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2015年04月27日 イイね!

異物撤去,その後再調整

異物撤去,その後再調整 先日,ツィーターすぐ横の,もともと純正ツィーターが収まっていたプラスチックのケース(マウント?)を撤去したら,音の見渡しが良くなった。その後,メクラ板がわりにレザーやらフェルトを貼って,しばらく聴くうちに,なんだか「物足りないなぁ」という感じがしだした。ボーカルなどはいいのだが,クラシックが楽しめない感じ。諏訪内晶子さんのソロブァイオリンに潤いがない気がしてきた。

 あ,そうだった。バッテリー替えてから調整してないんだ。

 で,ついでなんで各所のボルト・ねじ系をできるだけ締め直す。

 思ったとおりミッドバスは緩んでたし,スコーカーは片側のキャップボルト2箇所のみ少し回った。

 こういうのが結構効くんだよな。

 ドアの内張りを止めているネジ類(レカ゜シィは内張りが緩いので,ネジ止め箇所を数箇所増やしている)をちょっとずつきつくする。

 これをやる前と後で,周波数ごと正弦波調整CDで比較すると,明らかに高音の暴れが収まるのが分かる。800ヘルツのピークや3.15キロヘルツが幾分収まっている。

 物足りない感じはこの辺りにも原因があったのだろう。

 改めて音楽を聴きなおす。200ヘルツあたりもいじったのも相乗効果で,とってもいい感じ。なんだか久々に頭じゃなくって,リラックスして曲に浸れる感じになってきた。

 ふー,と息が吐けて和む感じ。珍しい。でも,グライコはギザギザなんだけど。

 とりあえずは仕事帰りのもうひと仕事(?)も無事に終え,スッキリ帰る平日のおとーさんでした。

 (タイトル画像は文章とは無関係の,先日のキャンプ写真)
Posted at 2015/04/27 22:47:25 | コメント(0) | トラックバック(0) | カーオーディオ | クルマ
2015年04月21日 イイね!

なつかCD~ ②

なつかCD~ ② 懐かしいし,しかも今だに現役だ。しょっちゅう聴いている。あまり録音はよくない。でもいいのだ。

      大貫妙子 「プリッシマ」

 「青春」って世代ごとにあるような気がする。十代の青春。そして二十代の青春。そのあとも青春が続く人もあれば一気に老け込んでいく人もいるだろう。ただ,多くの人が経験する「結婚前後の青春」,成人して大人の世界で苦労をして,そんな中で見つけた人とうまくいったりいかなかったり・・・・そんな「心震わす大人たちの歌」がここにあるような気がする。まあ,このあたりは多分に自分の経験と主観が入ってしまっているのだが。

 このアルバムは1曲目から終曲まで,繋がりがなさそうで実は一つのツィクルスとなっている,「歌曲集」の様相を呈している。自分が特に好きなのは,壮麗でありながら透明な一曲目「テーマ・プリッシマ」(この一曲だけでも一聴の価値あり。オーケストレーションもすごい),「グッドラック!小さなショーウィンドウ」(「いつか買う約束したエンゲージリング 誰かのものになった・・・」個人的に胸えぐられる曲・・),「或晴れた日(なんと伴奏は矢野顕子のピアノだけ。なんと静謐な世界・・・),そして「テーマ」がインストで再び流れ,最後は「月のきざはし」で静かで明るい,でも温かい微笑みで終わる。

 これを書いていて思いついたのが,ロベルト・シューマンというドイツ歌曲の作曲家が「詩人の恋」という歌曲集を作っているのだが,それとに通うところが随分ある。詩人は美しい五月に恋に落ちるが,様々あって結局その恋は夏に終わる。途中,生きているのか死んでいるのかよくわからない世界を詩人は彷徨うが,最後には自分の恋を巨大な棺桶に投げ込んで,やけっぱちに川に流してしまう。歌はそこで終わっているのだが,その後,長大なピアノの後奏が,詩人が新たな人生を明るい方向に向けて歩んでいくことをイメージさせて終わる。曲同士の繋がりも綿密な計算で見事に作られている。

 大貫さんがシューマンを意識していたかどうか定かではないが,この「プリッシマ」というアルバム,ぜひとも通して聴いてみたい。私たちが,一端の大人になって,仕事も抱えながらの恋愛という経験の中,再び立ち上がることのできないほどの傷を負いながらも,また歩き出す,そしてその先には輝きがあり,幸せがある,そんなアルバムだと思う。というよりは,これを聴かずしてジャパニーズポップスを語ることなかれ。

 ちなみに,これのSACDなどは発売されていない模様。でもハイレゾはあるみたいなので大助かり!

 
Posted at 2015/04/21 23:07:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | 音楽 | 音楽/映画/テレビ
2015年04月20日 イイね!

なつかCD~ ①

なつかCD~ ① 久々にこれが聴きたくなった。ブルックナーの交響曲第8番,エリアフ・インバル指揮,フランクフルト放送交響楽団,1982年版

                    「第1稿による演奏」

 なぜこの盤を買ったのか覚えていない。初めは通して聴くのも大変だった。ブルックナーである。なにせ長い。しかもおんなじことの繰り返しを延々とやっている感じがする。当時時代はマーラーブームで,「マーラー」→「デンオン」→「インバル」という路線で買ってしまったらしい。

 その頃の自分はオーディオよりカメラに凝っていた。八ヶ岳山麓に前日深夜入り,車中泊した後,朝焼けを撮ろうと目論んだ。当時乗ってた軽車にはカセットレコーダー(デッキではなくラジカセ)しかなく,長時間ドライブになるからと,この「長い」ブルックナーを持っていった。当時の若者は,CDを買ったらカセットテープにダビングして車で聴くものだった。

