番「田園」だ。これの第4楽章の冒頭と最後に,ソプラノソロのヴォカリーズが出てくる。女神的な感じなのだろう,総譜にどんな指示があるのか知りたいが,テレビで見た時は舞台とは別な,会場の高ーい席から歌っていた。何か意味があるのだろう。
 
 このCDは普段何の違和感もなく聴いているのだが,今回改めてそういう耳で聴いてみると,やっぱり高い場所にいる。ソプラノが高音で声を張る時特有の,天井方面へ音が廻る感じは,正しく天国の響き。この録音の場合は,ソロの歌い出しはルームミラーのあたりだ。
 ただこれは,知識としてもう「ソロは上」という先入観があるから,そういう耳で聴いているのかもしれない。

 これらの音源を並べて来て,ふと気づいたことがある。ソロが歌っている「高い場所」というのは,言い方を変えれば「天井に近い場所」ということになる。建物は6つの壁に囲まれた箱だ。音源が,箱の中心で歌うのと,いずれかの壁に寄って歌うのとでは,声が多少「壁寄りの色」が付いたものにならないだろうか。
 ステージの左の壁近くで歌うと,それなりの音色になるのと同様に,「天井の近く」つまり,「上の壁寄り」で歌えば,「上の壁に寄っている音声情報」を含んだ歌声になるのではなかろうか。
それを自分は認識して「高い!」と知覚しているのかも?

 定位や音場を知覚させる要素は,音量だけではないことは既に知られている。位相・周波数特性・残響などがあるらしいが,左右の「音量の差」に比べればそれほどはっきりした効果を生まないらしい。しかし,である。

 効果の程度に差はあれど,「全くない」ということはありえないそうである。

 次は,さらにあからさまに摩訶不思議な音源をアップしたいと思う。

                           (続く) 

Posted at 2018/03/17 21:44:25 | コメント(1) | トラックバック(0) | 音楽 | 音楽/映画/テレビ
2018年03月16日 イイね!

定位の上下って,あるのかないのか?②



 そもそものきっかけはこのCDだった。冨田勲の事実上の遺作「イーハトーブ交響曲」は,批判はあるらしいけれど,自分は冨田ワールド全開の感動作だと思う。3/11を目の当たりにして,どうしても書かざるを得なかった老作曲家は,東北へ贈る曲として宮沢賢治をテーマに選び,そこへ未来との架け橋,使者として初音ミクを連れてきたのだろう。

 また,ミクは,異世界との交信役という位置づけもある気がする。

 録音もすこぶるいい。東京オペラシティコンサートホールでのライブ録音。「客席で聴いている」という音がする。


 画像を見て頂くと,舞台上にオケ,その後ろ壁際に大人の合唱団が並ぶ。普通と違い,左端がテノール,その右隣にソプラノ,続いてアルト,一番右側がベースだ。そしてオルガン席と言って,指揮者の正面側にあるパイプオルガンのコンソールの両側に二階の座席があり,そこをつぶして児童合唱が配置されている。初音ミクのスクリーンはオルガンコンソールのところにあり,その両側にあるスピーカーからミクの声は出ているのだろう。

 

 曲を聴き込むうちに,児童合唱の定位と,大人のコーラスの場所が上下に分かれている気がしてきた。オケの和太鼓は奥まったところにあり,音色もそういう音がしていて,場所的にも辻褄が合っている。ミクの声も正面やや上方にちゃんとある。
 ただ,「高い音は上に定位し,低音は下に」ということも,世の中普通にあることで,そう言うシステムで「自車のシステムは,上下の定位も表現できている」と勘違いしている人もいるようだ。
 
 もしやそれではないかと,注意深く聴き進めると,児童と同じ音域で歌っている「大人のソプラノ」は,明らかに下の方に定位している。

 音高で上下が決まっているわけではないのだ。

 冨田氏はLP時代よりオーディオ的にも意欲的な試みをたくさんしている方であり,野外ライブでスピーカーを付けたヘリコプターを飛ばし,聴衆の頭上から天の音を流したという伝説まである。
 今回そういうお遊びは曲趣にそぐわないのでやっていないと思うが,児童合唱(天使)をより天に近い場所に配し,「銀河鉄道の夜」の場面で「カンパネルラー!!ジョバンニー!!」などと叫ばせているところなど,魂の昇天のイメージなどを表していると思う。

 そういう音響配置的なことには,必ずこだわりのあった作曲家だったと思う。

 ならば,収録音源にもそれを求めたのは当然だ。

 マイクポジションはどうなのかと想像すると,極めてワンポイントに近い収録だと思う。

 ホールの残響をよく収めた録音だと言うことが,定位をよく表していることにつながっている,よい例ではないかと思う。

 2chステレオで3D音響がちゃんと成り立っている名盤だと思う。

                        (続く)
Posted at 2018/03/16 12:34:42 | コメント(3) | トラックバック(0) | 音楽 | 音楽/映画/テレビ
2018年03月14日 イイね!

