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2016年08月31日 イイね!

夏休み家族旅行 東北ツアー⑦ 会津若松

 今日は涼しいうちに会津若松の市内観光をして,早めに帰ってきたらまた湖水で遊ぼう,という計画だ。

 しかしまあ,連日の自分のブログを読み返してみると,なんと「蛇足」の多いことか。本来の旅行のこと以外が結構多い。

            いかん,これは年寄りの論法になってきている。

 そんな文章に「イイネ」を頂くなど,読んでいただいているだけでも申し訳ない。本人としては,今書いとかないと忘れてしまいそうなので書き殴っているのだ。
 実際,これまでしてきた旅の分量に比べて,驚くほど記憶が少ないのに危機感を覚える。もったいない。
 頭の容量の問題かも知れないが,申し訳ないと言いつつ,今日も書いてしまう。


 会津若松ではまず飯盛山に向かう。お目当ては「サザエ堂」だ。「ブラタモリ」の影響だ。なんとも面妖な建物で,こういう奇抜なものが建てられたことも,残っているのも珍しい。


 なんだか「リアルだまし絵の館」のようだが,どうやら,登りの人と下りの人が堂内で出くわさない構造を真面目に考えていったらこうなった,というようなものらしい。でも,大工は嫌がったろうなあ。直角という箇所がほとんどないのだ。



 この近辺は,一帯が「白虎隊記念の地」になっている。だれそれ自害の地,イタリアの誰かから送られた記念碑,猪苗代湖から導水してきた用水トンネルだが,そこに隊員が泳いで身を潜めていたなど,リアル過ぎて怖い。


 いやあそれにしても暑い。

 やっぱこうなる。

 その後はお決まりのお城見物。そこでもまた,会津戦争について,これでもかと展示されている。

 熊本に行ったときにも感じたが,ここは内乱の地なのだ。「中央」政府によって弾圧された「地方」というのは,姿は滅ぼされてもその「精神」だけは頑なに守り続けようとする。この地にはそんな気配が満ちていて,なんだか自分も背筋がしゃんとしてしまう。
 これ,気に入ってしまった。

 一番驚いたのは,砲撃によって見るも無惨になった姿のお城が,写真として残されていることだ。そして戦後,天守閣は「あまりにも無残だ」ということで,地域住民が自らの手で取り壊した,ということだ。
           なんと慚愧に耐えぬことだったろう。

  

 キャンプ地に戻る前に,市内で買い出しをする。今夜は猪苗代最終夜だし,この後はユースホステル泊まりになるのでキャンプ最終夜だ。ちょっと羽振りよくいろいろ買ってしまう。

 戻ってみると,少し離れた場所にテントを張っていたグループがいなくなっていた。キャンプスタイルも様々だが,この人達を見てびっくりしたことがある。
 最初に一家族が来て,子どもとお父さんが荷物の搬入をし終わったのだが,その後,テントを張るでもなく,テーブルを組み立てるでもなく,なんにもしないでみんなぼーっとしているのだ。
 「疲れて休憩かな」などと思いつつ,トイレに行くついでに近くを通ったらびっくりだ。

 彼らが今から過ごそうとしていると思しき四角い区画一面に,「白い粉」が撒かれているのだ。
 そして傍らに,「アリ・ムカデに劇的効果!」などと大書してある,黄色い一斗缶大のボトルが置いてあったのだ。

 農薬じゃないか!

 彼らは恐らく,今から自分たちが過ごす地面にいる全ての虫を毒殺し,その農薬散布された上にテントを張って寝転び,テーブルを立てて食事を作って食べるのだ。

 自分は何日か前からここに来ていて,確かに巣穴も多く,アリは多いけれどそんなに気にもならなかったし,刺されることもなかった。アブやブユなどの刺されるとやばいものには警戒していたが,ここのサイトには険悪なものは見当たらず,安全・快適だったはずだ。

