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ちばピカのブログ一覧

2019年11月26日 イイね!

M33が凄くなった


みん友さんに koichifun さんという方がいます。

HDRのツール探していたときで、なかなかこれというものは見つからず、
そんなときにみんカラのページの下に小さな風景写真を見つけました。koichifun さんの写真でした。

おっ!と思いクリックしてみると、
思わず「これだ!」と衝撃でした。

こんな写真にしたいという、まさにドンピシャの写真でした。

実は、写真は見た感じには写らないです。見た感じの鮮やかさとか階調だとか。

例えば、明るいところは写真に撮っても見た感じに近いですけど、
影で暗いところは、人の目では、色も形も見えているのに写真では写りません。
それほど暗いところではなくても、写真は目で見えている感じとは随分違います。
ダイナミックレンジの狭い紙やディスプレイなので、仕方がないことではあるんですけど。

でも工夫すると、目で見た感じに近づけることができます。
ハイダイナミックレンジ合成とか言われる技術で、
階調を圧縮したりとか、色で階調を補間したりして目で見た感じに近づけます。

強すぎるとすぐに不自然に見えるので、絶妙な調整が必要です。

私的な感覚ですけど、koichifunさんは、いままで見たなかで一番です。

例えば、青い空にある雲のディテールがよく分って、風景と風景の暗い部分も見えて、且つ全体が鮮やかに見えて不自然に感じない写真。こんな写真に加工するのは至極難しいです。

で、感動していると。
天体写真が・・。
これがまた凄い!

ちょうど私も天体望遠鏡で天体写真を撮り始めたこともあり、どれだけ凄い写真なのかよくわかります。

望遠鏡で写真を撮る技術ももちろんですが、
現代の天体写真はデジタル加工技術が求められます。
koichifunさんはこの技術に極めてたけているのがよくわかりました。

で、そのkoichifunさんが、私の前のブログのM33の加工で階調を潰してるのではとのことで、
なんとkoichifunさんの方でも私の画像を加工をしていただける話になり。超感激!

自分は、ステライメージというツールの自動モードでコンポジットしたあと、
PhotoShopで階調と彩度をちょっといじっただけのお手軽現像で、
こんな感じでした。
 **

ところが、koichifunさんが加工すると!


同じ画像からの加工とは到底思えません。凄い!

例えば、銀河の淡い部分をだすためには、どうしてもバックを浮かせないと出来なかったですけど、
koichifunさんのは、淡い部分を残しつつ、しっかり沈んでいますね。

実は、元画像はオートガイドもうまくいってなくて、おそらく加工は大変だったのではないかと。周囲がケラれていたり、基本的に出来はよくないものでした。

それと後で階調を調べてみると星の飽和が激しく、
元々飽和していて、階調を引き出そうにもできるわけがなく、
そんな画像ファイルを渡して、申し訳なかったなと反省しきりでした。

それで、撮った写真を眺めていると、
コンポジットしたのは10分(600s)の写真ですが、
シャッターのリモート動作確認で、
たまたま撮った、露出30s、10s、1/10s の3枚の写真を見つけました。


1/10s
一見真っ暗に見える写真ですが、よく見ると明るい星なら写っています。
飽和してないので色情報も残っています。

調べると、なんと30sでも10sでも、飽和している星がありました。
1/10s でやっと飽和していない写真が撮れてました。

これを見て、天体写真は、風景写真のような反射現象を捉えているのではなく、
発光現象を捉えることなんだとあらためて感じました。

反射現象なら、最高の明るさの何%で全体の表現ができますけど、
発光現象では、最高の明るさに上限はなく他の対象とは何桁も明るさが違うのが普通です。

で、実は、
Mac用の天体写真加工用のプラットフォームアプリを自作してありました。
自分がやりたい処理を汎用ツールでどうやるのかを調べるより、
自分でプログラムを組んだほうが早いのではと思って作ってあって、ちょっとした処理で使ってました。