気付いてなかった名盤があった!!

 音楽を趣味としている人で,ビートルズが嫌いな人っているんだろうか?

 かくいう自分は,子どもの頃は嫌いだった。子どもって好き嫌い激しいし,味わえる範囲が狭いから仕方ない。今じゃもう・・・・ビートルズは好き・嫌いという範疇を超えた存在だと思う。

 彼らの曲を嫌うというなら,世の中のかなりの範囲の音楽を否定することになるだろうし。

 うちの息子はラーメンは好きだがネギは嫌い。←なら,ラーメン食べるなと,妻に言われている。
 牡蠣が嫌い。あさりも嫌い。ホタテもアワビもサザエも嫌いなのはいい傾向だ。好きになってもらったらこっちが困る。でもハマグリだけは好きだから,時間の問題のような気もする。

 学生時代,同じ音楽集団にいた友達が,モーツァルト嫌いだった。
 思えばやっぱり,そいつはお子ちゃまだったのだと思う。
 「どれを聴いても同じにきこえる」とほざいていた。きっとそいつは「レクイエム」を聴いてはいなかったんだろう。
 今どうなのかは確かめてないが,当時そいつは「ブラームスは好きだ」と言っていた。

 さて,表題の話。自分がずっと大好きなヴォーカルグループで,「キングス・シンガーズ」というのだが,この人たち,「ヴォーカルアンサンブル界のドゥービーブラザーズ」だと自分は思っている。その道で金字塔を建てるほどのキャリアを持ちながら,オリジナルメンバーがどんどん入れ替わっていく。でも,どんなにメンバーチェンジしても,サウンドとクォリティは決して変わらない。キングスシンガーズも同じだ。

 メンバーはイギリスのキングスカレッジ合唱団のOBからなることが多く(つまり全員男),一人一人がソロで活躍するほどの力量を持ちながら,6人集まれば完璧なアンサンブルを展開する。

 もう一つの特徴はジャンルレスなこと。宗教音楽やマドリガルと言った伝統的な曲はもちろん,難解な現代曲から,世界の民謡・・・・要は,彼らがいいと思った曲は何でも歌ってしまう。その際,コーラス用に編曲しなくてはいけないので,だいたいメンバーの誰かが楽譜を書く。それがまた絶妙で,どんな曲だろうが自分たちのオリジナルのような音楽に仕立て上げてしまう。

 矢野顕子さんのファンの間では,「他人(ひと)の曲。矢野が歌えば矢野の曲」という俳句が有名だが,これの世界バージョンが,キングスシンガーズだ。



 前置きが長くなったが,このアルバム。

 「カオデでクラシックなんて聴けないぜ」
 「カオデで合唱なんてちゃんちゃらおかしいぜ」
 「でも俺もそろそろ,落ち着いた曲を聴いてみたい年になったよなぁ」

 という人で「ビートルズは嫌いじゃない人」に,是非是非聴いてもらいたい。

  https://www.youtube.com/watch?v=yFPDWNY7_S8&list=PLIPs75HetAvv7SLsQ3KHYtU8g4CN6gWXT

 

 80年代の録音なのだが,すこぶる音がいい。フロントガラスの向こう側に,六人の口がずらっと並ぶ様は壮観・または異様,でもとっても面白い。自分はこの「イエスタディ」を聴くと,彼らを生で聴いたコンサートを思い出す。あまりの美しさ,見事さに陶然となり,その後しばらくは,「別の音楽を耳に入れたくない」と思ったほどだ。

 ちなみに彼ら,スタジオ録音の時とライブの時,それもマイクありとなしでは発声法を変える。そのどれもが見事だ。

タイトルの「気付いてなかった」というのは,もともと持っていて何年も聴いていなかったのだが,最近久々に聴いてみて,改めてこの盤の貴重さを認識した次第。

 世界最高のコーラスグループが歌う,もはや伝説となったバンドの名曲の数々。
 これを聴いて,「クラシックは・・・,ロックは・・・」などと,ジャンルの垣根の話をまだ続けるつもりかどうか,一度ぜひ試してもらいたい。

 そういう意味でも,名盤中の名盤だと思う。
 
Posted at 2018/03/14 11:52:57 | コメント(1) | トラックバック(0) | 音楽 | 音楽/映画/テレビ
2018年02月06日 イイね!

山爺さーん!

山爺さーん!よく見たら、持ってたー!!
なんでやねーん!

それと、こっちもー!!


やらかしましたー!!
でも、買わなくてよかったー!
Posted at 2018/02/06 22:07:45 | コメント(2) | トラックバック(0) | 音楽 | 音楽/映画/テレビ

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「@良いパパさん こっちの地方でも、名店なのに続けられなくて閉める、みたいなことがちょくちょくあって、心配です。」
何シテル?   09/03 19:21
 2019.8 250000㌔を共にした前車から乗り換え,スバル エクシーガクロスオーバー7で,新たな旅に出ます。  ※ 2020/08/05 東北遠征2...
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