 こういうのは初めて見た。しかも,この人達はレイアウトも変で,湖水から陸に上がってきて,すぐの所にまずテントが張ってあるのだ。普通は,水際から上がってきたところに,人々が行き交う通路のような間隔を確保するものだと思う。でないと,湖水浴客は岸辺の移動ができないではないか。この人達は,水際にテントを張り,その次にテーブルなどのリビングスペースを後ろの木立の所まで広々と取っている。おまけに途中からいくつか家族が合流したらしく,居並ぶテントは若狭湾の舟屋のような状況になり,つまり,この家族らのサイトによって,湖岸の通行は完全に分断されてしまったのだ。
 なので,ここを横切るときは,波打ち際を通るか,木立の中の細い道を通るしかなくなった。
 しかも,しばらくすると,何人かがリクライニングチェアを持ち出して,もっと水際まで進出して本を読み出す。
 あきれた自分は,最終的には彼らのサイト内を突っ切ってトイレに行っていた。
 そういえばこの人達,昨夜は「湖に向かって」ロケット花火を打ちまくっていた。

 どこから来た人たちだろう。少なくとも地元ではあるまい。
 あとから妻から聞いたのだが,トイレ掃除などは早朝に地元のボランティアがやってくださっているらしいのだ。
 
 おっと,またまた「蛇足」が増えてしまった。

 この日は息子が本当に水遊びに熱中した日だった。日は傾き,親は寒くなって引き上げても,息子は上半身裸でずっと砂と戯れていた。寒さ知らずというか温度感覚が麻痺しているのか,どうもやっぱり子どもの遊びのツボはよく分からない。

 傾きかけた日差しが木陰を縫って,息子の顔だけを照らした。なんだかとても印象的な姿だった。


 この夜は旅で一番の海風(湖風?)に吹かれ,タープが飛ばないか心配だったが,なんとかしのいだ。件のやらかし家族達が湖側にテントを張った理由が分かった気がした。テントをリビングスペースの風よけにしたかったのだろう。
 
 明日はいよいよここを離れ,ゴールの地,仙台へ向かう。
 そのあとはもう,戻ってくるだけになる。
 こんな朝日を,次はいつ見られるのだろうか。
Posted at 2016/08/31 18:23:58 | コメント(1) | トラックバック(0) | | 旅行/地域
2016年08月30日 イイね!

夏休み家族旅行 東北ツアー⑥ 自然満喫・・・のはずが

夏休み家族旅行 東北ツアー⑥ 自然満喫・・・のはずが 朝食が終わると早速水遊びだ。昨日見た澄み切った水は,風で波が起きるとかき回されて濁ってしまうらしい。ただ,濁りはあっても水はきれいなので,息子も嬉々としてバシャバシャに突入。

 こやつはライフジャケットよりも浮き輪が好きらしい。足が全く着かない場所でも平気で行ってしまうので,浮き輪の時は付き添うしかない。まだ「泳ぐ」も「潜る」もできないし,補助具なしで「浮かぶ」もしたことがないのに,どんどん行ってしまうので危なっかしくてしょうがない。いずれは怖い思いをする事になるのだろう。まあ時間の問題だ。
 ただこの日は,なんとなく持ってきていた救命ロープを投げたら大はしゃぎだった。子どもの遊びの「ツボ」というのは本当によく分からない。

 ひとしきり遊んだ後は,磐梯山の麓まで行って,高原歩きを堪能する計画。子どもの脚力に合わせて五色沼のハイキングということにした。
 そこへ向かう途中に,磐梯山3Dワールドというところになんとなく入ってみて驚いた。

 というか,それまでの無知を恥じることになるのだが,ここ磐梯山は,明治時代に大爆発を起こして付近の村は全滅,何百人もの死傷者を出した大惨事の地なのだった。村ごと水没し,それでできた湖には遊覧船が往来し,火山活動で生まれた沼などで今の景観が生まれた。猪苗代湖側から見る美しい磐梯山の景色は,反対側から見ると,山1つが吹っ飛んだ跡の「爆裂火口」が今も生々しく残っていた。


