代車ですが使ってみての評価
【走行】
最初はいいんじゃね。。
と思ったが、
・この車の最大の欠点は、かなり波打った路面を加速しながら超えるとサスが底付し、盛大な衝撃音がボディから聞こえ、体にはかなりの衝撃が伝わる。最初は度肝を抜かれるほどの驚きで、今時、あるの?こんなのと思う。
同乗者は多分、びっくりすると思われる。試乗しただけでは分からないしCX60で問題にになっているバンプラー底付現象なみの驚き
・リアが落ち着かない、って言うか片側のギャップを超えるとリアが左右に振れる。昔の210クラウンみたいな挙動。
同乗者が眠りに入っても起きてしまうかも
・遮音性能はガラスで保たれているような感じでロードノイズがフロアから盛大に聞こえる。
特にリアからのノイズが気になる。救急車のサイレンは聞こえないことから高周波遮断に振っているような感じがした。これはデットニングで改善は出来る
・ロードノイズ特性は220クラウンに軽量ホイール履かせて45扁平にし、段摩耗した時と同等。
50扁平ミシュランってのもあるかもしれないが、経験上、扁平を一つ落としてレグノあたりならよい感じになりそう。
・ハンドリングは適度な重さで好みな感じ
レーントレーシングはちょっと曖昧な部分が多く、車線逸脱するケースあり。
・一般道でキツイギャップにはリアが遅れて減衰するため違和感あり。トーションビームだから仕方がないが、入力の初期が唐突で驚く。さらに、その影響か室内の内装がビビる。
・荒い路面に室内が共振し始めてビビる
以上が2日乗っての感想。上のクラスを知らないなら、いいんじゃねって感じではある
【内装】
・全てがプラスチック、CHRが神様のように良く見える。サンバイザーもプラには笑ったがクラウンとかLexus流用できることから取り換えをお勧めする。チケットホルダーすらないwwwのは驚き
どうしてもと言うなら
https://minkara.carview.co.jp/userid/552794/car/2584349/5924478/note.aspx
・アシストグリップは定番のレクサス流用をお勧めする
https://minkara.carview.co.jp/userid/552794/car/2584349/5349480/note.aspx
・アームレストが低すぎてつかいずらい
・コンソールドリンクホルダーが低すぎて、手探りで探すはめになる
・運転席パワーシートなのに助手席手動って新型クラウンと同じ考えは頂けない
ただし、すわりごこちはクラウンと同じ。ここはクラツイオのHigh Quality Seriesで見た目と座り心地が激変することからお勧めしたい
・メーター幅が小さいのに、フル液晶で全ての情報を表示しようとするから使いづらい、見にくい
アナログのほうがマシ
・オーディオは最悪。最初はいいんじゃねと思うが、一部音源は低位が下がるなど謎現象発生。
これはドアとダッシュをお得意の120khzで切り分けてる疑惑
特に中音よりをフィルタリングしている。音の厚みが感じられず聞こえない楽器が多々ある。
トヨタお得意の低音ブースト、高音ブーストで購買層を胡麻化してる(試乗すると、いいねーと胡麻化される)
アニソン、アニメとか打ち込み系は良く聞こえ、ライブやクラシックは音源一部がマスクされ聞こえない、特にギターは聞こえないし、バスドラ、タムは全く聞こえなくなりちぐはぐ。DSP導入で改善されるがスピーカー交換ではどうにもしようがない。一度、DSPを取り付けた車両の音を聞かない限りSP交換の沼に入り込むかも。さらに悪いのはイコライザー調整が出来ない仕様で、メーカーが作った音のbass,mid,highのブースト調整のみ。これは220クラウンと同じ
・ナビはリルートしない謎使用で迷子になってしまうし、コネクト契約しないと音声で目的地を探してくれない。全く使えない謎仕様
以上、主観で総評を書いてみたが、内装についてはアフターマーケット製品やクラウン、レクサスの部品スワップで質感を変えることは出来る
特にトヨタお得意のVE戦略で同じ部品が多々見られることから内装は変えられるし変えるべき。機能、安全装備は、ほぼ220クラウンと同じなのでコスパは高い
注:素の220クラウンとの違い。カローラクロスは進化してコスパ良し
1.ハンドルテレスコピックはなし。ハンドル前後調整が出来ない。クラウンは電動で、降車時にシート移動とハンドルを引き込むし乗車時にハンドル位置、シートをメモリーポジションまで移動。
2.雨滴感応自動ワイパーなし
3.リアスマートエントリーなし
4.パドルシフトなし
5.内装すべてプラ。逆に220クラウンは見える部分の内装全てソフトパッドもしくは皮。新型クラウンはプラなので正常進化か(笑)
6.アンビエントライト類はなし
7.クラウンは飛行機予約、ホテル予約、レストラン手配までオペレータサービスで対応可能。周辺宿泊施設がイベントで抑えられない場合はトヨタパワーで宿泊できる施設を探してくれる。さらに日帰り温泉を探してくれたりと至れり尽くせりだが使うのは年に数度。
8.クラウンはリアシートにエアコンあり。またグレードによってはリアサイドのサンシェードもあったり
リアシートリクライニングや助手席パワーシート操作の肩口スイッチ等の快適機能がある
差はこの程度で価格差200万円ならコスパが良いのではないかと感じた。
ただしクラウン助手席に乗りなれた方からは「これはないな、ゆっくり寝られない」の厳しい感想
逆に運転手目線で言えば、クラウンと同じで長距離運転でも疲れないし、追い越し、高速合流パワーが足りないことを除けば買って損はしないと思う
短時間試乗では分からないことから3時間程度の試乗と、同時にクラウンスポーツあたりも試乗することを勧める、そうすれば見えないところも見えてくるし、良しあしが分かる