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2020年10月10日 イイね!

再挑戦M101(天体写真)

台風で予報が悪化して計画していた星撮りができなくなってしまったので、
一年ほど前に撮影したものの、そのときは腕がなくてできなかった M101を仕上げてみました。


露出不足でお蔵入りしていた写真です。
RAWを処理しますが、Jpegではほとんど見えません。

露出不足に気がついて、露出を約3倍の10分に伸ばして撮影した3枚から当日仕上げた去年の写真がこれです。


今回上のお蔵入りしていた露出不足の写真 9枚から仕上げてみたものが下です。
精細感が格段に上がっていますし、ディープな部分のあぶり出しも、絶望的にも見える元の画像の状態からすれば結構できているとおもいます。


(3分×9 ISO2000 F10 2350mm α7S2 九十九里海岸)

総露出時間が両者とも30分ほどで、同日同時刻でほぼ同じ画像になるはずのものですが大分違います。
仕上げの腕はかなり上がったかなという感じです。
でもまだまだ初心者です。上を見たらそびえ立つ高みが見えます。

PixInsightでの処理。
今の力量で思いつくのはこんなところ。

[StarAlignment]星の位置をあわせ
(Dark補正はカメラ内でやってしまったので、いきなり位置合わせから)
[ImageIntegration]画像の加算平均
[HTF]ヒストグラム補正:ホワイトバランスと明るさ補正
[ABE]バックグラウンド補正:シェーディング・フラット補正
[DynamicPSF]星のボケ方で画像のボケ特性を抽出
[StarMask]-[RangeSelection]星のマスクをつくる(Deconvolution用)
[Deconvolution]ボケ特性でボケの逆畳み込み:精細化
[HDRMultiscaleTransform]Wavelet:精細化
[StarNet]-[RangeSelection]銀河エリアの抽出
[HTF]ヒストグラム補正:銀河エリア以外の暗部レベルを僅かに下げる
[CTF]カラー補正:彩度の強調
[MLT]k-sigmaでカラーノイズ除去

※バックグラウンドのザラつき補正のための処理がなかなみつからず、
今のところは、StarNetで銀河以外の極低輝度部を更に下げる処理がベスト。


M51もちょこっと手を入れて少し改善。


例えば、もとの画像は、拡大すると星が楕円にボケてます。


[DynamicPSF]で画像の中の百数十個の星を任意に選らぶと、各種の統計値が計算されて、その中の数十個の星に絞ってボケ方を抽出したものがこれ。

傾いた楕円です。

[Deconvolution]でボケの逆畳み込みで精細化すると

点像に戻ります。
同時に銀河も精細化します。

単純な精細化ではなくて、
復元でボケが戻るのは凄いところです。

Posted at 2020/10/10 03:19:37 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記

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「凄いカメラがでたようです http://cvw.jp/b/559333/45127616/
何シテル?   05/21 20:00
みなさんの情報が、いろいろ参考になったので、お礼に情報をお返したいとおもいます。
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