 そういう史実を全く知らずに来てしまった自分。ひょっとしたら「観光地的には,あまり知られたくない歴史」だからなのかも知れない。
 しかしまあ何も知らずに入ってびっくりの3Dワールドだった。いきなりの噴火シュミレーションのコーナーで,息子はどん引きとなった。ただ,どんなに引いても仕方がない,自然とはそういうものなのだ,ということも知らせていかなくては。

 もう一つ別に気がかりなことがある。ただの思い過ごしなのだろうが,自分たちがこれまで訪れた地には,その後,某かの災害が見舞うということが多いのだ。どうしてだろう。また,自分たちが旅行中に限って,世界のどこかで大きな事件・事故が起きていて,海外ではCNNニュースでそれを知るということが続くとちょっと戸惑う。

 ・ 10代少年のバスジャック殺傷事件(東北旅行中) 

 ・ コンコルド墜落事故(カナダ旅行中)

 ・ アメリカの大規模停電事故(イタリア旅行中)

 ・ インドネシア大津波災害(ニュージーランド旅行中)

 また,帰ってきたらその場所に異変が起きたというのもある。

 ・ ニュージーランド,クライストチャーチ大地震

 ・ 熊本地震(熊本城やトロッコ列車のあたりの甚大な被害には目も当てられない)

 ・ 秋田県乳頭温泉雪崩事故

 その他,死者こそ出ていないが,通った翌日に上高地の釜トンネルが崩落して通行不能というのもあったなあ・・・・まあ,あそこはしょっちゅうか・・・・
 
 それにしても,だ。「ここは素晴らしい。また来たい!」と思った場所に限って災害に見舞われる。思えば,高校生の時に,サイクリングで御岳から帰ってきたら三日後くらいに噴火したのは,その走りだったのかもしれない。

 自意識過剰の思い過ごしに決まってはいるのだが,いい気分でないことは確かだ。
 私らはひょっとして疫病神?

 ちょっと心配なのでさらっといくことにする。






 その夜,やっと普通に焚き火ができた。遠雷に少々怯えながらも,トングで薪をさばく5歳児。泳ぎ,山を歩き,ボートを漕ぎと,また少し経験を重ねていく。


 うーん,やり過ぎか?
Posted at 2016/08/30 20:09:34 | コメント(2) | トラックバック(0) | | 旅行/地域
2016年08月26日 イイね!

夏休み家族旅行 東北ツアー⑤ 安達太良~郡山

 今日は妻子と合流する日だ。もう一人旅もおしまいだ。
 
 自分が一人で先に車で出発し,何日か後に飛行機とか新幹線で妻子が飛んできて合流,あとは一緒に回るというスタイルは,ここ何年かやってみた。最初は確か,愛知県から自分がひとりで出発して岡山で家族と合流し,四国を回った。その次の旅は愛媛の松江で合流し,山口→広島というコースだった。いずれも帰りは駅でお別れ。妻子は新幹線で帰り,とーちゃんはまた一人旅で何泊かして帰ってくるというものだった。
 この,自由だがちょっと寂しいスタイルは,嫌いではないのだが,やはり,新しいものに触れて目を輝かせる息子の姿を見るのは何物にも代えがたい。

 でももうちょっと楽しむぞー!

 昼過ぎに郡山へ行けばいいので,それまで少し足を伸ばして,安達太良山麓の岳温泉というところに行ってみた。高速のインターを降り,次第に山道を登っていくと,唐突に「除染作業中。徐行お願いします」の掲示と共に,側溝をさらう作業員さん達を見かけた。中には,ニュースでしか見たことのない,線量計と思しき計器を見ながら歩く方もおり,中部にいる自分には知り得ない福島の現状を垣間見た。

 いまや「HIROSHIMA」と同じくローマ字表記で世界に知られた福島だ。チェルノブイリと同規模だと思っている人も多いと聞く。そうか,中国語が激しく飛び交う観光地に慣れた自分が,この旅で感じている「静かさ」は,この「外国人観光客の少なさ」によるものなのかも知れない。

 朝から日帰り入浴受け入れの露天風呂は,貸し切り状態だった。その後,看板に惹かれて「安達太良フォレストパーク」という施設に行ってみた。広大な敷地にキャンプ場やら野外施設などがいっぱいに広がっている。ここもなかなか良さそうなところだ。でもおしゃれだし,高そうだなあ・・・

 そこからお目当てのラーメンを食べるため,二本松市に寄る。「金丸本店」というのはどうやらラーメン屋ではなく,鳥料理全般の店のようだ。ラーメンだけでなく親子丼からカレーライスなどメニューは裏側までびっちりだ。どうやらここのラーメンのうまさは,鳥のうまさによるもののようだ。
(しつこく掲載。一番おいしかった!)


