2015年03月20日
...と言っても、私自身の、です。(;´∀`)
本日は二か月に一度の外来診察日でした。
先週末あたりから体調不良を感じていたのですが、三日ほど前から階段の昇降で激しく息切れしゼーゼーする有り様でして...
毎年ではないものの、春と秋にはお決まりの症状でもあるんですけど、さすがに二年前の五月にやられた時は”酷い喘息発作”だと思いかかりつけの町医者で受診したところ”心肥大”と診断され、「先生、心臓を手術するのだけは嫌ですよ」と答えた私に、「今は外科手術ばかりじゃなく循環器内科で治療する方法もあるから心配しなくても大丈夫ですよ」とにこやかにこちらの病院へ紹介状を書いて下さり、現在の主治医・Dr.M氏と出会うことになったのです。
このお方、おそらく年の頃は私よりお若いかと思われますが、身体は丸ごと預けてもいいかというぐらい信頼しておりまして、歯に衣着せぬズバズバ仰るところにとても好感が持てます。
まあ、医者の前にあって患者は常に俎板の鯉ですからね!(笑)
さて、毎度外来の度にフルオプションの検査メニューなんですけど、今日は予約票に何の記載もないから診察だけ。おまけにいつもはごった返している院内は珍しく静か...
診察券を診察室の受付口に入れるとほどなくして呼ばれ、「今日は静かですね」という私にDr.Mは「これから混むんですよ!」と苦笑い。
「乃亜さん、今日はどうですか?」
「いやあ先生、二年前に初めてお邪魔した時以来の調子の悪さです。特にここ数日は」
「そうですかぁ。じゃ、胸の音を聴かせてもらおうかな」
「あ、はい(珍しいじゃねーか)」
「喘鳴が聴こえるねぇ。発作起きてない?」
「どうなんでしょ? 私的には喘息の発作じゃないような...」
「指出してみて。酸素測ろう。 90切ってるかぁ...こりゃ辛いでしょ?」
「ああ、やっぱり低いですねぇ」
「とりあえず採血と心エコーの検査やってもらおうか」
「はい」
中央検査室へ向かうと、先ほどとは違って大賑わい!?
おいおい、やっぱり毎回検査はあらかじめ組み込んでおこうよ...(;´∀`)
検査科で受付をすると、「乃亜さん、先生から追加指示が出てまして、心電図とレントゲンも受けてくださいね」
「どれからやれば早いですか?」
「とりあえず採血が先ですね。今日はレントゲンも空いてたみたいですから、こちらで心電図と心エコーを済ませてからの方がよろしいんじゃないかしら?」
ところが、この言葉を信じて順番通りにやったらえらく膨大な時間を費やすことに...orz
きっと心エコーの待ち時間にレントゲンを済ませてたら結果は違ったんじゃないかと思います。
再び診察室に戻ると、Dr.Mからご提案。
「今日はいつになく細かく検査しましたが、心臓についてはまったく問題がない状態です。」
「そ、そうなんですか」
「乃亜さん、お薬手帳を見せてもらえますか?」
「はい」
「これだけ完璧に喘息治療薬が出されているのにこの症状かぁ... かかりつけの病院が悪いとは言わないけど、今日このまま当院の呼吸器内科を受診してみませんか?」
「先生がそこまで仰るのならよろしくお願いします」
Dr.M、医療秘書さんに「呼吸器内科に電話して、○○先生呼んで」と指示出し。
「△△先生じゃダメかと言ってますけど?」
「△△じゃダメ! ○○!!」
「先生からお話しされますか?」
「うん、わかった。私から直接電話する」
どうやら強引にねじこむようだけど、ここ一応大病院で、ましてや内科となると一日がかりのメチャ混みようなんですけどぉ...
でもまあ、主治医がここまで骨折ってくれたんだから、しっかり大病院で解明していただこうじゃないの!(笑)
そんな訳で、医療秘書さんに連れられて呼吸器内科に来たまでは良かったのですが、やはり待ってる患者さんがハンパない数ですわ、うじゃうじゃいるし...(;´∀`)
「かなり待ちそうですよね?」
「はい、そこは我慢してくださいね(苦笑)」
「ちょっと会社に連絡してきます」
「あ、そうですよね。では乃亜さんお大事に。私はこれで」
医療秘書さんはにこやかに会釈をし戻って行った。
いつ呼ばれるのかと待っていると、内科受付からアナウンスがあり、(さすがに院内の紹介だと案外早いじゃん♪)なんて思いながら言ってみると...
