長南町の山内地区というところで行われている「ホタル観賞会」。
前のブログの夷隅より大きいホタル観賞のイベントです。
私が、千葉県最大のホタル観賞のイベントと思っているイベントです。(ホタルの数がもっと多いところは、他にあるとはおもいます)
幹線道路を2キロも封鎖して、観賞客を役場からシャトルバスでピストン輸送する力のいれようで、現地には例年大勢の人が訪れているようです。
金,土,日の3日間開催されています。
初日金曜日は雨で中止。土曜は雨の予報が外れて開催できたようです。
土曜は用事があったので日曜に行きました。
日曜は雨の予報にもかかわらず、開始直前まで雨は降ってなくて、前日土曜の予報は外れたこともあり、直前まで迷った末、行ってみることにしました。
ところが開催後に本降りの雨になってしまいました。
2時間前にこの雨なら、おそらく中止になっていたと思われるくらいの雨です。
車のワイパーで言えば、駐車中でも間欠動作ではなくて、連続動作モードにするような雨です。

初便は2台に沢山の観賞客を連れてやって来ました。
この時はまだ小雨で、これからすぐに本降りになりました。
数年前にこの観賞会にきたときは、2台のバスが大勢の観賞客をピストン輸送していましたが、今日の入は2往復で済むくらいかな。
ちなみに、バスから降りると3合のお米が無料でもらえます。
ただ、3合のお米をもって雨の中を歩き回るのはキツイので、私はもらいませんでした。晴れてたとしてもゆったり歩きまわりたいですから、もらわないかな。
引換券で帰りになら・・・^^;>
会場を回ってみると、どこにもホタルはいなくて、やっと1,2匹を雨のかからない葉の上で見つけるくらいで。
と思っていたら、森の方で歓声がしているので行ってみると・・・いました!
観賞客が近かったので、プライバシーを考慮して、わざと暗く撮っています。音声を聞いていると楽しいので是非聞いてください。
雨で見れないと思っていたところ、見れたので喜んでいるところです。
雨音もとれているので、どのくらいの雨か分かると思います。
眼の前では、3匹から、多いときは6匹くらい飛んでいます。
「舞う」というには少し抵抗がありますが、この雨ですから、飛んでいるホタルがこれだけいるとは思わず、感動しました。
数は少ないので、18mmの超広角で撮ってみました。
カメラ内比較明合成で。ISO:200 15s 18mm F2.8で30分。
三脚とカメラに傘をさしてあげながらの撮影です。
三脚で撮影している人は私以外には見かけませんでした。
「こんな雨のなかで撮影しなくても」とか見られていたかも・・^^;

カメラ内アプリの設定がISO:200までしかできなくて、森が暗く潰れてしまうところだったんですが、イベントも終盤に近づき観賞客が帰ったころに、係の人が懐中電灯をもって歩いてきてくれたので、その明かりで
⭐️森が見え、
⭐️道路の濡れた様子が見え、
⭐️カメラのレンズの水滴が見え
良い構図になりました。
その場にいた沢山の観賞客は、30分もその場にいるわけではないので、薄くなって、更に懐中電灯の光の比較明で消えています。
本降りの雨の中でのホタルの写真は見たこと無いですから、結構気に入っています。
他の場所でも少し飛んでいて。
なので、
本降りの雨でもホタルは舞う!
樹木が大きく覆っている水路とか、
特に「森では舞う!」
長南町の方々ご苦労さまでした!
おかげて雨だったのにとても楽しめました!
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実は、このイベントのある週末は全日雨の予想がでていたので、
その前にここに来てました。
月が出る前の暗い時期です。
数年前に、どこかで、この「ホタル観賞会」のイベントのチラシを見て初めて知って、軽い気持ちで行ってみたところ、その規模の大きさと、ホタルの数の多さに驚きました。
初めて森の中で沢山のホタルをみたときは感動しましたし、あろこちの水路にも沢山のホタルが飛び交っていました。
ところがこの日のホタルの数は、その時に比べると 1/4くらいでしょうか。
森の中にホタルは全くいませんでしたし、前回一番撮影した、沢山のホタルが飛び交っていた田んぼの奥の水路にもほとんどいませんでした。
ホタルが沢山いたのは、一箇所の水路だけでした。
あとは全体的にチラホラという程度で。
もともと今年は少ないのか、それとも時期的な問題なのかもしれません。
それでも、この水路には沢山のホタルがいました。
動画でも見栄えがしそうなので、撮影は動画中心で撮影することにしました。
題して「手のひらを差し出す家族の30秒間」
ISO:104800 1/4秒 30秒間 50mm F1.8 Sony α7sⅡ
11秒程のところで、女性がホタルにのってもらおうと手のひらを差し出しているところと、17秒程のところで男の子が、同じように手のひらを差し出している、微笑ましい光景が映っています。
この動画をみるとホタルは、5秒くらいで全体でシンクロして点滅しているのがよくわかります。
このときはまだ月の出る前で、あたりは真っ暗です。
目視では、家族らしい観賞客も、カメラで撮っている人も全く見えませんでした。
それでも、α7sⅡなら昼間のように動画を映せます。そこを暗い雰囲気を出すためにISOを104800まで下げて、ホタルが沢山飛び交っているあたりを、いくつか構図を変えて撮りました。
この場所には前に柵があったので、カメラは高い位置から撮っていて、目線より上にカメラのモニターがあって、見ずらかったのでモニターを見てませんでした。
なので、その一つに家族の微笑ましい光景が映っていることに気づいたのは、帰って再生してからです。
あそこに人がいたんだという感じです。
この動画を比較明合成した写真です。

たった30秒でもこれだけのホタルが映りました。
ちなみに、本降りの雨の日は、ここには1匹もいなかったのには驚きました。
こんなにいたのにゼロか?という感じで。
確かにホタルの気持ちになれば、ここにいたら雨に直撃されるので、飛べないかなと。
逆に、この日に1匹もいなかった森のほうに本降りの雨の日は沢山いました。数日前はゼロだったのにという感じで。
数年前に来たときは、両方にもっと沢山いて、さらに別な場所にも沢山いたので、いつも同じように見れるというわけではないようですね。
題して「ホタルを探すカメラマン」
題して「ホタルの光~♪」
ところで、ちょっと残念だったのが、
この場所は幹線道路に数分おきに車が通ったり、駐車したりするときに、ヘッドライトの光が撮影場所に入りやすく、そのせいもあったりして、一部のマナーの悪いカメラマンが、ベストな観賞場所で、終始、文句を喋り続けていて、時々大声で何十メートルも先の車に「ライトを消せ!」とか大声で叫んだりもしてました。
少なくとも、ホタルを楽しく観賞する雰囲気では全くなかったです。
車で来てる観賞客も、よくわかっているようで、ライトはすぐに消してくれるし、懐中電灯とかも、点けているのは、ほんの数秒なんですけどね。
楽しくみんなに観賞してもらうより、自分の撮影を優先するこの人達は、この場所の評判を悪くしてしまうでしょうし、問題だな思いました。
なので残念ながらこの場所は、
道路が封鎖されていて観賞客が沢山いるイベントのある日に行ったほうがいいと思います。イベントのある日なら、とても楽しく観賞できますよ。
来年も来よう!