 そしていよいよ郡山市に突入。なぜこの日にここで合流を決めたかというと,「うぬめ祭り」があるからだ。よく知らないが,街の目抜き通りを巨大な太鼓を鳴らしながら練り歩くパレードで有名らしい。

 交通規制を回避する&駐車料金を減らすために,駅から1㎞くらいのところに停める。そこから駅まで,早速得意の人間観察をしながら,新潟市以来の街歩きをする。

 まだ日が高いうちは祭りも盛り上がらないようで,暑さのためかあまり人通りのない道を,一生懸命踊っている中高生グループなどを横目で見ながら,自分は駅ビルの室内に退避。

 しばらくしたら来た来た!

 ここへ来るまで彼は,大都会東京歩きを,おんぶ・だっこなしでがんばったそうだ。暫く見ぬ間に少したくましくなったようでバシャバシャ写真を撮ってしまうバカ親である。

 駅隣接の「プラネタリウムとしては世界最高所」という科学館で,プラネタリウムを見たり(寝たり),疑似無重力体験をしたりしながら時を過ごし,いよいよ総踊り的なのが始まったのでメインストリートに繰り出す。


 会社ごとやプライベートチーム,空手道場の門下生ご一行様など,それぞれの法被をまとって,並んでそれぞれの踊りをしながら進む,その速さが結構速い。そんな中,妻子が注目したのは,そのチーム踊りの方ではなく,恐らく飛び入り参加であろう「ひょっとこ踊り」のおじさんで,特に妻がそれに食いついた。
 「ダンスとしてもすごいわ,モダンだわ!」
 「高齢なのによく体力が持つことだわ!」
 「まあ,こっちへくるわ!」
 「まあ,お面を取ったら,普通のおじいさんだわ!」

 などと,チームダンサーズには目もくれず,ひたすらひょっとこを追いかけバチバチ写真を撮りまくる妻。
 怯える息子。
 ちょっと離れる自分。

 頃合いで,夕飯のために居酒屋に入り,出てきた頃にちょうど来た来た。


 でかい。あんまり歴史は古くないらしく,太鼓の胴体はメタル製だった。すごい迫力なのだが,スピードが速いので「さっ」と通り過ぎてしまう。
 そして暫くしたらこの祭り,8時だったか8時半だったか,決まった時刻になると「さっ」とお開きになる。交通規制も「さっ」と解除されると,人々も一斉に「さささっ」と帰る方向へ向かっている。

 なんちゅう行儀の良い祭りなんだと感心してしまう。
 酔っ払いもケンカもいちゃいちゃも,危ないにいちゃんのグラサンもメイドもバイクの騒音もない。

 ここはいろんな意味で「健全な」街なんだろうと感じた。
 あるいは,明日,引き続いて花火大会があるので,そっちに備えているのかも知れない。

 みんなで車に戻って,高速を飛ばして猪苗代湖のサイトにたどり着いたのは11時近かったか。
 無料サイトなのに,ご丁寧に裸電球の照明が湖畔を照らしている。なので,かえって周りの景色がよく見えない。
 
 明日は水のきれいな湖水で遊ばせてやろう。青いここの風景を,早く見せてやりたい。

 というわけで,珍しく焚き火もせずに,そのまま寝てしまった。
Posted at 2016/08/26 18:22:42 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 旅行/地域
2016年08月24日 イイね!