「乃亜さん、M先生から呼吸器内科に紹介があったかと思うんですが...」
「はい、M先生からこちらへ」
「とても患者さんが大勢いらっしゃって、お二人の先生にお聞きしたんですけど、これだけきちんと投薬を受けているのだからかかりつけのお医者さんに診てもらう方がいいだろうと仰るのですがいかがなさいますか?」
「かかりつけの病院は今日は午前中で終わりなんですよね。かなり待つようですか?」
「はい、予約の患者様が優先なので何時間お待ちになるかは分かりかねます...」
「そうですかぁ、仕事もあるし...」
「先生方も仰っておられるように、やはりかかりつけのお医者さんに診ていただく方がよろしいと思いますよ」
「わかりました。今日は結構です」
「じゃあ、M先生の診察の方だけで計算してしまいますので少々お待ちください」
確かに一日病院で潰れるのは困るけど、原因がまたあやふやになるのもどうなんだか...
でもこれは明らかに体のいい門前払いでありますっ!! 胸糞悪っ!!(怒)
Dr.Mにこのことを告げて帰るべきか悩んだもののそのまま病院を後にしました。
ところが、事件は仕事を終え帰宅途中の20時に起きたのです!
友人と携帯で喋ってたらキャッチホン、なぜに発信元が病院?
(もしや母に何か起きたのでは!?)と思わなかったのは、その前に自宅から着信があったから。
「乃亜さんの携帯ですか?」
「はい」
「少々お待ちくださいね。今M先生に代わります」
「あ、乃亜さん。 今日は申し訳ないっ!」
「はい?」
「あれから仕事行ったの? 大丈夫だった?」
「はい」
「いやぁ、あり得ないよ!」 (私が帰ったこと怒ってる?)
「内科受付でかかりつけの病院に行けって門前払いされたんだって!?」
「は、はぁ... 確かに混んでましたし」
「ここ病院だよ! 患者さん追い返すなんてあり得んでしょ!!」
「は、はぁ...」
「あれから乃亜さんが心配でどうなったか聞きに行ったらさ、お帰りになりましたって言うからどうしてそうなったの?って聞いたらさ」
「...」
「わざわざ私手紙を書いたんだよ、なのに門前払いって...それはないだろ!って怒鳴ってさ、急いで呼び戻してって放送かけてもらったんだけど、乃亜さん帰っちゃって捕まらなかった」
「先生が忙しい中、紹介して下さったから報告してから帰ろうと思ったんですけど...」
「逆に遠慮しないで来て言ってくれたらよかったのに。 本当に申し訳ない!」
「わざわざありがとうございます」
「今日の結果で心臓は正常化したことを確信したから呼吸器系を疑ったのにね。 苦しいときは遠慮なく来ていいからね!」
「はい。仕事とのバランスが難しいけど...」
「確かにそうだけど、健康な体があって仕事が出来る訳だから無理しないでいつでも来てください!」
「先生もお疲れなのにお気遣いありがとうございました」
帰宅すると母が心配そうに迎えてくれました。
昼間の病院での出来事は既に報告してあったので、そこは驚かなかったようなんですが、Dr.Mはどうやら自宅に先に電話をかけ、「お母さんにお話しするよりご本人と直接お話ししたいから」と、母から私の携帯番号を聞きかけてきたらしい。
今日ぐらいは早い帰宅だろうと思っていた母は、息子から遅くなるとの連絡も受けていない状態で主治医からの電話を受けりゃ心配するだろうさ...(;´∀`)
「先生、息子に何かあったんでしょうか?」と焦り、搬送されたとかじゃないと知ってからは(本人には告げられないような悪い病気なんだろうか?)と考えたそうな。
母上様、心配し過ぎだってばっ!(爆)
本日改めて、主治医・Dr.M、信頼できる素晴らしい医師だと確信したんです♪
※長文失礼しました...<(_ _)>
Posted at 2015/03/21 00:25:36 | |
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