これで、飽和している場所の色を復元するプログラムを作ってみます。
具体的には、10s、1/10sの画像を読み込んで、その色情報を使って、サチっている星の本来の色に復元する処理方法を開発します。


プログラム内のソースコードを編集して処理を行なっているので、UIはシンプルです。




出来上がりはこんな感じになりました。

サチっていた、赤や青の星が復元されてます。
復元した星の彩度は上げていません、原画像のままです。

意外に単純にはいかなかったので、汎用ツールで同じことをするのは大変なのではないかとおもいます。
もう少し露出をかけた画像を加えるとか、処理方法とか改善したいところはあります。

改善出来る処理方法は思いつているので、そのうちまたコーディングしてみます。
Posted at 2019/11/26 01:39:28 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2019年11月17日 イイね!

MAVIC MINI 初フライト

15日に発売されたばかりのドローンです。

我が家は人口密集地域にあたっていて、
いわゆるドローン規制で、誰もいない公園であっても飛ばせません。

トイドローンという 200g未満のドローンなら飛ばせます。
(地方自治体の条例でトイドローンでも飛ばせないところもあります)

操縦の練習のつもりでトイドローンは2種類持っていて、
チビと公園で遊んだりとかもしていました。

友人にドローンの猛者がいるのですが、彼いわく。
「GPSないと、すっ飛んでちゃうよ」と。
確かにそのとおりです。がGPS付きは200gを超えます。

ただ、軽いと安定しないので199gギリギリ、でGPS付き。

出ました! しかもDJIから。
予約注文して、発売日前日に届きました。

普通のドローンを持っている人からすれば小さいと思うとおもいますが、
トイドローンからの私には結構大きく思えます。


収納するとB5サイズより一回り小さい大きさで気軽に持ち出せそうです。
バッテリーの充電は、機体にUSB給電すればできます。
帰りに車内で機体に給電していたら、家に着いた時には充電完了してました。
送信機は機体ほど電気を食わないので、これだけ持っていけば移動先々で飛ばすことも出来そうです。
写真は比較のためにA4ファイルを下に置いています。


細部は、他のトイドローンとは別格の出来で、さすが上から降りてきたドローンです。

早速、室内で飛ばしてみると、驚くほど安定しています。
ホバーリングは、透明なアクリルの上に置いてあるように見えるほど安定しています。

早速、屋外で飛ばしました。


九十九里ビーチタワー(高さ22m)近く
もっとスムースに動くモードがあります。今回はそこまで頭が回らず、ちょっとカクカクしてます。初撮影ですので^^;

ちばピカ号も映ってます。わかりますか?

このドローンは、普通のドローンと比べるととても静かで、海岸にいる人とかは、波音でドローンを飛ばしていることに気が付いていないとおもいます。
ビーチタワーにいる人にも気づかれていないとおもいます。





九十九里有料道路の不動堂ICからすぐでたところです。
九十九里有料道路 は千葉の太平洋側の海岸沿いを走る、ほとんど高速道路ような道路で、
星撮りでは、北が晴れているから北に行こうとか、縦横無尽に高速移動できる便利な道路です。
しかも、PM10:00~AM6:00までは無料で走れます。

今は明るい月が天頂にあって、星撮りには向かない時期で、
でもオートガイドで調べたいことがあったので出動した、その後に日の出まで待って飛ばしました。

ちょっと風が強くなってきて、海側に向かって、地表では体感で5m/s、上空ではもっと強いようで7m/sあるかもという感じで、それと初屋外フライトということもあり、ひとまず今回は低空で様子をみました。

で、戻りmp4動画を確認すると、ファイルが壊れている!どんな動画プレーヤーでも見れません。
ググってみると、撮影停止ボタンを押さずに、本体の電源を切ると100%壊れるようです。


VLCで修復するも駄目で。djifixという定番ツールがあるらしく、それを使ってみても駄目でした。
結局、ドローン本体からiPhoneの操縦アプリでiPhoneに転送すると、その過程でファイルが修復されるらしく。
それでなんとか救出できました。

