○86(ZN6) 初参戦!
元々はバイク乗りの方です。
バイクの走り屋が4輪に乗ると速いという事例はたくさん見てきましたが、この方も例にもれず、安定した走りです!
HKSスーパーチャージャーで加給!
前回11月のツーリングで岩を踏んで、不幸にも高価なレイズZE40のリムを曲げてしまいましたが、即効で調達に成功!
410円サーキットの古参で、安定した技術でライトウェイトFRを自在に駆る!
群馬県からの帰省しつつの参戦。
最近はMR2よりロドスタにハマっているようですね。
新品のハイグリップタイヤを投入する鼻息の荒さ!
ノーマル風ですが、2.2L化とフロントワイドフェンダー化で、かなりのポテンシャルです。
○GDAインプ choop号
安定した走りは円熟の域に。ターボ勢の先頭で安全に引っ張ってもらいます。
朝の遅刻からのホイールトラブルと、やはりまだまだトラブルが多いイメージ・・・
頑張ってもらいましょう!
○GRBインプ
ノーマル足とのことですが、このツーリングにはこういう仕様が一番よいかもしれません。
ギャップを吸収し、足の動きを感じながら運転を味わうのもひとつ。
洋モノその①
爆音のセントラルサーキット27秒台のBRZから、普段乗りようのミニで参戦。
洋モノその②
嫁の参加許可が下るも、18時の門限を背負っての参戦。
2Lディーゼルターボはなかなかの燃費のようです。
○ランエボ10
最長老の方でしんがりを務めていただきます。
コロナワクチンの優先接種の対象年齢です。
前回の秋のツーリングでは、落石を踏んでバースト&リム割れで無念のリタイヤに。
今回は腰痛が悪化し、途中で離脱を余儀なくされることに・・・・
以上、12台による安全運転ツーリングを開始します。
■SS1美山やまなみ街道 24.5km道幅は広く、高速コーナー、ロングストレートで構成されており、本気で踏むとサーキットより速度が乗るので、トップスピードは自主規制します。
国道や県道でもなんでもなく、地図やナビ見ても目立たない道なので、一般車は少ない。
走っている一般車も、追いつくと左ウインカーで道を譲ってくれるマナーの良い一般車が多いのが印象的です。
こんな24kmものロングコースを無料で走れる岡山県は素晴らしいです。
次のSSまでの区間でルート確認を兼ねて小休憩。
みんなすぐにだべりだします。
緑が綺麗です。
■SS2 奥吉備街道 30.7km
ここも2車線の極道農道が延々と30km以上続きます。
森の中をアップダウン&高速コーナー(鈴鹿のS字くらのR)を繰り返しながらの高速クルージングが堪能できました。
ここも速度が乗りますが、山菜獲りの爺さんや、林業の軽トラの飛び出しなどのリスクに備え、アクセルを踏む右足にはリミッターが必要なコース。
途中でGDB号より、「ハブか何かから異音がする」との無線があり、奥吉備街道途中の「うかん常山公園」にPITインしました。
■うかん常山公園にて12台も色んな車種が集まりましたね~
観光名所の「石の風車」があります。
お尻の姿も色々です。
異音の点検作業をするけんとっとGDB号。
フロントホイール(レイズの鍛造)のスポークが1本折れていた模様!
荷重のかからないリアと前後ローテ―ションで誤魔化します。
(後日、高級鍛造ホイールを折った精神的ショックから、発熱。
参加者一同を震え上がらせるも、後日、PCR検査で陰性を勝ち取った模様!)
ここで近くのガソリンスタンドで燃料補給します。
岡山県民の皆さんの血税で作られた極上道路を無料で走っているわけですから、地元にお金を落とさなくてなりません。
ハイオクの給油機が2機しかないので、邪魔にならないように、4班に分かれての給油です。
みんな団体での作戦行動が上手くなってきました。
そして10kmほど先の道の駅醍醐の桜でお昼休憩です。
からあげ定食を補給し、国道313→県道50→備北サーキットから井倉洞方面へ西へ進撃します。
■SS3 井倉洞下り 4km
国道180号に出る最後のダウンヒルコースがヘアピン続きのダイナミックなコース。
移動区間としての位置付けでしたが、皆さん、熱い走りのダウンヒルだったので、後付けでSSに認定!
その後、移動区間でショートカットで入った県道が、かなりの険道でした・・・
落石や木の枝を取り除きながらの進撃となりました。
こうなったら、こういう冒険も楽しまなくてはなりません!
が、底を擦りながらの方もいたようで、変なルートをチョイスをしてすみません。
■SS4 ふるさと農道 11.9km
少しいくと広島との県境です。
今回は西側県道313大野部備中線から入り、東に向けて進撃します。
看板もなく、地図でもたただの白い道なので、発見しにくい。
よって地元の軽トラ以外はほとんど一般車は走っていません。
ここも3速~4速中心で速度が乗りすぎます。
時々ギャップがあり、ジャンプしてしまうので、トップスピードは抑えなければ危険です。
走り終えてまた小休憩&止まらないクルマ談義。
■SS5 県道438号 西山布寄線 下り 4.6km
タイトな2速で回るコーナーが続き、テクニカルで勾配のあるダウンヒルコース。
2車線でカーブミラーもあるので、走りやすい。
軽量はFR車は水を得た魚のように下っていけますが、フロントヘビーな4駆勢にはハードだったかもしれません。
■SS6 吹屋ふるさと村(ふるさと農道) 5.6km
岡山県高梁市の山奥に、銅山として栄えた豪商たちの古い町並みが観光地となっています。
今回は「運転」だけが目的なので、観光は無し。
吹屋街道から南に下るルートをSSに設定。
2車線の3速で回る中速コーナーが続く快走路で一般車もなく、オールクリアの走行でした。
特に看板もない道路ですが、あとで調べると「ふるさと農道」でした。
■SS7 かぐら街道の東部 15.8km
羽山渓に入り込む街道の中間地点あたりから街道を東側へ進撃します。
ここも2車線の森の中を3速~4速で突き進みます。
2019年10月のツーリング時は、豪雨被害で路肩が崩落していましたが、今回は完全に復旧していました。
↓前回の崩落個所・・・
後半のダウヒル区間では路肩から出てきたワンボックスに行く手を阻まれ、ペースカー状態となり、完全燃焼とはいきませんでした。
法定速度を遵守するクルマに罪はありませんので、我慢の行軍となりました。
SSの設定はここまで。
「運転で疲れる」という神経が麻痺しているメンバーからは「もうSSは無いっすか?」と無線で督促してきますが、突貫で計画したルートだったので、ここでSSはおしまい。
あとは東に向けて、県道をひたすら兵庫県西部まで東進し、途中の岡山国際サーキット近くで休憩しながら帰路につきました。
いっぱい走り回って、オールターマックのはずが、皆さん泥んこです。
↓サイドミラーで見ると、長い隊列・・・
でも絶対はぐれないんですね~
岡山県は今回走ったような広域農道の宝庫ですが、2009年に流行った「事業仕分け」のあおりをくらって農道事業が見直しの対象となったとかで、ここ10年は新規路線はなく、今後はこのような贅沢で無駄な道は生まれないでしょう。
我々の趣味も、贅沢であり、無駄であり、効率性や流行のSDGsからは程遠いものでありますが、人生の価値とは、そういう無駄なところにこそ存在しているのかもしれません。
本格的な夏が来る前に、もう1発、中距離ツーリングを。
そして夏祭りツーリングとして、飛騨地方遠征のリベンジを果たしたいと思います。
おわり。