夏休み家族旅行 東北ツアー④ 猪苗代湖へ

 福島県に入り,いよいよ峠を下っていったら,変なものが見えてきた。


 なんかよく分からんが茨城にも大きな大仏さんがあると聞く。知人に「自称大仏マニア」がいて,日本全国の大仏だけを訪ねる旅をしているらしい。有名なのだろうか。
 ただ,どう見ても観光客目当てっぽいので,ありがたみがない。
 
 明日息子に会ったら見せてやろう。
 写真だけ撮った。
 はい次。先を急ぐ。

 とにかく,今後4泊もするキャンプ地を決めなくてはならない。

 ○ 景色が良い
 ○ 水がきれい
 ○ 虫が少ない
 ○ 静か
 ○ 焚き火ができる
 ○ 流木が多い
 ○ 駐車スペースから近い
 ○ 地面が,できれば砂利→砂→草
 ○ 日よけがある
 ○ トイレがきれい(周りに誰もいなければ,なくてもよい)
 ○ 水場がある
 ○ スーパーから近い
 ○ 温泉から近い
 ○ できればタダ(安い)
 ○ ジェットスキーがいない
 ○ できれば交通が便利
 ○ コンビニに近い

 などなど,いくつか相反するものもあるが,条件を言い出したらきりがない。ただ,ここには無料のキャンプ場というありがたいところがいくつもあると聞く。タダはうれしいが,それなりに条件は限られそうだ。

 ならばということで,今日は湖を一周するつもりでロケハンをすることに決めた。

 ネットなどで真っ先にヒットする有名なキャンプ場にまず行ったが,入り口に「見学だけの入場はお断り」などと大書してあって,なんだか入り口だけでもう感じが悪い。だいたいが料金が高いのは分かっている。
 こういうところは,ドイツ車でいくつもダッチオーブンを運んできて,スノーピークのタープに焚き火台,コールマンのツーバーナーで,アウトドアなのに家具までしつらえて,決してゴム草履など履かずにおしゃれなしつらえの上,やたらカラフルなひらひらでサイト周りを飾り,夜は煌々と明るいランタンをいくつもぶら下げ,コーヒーなどすすりながら読書だけしているか,お犬様と遊んでいるかの人たちなどがわんさかいそうなので,すぐに次へ行く(【注】ひがみ丸出し)。

 すぐ隣にある「小石が浜キャンプ場」は,水はきれいだしキャンプ地まで車が乗り入れられる珍しいところだったので悩んだが,有料なのにトイレが「・・・」だったので保留。5歳の幼児にとっては,野○ソよりもボッ○ンの方が怖くてし辛いだろう。

 次に崎川浜(さっかはま)というところに行ったら,なんとずらーっと路上駐車で停めるところがないし,パトカーまで来ているところを見ると,超人気らしい。でもこの状態では下見さえできないので次へ行く。

 秋山浜キャンプ場は狙っていたところだった。空いていたしトイレも水洗だったが,なんとここまで来るのに小一時間もかかっている。猪苗代湖は周囲約50㎞もあり,湖を時計に見立てると,12時のところにある街から,6時の地点にある秋山浜までは,小一時間かかってしまう。近辺には本当に何もない。ここだけで過ごすならいいのだが,あちこちへ出かけるベースとするのはいかがなものか。

 めげずに反時計回り方向にどんどん車を走らせるが,どうもこれという浜がない。既に野外ステージが組まれている「盛り上がろうぜー」系のキャンプ場からは速攻で退散。

 そうこうしているうちにスタート地点に戻ってしまった。しかも昼ご飯も食いっぱぐれていた。

 じゃあもう小石が浜に決めようか,と思ったが,大人気の崎川浜だけ下見をしていない事が気になった。もうこうなったらヤケクソじゃあ~と,一周を超えて時計の9時方向地点まで行ってみたら,驚くほど駐車が減っていた。
 ここは「日帰り湖水浴」がほとんどなのだった。車を停めて浜に出てみた。



 決まりだ。


 本当にただなのか?