それとマイクロSDカードは、普通に出回っているUHS-I スピードクラス1のものは、クラス10の最高のものであっても使えなかったです。
認識しなかったので、不良品の機体かとおもいました。
(発売当日は、説明サイトがまだ準備中で仕様が全くわかりませんでした。
パッケージの取説はほとんど何も書いてない名刺大のもので)

UHS-I スピードクラス3のものなら使えました。

動画はハイビジョンを超える撮影もできるので、4K動画対応を謳っているような高速タイプのSDカードを必須としているのかもしれません。手元にあった128GB exFATフォーマット UHS-I スピードクラス3 のものが使えました。



Posted at 2019/11/17 01:03:19 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2019年11月03日 イイね!

M33をもう一度

M33をもう一度撮影してみました。

前回は、前のブログでも出したが、アンドロメダを撮りたかったので焦点距離の短いチビの運動会でも使った地上用のレンズで撮影して、こんな感じでした。
**

今回は、天体望遠鏡のC9です。
赤道儀とガイドシステムは同じで、ガイド鏡だけ75mmF1.8から240mmF4に変更。

ISO6400 10分×6枚 トリミング無し
前回ともRAWからの現像で、両者とも色相は変えてないのに何故か大きく色合いが違います。

C9では2ヶ月ぶりの撮影になりました。
口径の違いもありますけど、やはり全然ちがいますね。
10枚とって時間切れ。
そのうち6枚をコンポジットしました。

自分の構成では、フルサイズで撮影すると四隅が少しケラれます。
オートガイドは、赤緯がマイナスに引きずられるのを懸命に修正している状態で良くなかったものの、なんとかガイドはしていました。


M33の見かけは、ほぼ月の大きさと同じくらいで、
距離はM31アンドロメダ銀河の次に近いところにある、お隣りさん銀河です。
さんかく座銀河ともいいます。

見かけの大きさはありますが、とても暗いので肉眼ではまず見えません。
私は見えたことがありません。

M33の基本構造は楕円のバルジから腕が2本でている銀河です。

我々の天の川銀河も同じように楕円のバルジがあって腕が2本出ている銀河であることは観測でわかっていて、それ以外にも数本の腕があることがわかっています。
M33にもバルジからの腕以外に数本の腕があって、よく似た構造なので、M33をみると天の川銀河を想像してしまいます。
他の銀河に比べれば、M33は大きさも天の川銀河に近いです。


よく見るとおそらくガス雲と思われる不自然に暗いところが偏在してあるのがわかります。

夜空の天の川銀河の中心には川のような暗いガス雲の領域があるのは皆知っているところですが、
私は、M33をみるまでは天の川銀河にはアンドロメダ銀河にあるような、
リング状のガス雲があって、それが暗い川のように見えると思ってました。
でもM33をみてからは、リング状ではなく、ガス雲はM33のように偏在していて、それを横からみると一直線の川のように見えるのではないかと思うようになりました。

だれも天の川銀河を上から見た人はいないので、正しいかはわかりませんが。

いずれにせよ、横からしか見ることのできない、我々の天の川銀河を想像させてくれる魅力的な銀河です。



(追加)
レデューサーのドーナツ
Posted at 2019/11/03 23:57:36 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2019年10月07日 イイね!

再チャレンジ

珍しく一週間ほどでまた晴れたので、
前回オートガイド用のPCを忘れて悔しい思いをした星撮り再チャレンジです。
同じ構成で、同じアンドロメダ銀河をねらいました。

前回の画像はこれ

3分 ISO10000


今回はオートガイドで露出を長くできるので、明るさが稼げます。オートガイドは撮影用のカメラとは別にカメラを設置して、そのカメラで星の位置をリアルタイムに捉えて時間的な動きを見て、その情報で星が静止してみえるようにカメラの架台を制御する技術です。

8分 ISO6400 10枚のコンポジット。トリミングなし。
ガスやチリでできている銀河の暗い輪っかのような部分も見えてきました。
星の数もだいぶ増えてますね。
ちなみにこの星はすべて天の川銀河の星で、アンドロメダ銀河の星ではないです。