 夏の深夜,中央道を降りて山麓に差し掛かる頃,小さなラジカセから流れるこの曲の第3楽章が,心に染み入りだした。思わず車を止め,空を見上げた。
 
 ハープの分散和音とともに,弦が宇宙を奏でていた。それは星のさざめき,永遠,神秘・・・・言葉に置き換えるのも陳腐に思え,ひたすらその共鳴に浸った。

 そして八ヶ岳の朝,キャベツ畑のど真ん中で,めくるめく天空のドラマに,ブルックナーは見事にリンクしていた。

 そうかこの音楽は「自然」なのか。「宇宙」かもしれない。とにかく,都会でちまちまやっている時には気付かなかったスケールの音楽なのだ,と悟った。

 以来,縦走登山をするとき,見渡す限り誰もいない空間に浸るときなど,もちろんiPodのような便利なものがない時代のことだから,「脳内ハードディスク化」した音楽を頭に持ち歩いて,いつも楽しんでいた。

 ところでこの盤の面白いところは,当時滅多に見当たらなかった「第1稿」による演奏だということだ。ブルックナーという作曲家は,一度書き上げた楽譜を,誰かになんか言われるとすぐに書き換えてしまうという癖があり,結果いくつもの「版」があり,演奏家はどの「版」を使うのかが問われるという,演奏家泣かせなのだ。しかも,この八番は最も書き換えまくられており,巨匠と呼ばれる指揮者はみな,かなり手の入った版を使っていたりして,初稿で演奏する人は滅多にいなかったのである。

 そんな頃,インバルは誰もやっていなかった,評判の悪かった初稿であえて勝負した。

 当時のこのCDの評判は「歴史的価値はあるが演奏そのものはイマイチ」というのがほとんどだった。しかし,自分は最初にこれを買ってしまって,これでもって「宇宙体験」をしてしまったのだ。他の演奏を聴いてもかえってそっちの方がピンと来ない。なんだか面白くないし,

 「えっ!なんでそこからそんなとこまで跳ぶの?」と戸惑うことしきり。

 なにせ「脳内ハードディスク」にメモリーされてしまっているのだ。

 しかし,最近はこの「版」も再評価されているようである。ザマミロ。習字だってなんだって,結局最初に書いたものがある意味一番いいってもんなのだ,わはは・・・・・

 インバルは近年も日本のオケでこの初稿を録音しているらしい。それもまた買ってはみたいのだが,いかんせん,この曲ばかりCDを買いすぎている(何枚持ってるんだか忘れたくらいだ)。またの機会にしよう。

 音質はなんだかぐしゃぁーっとして,うわおぉぉんという感じのブルックナー節全開な感じで,あんまり良くないと思う。それでも自分にとって,この曲に関してはこのCDがベストだ。

 初稿を知らない方からすると,なんじゃこれ的な演奏だと思う。それくらい違うのだ。  
Posted at 2015/04/20 23:07:13 | コメント(1) | トラックバック(0) | 音楽 | 音楽/映画/テレビ
2015年04月01日 イイね!

心に残る川,心に残る旅

心に残る川,心に残る旅 月末,今季初キャンプに行ってきた。いつものように,キャンプ場を使わずできるだけ無人の河原を占拠して,流木を集め極力巨大な焚き火をしながらのものだ。
 ただ季節がら,まだ水にはあんまり入れないし(でも結局,息子は結構な時間入っていたが),まだカヤックに乗るのも嫌がるので,キャンプは一泊二食の宿代わりで,結局観光の旅になった。

 時期としては桜の頃だ。あちこちの桜の名所の便りの中から,「宮川堤」を選び,寄ることにした。

 さすが天下のお伊勢さんゆかりの地,見事な桜並木である。ほどほどに賑わっており,よく見るとライトアップ用電飾もなく,新聞社の小旗の羅列や商店街の提灯行列もない。シンプルなのに桜そのものは豪華絢爛という,とても気持ちの良い名所だった。

 ぶらぶら歩きながら,そこでふと思い出した。

 まだ子供が生まれる前,今も乗ってるこのレガシィランカスターで,自走としては西方向最長距離まで行った,山口県岩国市の錦川のことである。
 岸辺の桜と菜の花を味わいつつ,錦川をカヤックで下り,錦帯橋という見事な橋があり,そこがカヤックの上陸地点だった。見上げれば岩国城というその場所は,これまた見事な桜の名所だった。
 
 あの時の楽しさが蘇ってきた。

 「いい川とは,心に残る川なのだ。
  初めてなのに,離れがたいと思わせる川なのだ。」

 当時自分はそう書いていた。

 6年も前のことだし,たったその一日寄っただけなのに。

 あの日のことを,こちらのページにも残しておきたくなったので,フォトギャラにあげてしまった。

 読み返しながら気づいたことがあった。あの旅の少し前,自分たちは同じようなキャンプカヤック積載状態で,廃車寸前になるほどの事故に遭っていたのだ。
 あの旅は,その事故から立ち直っていくまさしくその時期のものだった。
 だからあの旅は「復活のための旅」だったんだと思う。あの旅がなければ,ひょっとしたらもう「ロングツーリングはできない夫婦」に,私たちはなっていたのかもしれなかった。

 
 https://minkara.carview.co.jp/userid/552538/car/595904/4236784/photo.aspx
Posted at 2015/04/01 16:37:17 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 旅行/地域

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「さっき整備手帳をアップしようとしたら、画像抜きしか載せられなかったので、画像は追ってアップします。」
何シテル?   08/15 22:04
 2019.8 250000㌔を共にした前車から乗り換え,スバル エクシーガクロスオーバー7で,新たな旅に出ます。  ※ 2020/08/05 東北遠征2...
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