 後から分かるのだが,4泊してもただだった。

 早速テント設営だ。ひとしきり落ち着いたら夕方になっていた。
 
 「こんなところだよー」と写メを妻に送る。

 
 その後,駅のある市街地方面へ,食料の買い出しに行く。磐梯山がきれいに見えるスーパーだ。


 その後,温泉を探したが,どうも日帰り施設のようなところは見つけられなかった。まあよい。また範囲を広げて探すことにして,今日のところは湖水にでも入っとけ。

 その夜は,大きな家族用テントで一人眠る。明け方に気づいたのだが,朝日がテントの入り口のど真ん中から昇ってくる。テントのアウターを跳ね上げ,入り口をメッシュにしておいたので,朝日の明るさと寒さで目が覚めたのだ。



 この景色も早速写メで送る。

 さて,今日は昼頃,郡山市で家族と合流する。あちらは東北新幹線でやってくる。それまで何をしていよう。


 一人で暇をもてあますキャンプ生活,なんてのもたまにはいいもんだ。




 幸せになる旨さだった。
Posted at 2016/08/24 20:52:30 | コメント(2) | トラックバック(0) | | 旅行/地域
2016年08月23日 イイね!

夏休み家族旅行 東北ツアー③ 

夏休み家族旅行 東北ツアー③  新潟回りをしている自分と同時進行で,妻と息子は新幹線を使って東京見物をしている。
 昨日は夜遅くまで東京タワーで遊んでいたようだ。今朝はスカイツリーに行くとかとメールが入った。
 完全お上りさん状態でしかも,高いところばかり行っている5歳児。
 でもやっぱり,さすが首都東京は違うらしい。博物館回りだけで一日過ごせてしまう規模。
 でもまあよーやるわあ,と感心する。幼児を連れて通勤ラッシュに突入していくパワーは自分にはない。 
 以前の記憶では,東京の朝の通勤風景は異様だった。自分はシステマチックな人の流れに滑り込めなくて,うろうろしてたらギロっと睨まれた。エスカレーターでぼっと右側に立ってたら,これみよがしに「チッ」と舌打ちしながら追い越していくスーツのすてきなサラリーマン。

 ああ,ここにいるとこうなるんだな。
 「地方」から来たんだろ,おまえたちは,という目でものを考えるようになるんだ。
 
 いやな記憶だ。
 ここは日本の中心なんだろうけど,中心が一番上等かと言ったらそうではないだろう。
 なんでもかんでも「中心」を「基準」にして考えるのはよしてほしい。

 「人が育つ」ということを「中心」に考えたら,ここはよした方がいいだろうな。
 少なくとも,新潟の方が断然いい。
 自分はそう思っている。

 さて3日目。今日の使命は,広大な猪苗代湖の畔にある,たくさんのキャンプ場から,自分たちのサイトを選び設営することだ。
 ということはもう新潟とはさようならになってしまう。
 いかんいかん,新潟ラーメンを食べきってないではないか!

 新潟ご当地ラーメンは,背脂こってりからカレーラーメンまで実にバリエーション豊かだ。全部は無理だとしても,今度いつ来られるか分からないのだ。なのにこのまま新潟を去ったらイカンではないか。

 ただ,行ってみて分かったことだが,新潟は実に長細ーい県で,県の端からもう一方の端まで行くのにえらい時間がかかるし,文化も様々だ。その地域ごとに様々な独自のラーメンが分散している。

 全部食べるのはなかなか大変だとしても,一矢報いる気概を持って(そんな大げさなもんじゃないが),朝からやっている店を探したら駅ビルにあった。

 ただそれだけのために駅のパーキングに停める。

 一応納得して,いざ福島へ。

 ひょっとしたらSLに遭遇できるかもと,わざわざ阿賀野川沿いの一般道を走っていったら,平日なのでSL運行はなかったことなど,まあいつものオマヌケをやらかしつつ,景色は次第に山の中へ突入していく。

 峠を越えたらいよいよ猪苗代湖だ。
 

 

 
 
Posted at 2016/08/23 18:58:23 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 旅行/地域

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「@マゼラン工房さん 元合唱団員?」
何シテル?   08/11 10:25
 2019.8 250000㌔を共にした前車から乗り換え,スバル エクシーガクロスオーバー7で,新たな旅に出ます。  ※ 2020/08/05 東北遠征2...
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