8分 ISO10000 7枚。ついでにM33も。トリミングしてます。
ちょっと暗雑音が多いです。
現地で補正用のダーク画像を取ってきませんでした。次回はちゃんととってこよう。


オートガイド用カメラは、カメラのホットシューにつけました。ガイド用のレンズは75mm F1.8
カメラは 800mm F8 反射レンズ(天体用ではないです)




今回は、一家族が望遠鏡を持って来てました。

あっ。ウミガメはまだ孵化してませんでした。
Posted at 2019/10/07 22:58:05 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2019年10月02日 イイね!

久しぶりの星撮りでウミガメが!

星撮りには厳しい天気が続きましたが、
久しぶりの一晩中の快晴です。
3ヶ月ぶりくらいかなぁ。

いつもの場所へ星撮りに出動しました。

こんな日は駐車場は満杯、望遠鏡の砲列が並ぶでしょう。絶対!

ん・・・・
ん・・・・


誰もいない!
なぜ・・・。

駐車場に駐める場所があるか心配してたのに、目が点です。

そうか台風15号ですね。

被害マップに、赤、橙、黄色、白とあると、
房総の東側のこのあたりは、白で、被害がほとんどない地域。

ただ、県外からくる人は、千葉県をひとくくりで見ていて遠慮してるんでしょう。

確かに自分も台風15号が過ぎたあと、「南房星撮り旅行」を計画していました。
ところが、大変な事態になったのを知って旅行を取りやめましたから、
そんな感覚なのでしょうね。

こんな状況をみると観光産業は大打撃でしょう。

逆に落ち着いたら観光にきてもらって、お金を落としてくれたほうが地元の人は助かるようにもおもいます。
難しいところです。

早速星撮りを始めようと、セッティングをほぼ終え。
さて・・・・なんと!PC忘れた!!オートガイドできない!!。
ショックです。こんな条件のいい日なのに!

しかたがないので C9は諦めて、
800mm F8 の反射で大好きなアンドロメダを狙うことにしました。


構成はこんな感じです。
手前に付いているカメラはAutoSenseです。
これは一度使うとやめられなくなる自動設定ツールです。
赤道儀の操作は電源を入れるだけ。



いくつか設定を変えてとってみました。


800mm F8.0 ISO:10000 3分 を10枚コンポジット
階調補正だけしています。
オートガイドができれば、ISOをもっと下げて、露出時間をもっと長くする計画でしたが、オートガイドなしでは3分が限界でしょう。

ピントがちょっと甘いような気もします。
天体望遠鏡用のレンズではないので、フォーカスが極めてシビアです。
そもそも解像度がここまでなのかもしれません。
あるいはガイドが甘いのかも。
ただ、このレンズは軽く小さく丈夫で機動力が抜群。遠征とかで使い道がありそうです。

800mm だとアンドロメダは大きく画角をはみ出すので、アンドロメダ用には向いていないと敬遠してましたが、
この程度の構成では、周辺の淡いところまでは写らないので、画角は 800mm でもいけそうです。

で、自動で撮ってる最中に海岸に行ってみると、
怪しい儀式のあとが・・・。、


新興宗教の儀式のあと?

近づくいてみると、


なんとウミガメが産卵したらしくこれを保護していて、数台のカメラで定点観測もしているようです。
千葉の海岸にもウミガメが産卵にくるんですね。知りませんでした。

暗闇で初めは気が付かなかったのですが、近くにタープ・テントをはって監視されている方がいました。
24時間監視されているのでしょう。ご苦労さまです。

赤ちゃんがヨチヨチと海に帰る様子を見てみたい!
Posted at 2019/10/02 19:35:48 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「凄いカメラがでたようです http://cvw.jp/b/559333/45127616/
何シテル?   05/21 20:00
みなさんの情報が、いろいろ参考になったので、お礼に情報をお返したいとおもいます。
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