距離的には、関西から日帰りで狙えるギリギリの距離です。
■行程名神高速→東海北陸道→東海環状↓富加関ICを下車。
往路は道の駅平成を起点に北上し、飛騨高山スキー場をゴール地点に設定。
ダム湖畔や大規模林道、鈴蘭高原などのワインディングを楽しみます。
復路はせせらぎ街道で郡上八幡までとしました。
朝7:00に名神高速 桂川PAに集合するも、既に渋滞が始まっています。
多賀SAを第二合流地点として京都隊、滋賀隊と合流。
エントリー車両をターボクラスからまとめて紹介。
↑右から
○GRBインプ おうち号
前回はプラステックのように固いオールシーズンタイヤで参戦して苦汁を舐めたのでR1Rに換装。
ナビゲーターに息子氏が搭乗するも、クルマ酔いしてた様子。
○GDBインプ けんとっと3913号
後続車両への跳ね石対策として、ハイグリップタイヤからBSのスポーティータイヤ「アドレナリン」に換装。
タイムや順位を競うわけではないので、ツーリングにはこんなタイヤがいいかも。
○GRB白インプ号
またも台湾製フェデラルタイヤを装着。国産も高いですが、最近はアジアン系も円安でそこそこの値段ですね。
↑右から
○GDAインプ choop号
GDAだからなのか、腕がよいのか、燃費はNAの86に近いくらい良いです。
○アルト すけ号
AT仕様ですが、ジムカーナ仕込みのテクニックで狭い林道を華麗に舞う!
燃料タンクが小さいのが難点。
↑右から
○NB8ロードスター AMMY号
跳ね石で割れたフロントガラスを交換するも、早くも跳ね石で傷だらけ・・・
オープンカーなので、先行のぎゃんぐ号が履くハイグルップなヨコハマA052が跳ね上げる小石やゴミを顔面で受け止めながらの走行のようです(笑)
○NA6ロードスター ぎゃんぐ号
群馬県から帰省しての参戦。
フルコン(LINK)を自ら調教するなど、技術力を蓄積してます。
○86(ZN6) ボロ銀パチ号
埼玉から参戦。
六甲のAE86のワンメイクチーム「86WORK」の元メンバーで、長らく走りから遠ざかっていたが、奥さんに無断でZN6後期を購入し、今回初参戦!
↑右から
○86(ZN6)赤号
最近、新車を増車したようですが、跳ね石で傷だらけになるので、このツーリングには引き続き手軽な86で参戦。
○86(ZN6) badmac号
スーパーチャージャーが寿命なのか、ブーストがかからないようです。
ホームコースの峠下りは恐ろしいペースです。ついていけません。
○86(ZN6) 2ドアハチロク号
走行距離が20万kmを突破してききたので、予防整備としてO2センサー、A/Fセンサー、クラッチマスターシリンダーを交換するなど、地味な整備をして参戦。
■道の駅 平成(へなり) 昭和から平成への改元にのっかり、整備された道の駅に寄りました。
平成から令和の時は、「平成の空気」を詰めたという、空の缶詰を売るなど、商魂たくましいです。
GWということもあり、かなり混みあってました。
埼玉から参戦の86(ZN6) ボロ銀パチ号と合流して、本格的にツーロングをスタートです。
■SS1 県道85号(金山上之保線)放生峠 14.3km
1.5車線ほどの狭い林道区間で、標高400mくらいの放生峠付近では、1速まで落とすヘアピンもあり、速度は乗りませんが走り応えがありました。
木を枝だと思っていたら、ヘビを踏んでしまいました。
■SS2岩屋ダム 17.6km
ダム湖の湖畔は、地形的に楽しいワインディングとセットです。
右コーナーは山でブラインドコーナーになってしまうので、センターラインは遵守しましょう。
■SS3 大規模林道 八幡・高山線 明宝・馬瀬区間 9km
今回のツーリングの目玉コースの一つ。
大規模林道として整備された2車線の高規格道路で、岐阜県内には「大規模林道 八幡・高山線」が細切れに複数個所に点在しており、頓挫したプロジェクトの夢の跡といった感じです。
(緑資源幹線林道とも言われています)
楽しみにしていたコースでしたが、大規模林道の入口で通行止めの看板が出ていました。
ここまで来たからには状況を目視するまで気が済まないので、偵察することにしました。
高規格の2車線で、コースレイアウトもサーキットのようで、舗装状況もかなりいいです。
(通行止めなので、石ころが多いですが・・・)
ワインディングを攻め上げていくと、峠の手前でバリケードが設置されていました(泣)
令和6年2月16日~令和6年7月31日まで工事で通行止めのようです。
バリケードの向こう側は、完全に道がありませんでした。
ここで作戦を立て直すために、小休憩。
すぐにクルマ&走り談義が始まります。
来た道を戻って迂回ルートを行くことにします。
Uターンして引き返そうとしたその時!
アルト号のエンジンが停止してしまってます。
どうやらガス欠のようです。
よりによってこんな山奥で・・・・
最寄りのガソリンスタンドまで30km程あります。
いくつかの選択肢を考えました。
①JAFを呼ぶ
②牽引する
③誰かがガソリンを買ってくる
④何かのホースを使い、他のクルマのタンクからガソリンを口で吸って移す
①~③は距離や距離や時間がかかり過ぎるし、
④はむせたら大変・・・
と、その時、GDBインプのけんとっと氏から、
「携行缶あるっすよ」
と神のような一言が!!
ガソリン偏り対策のために、携行缶で予備ガソリンを持参していたようです。
けんとっと氏GOOD JOB!
↓命拾いして給油するアルトのすけさん。
通行止めによる迂回で20km近くロスして、下呂市の国道41号沿いのドラブインのような場所で昼食とします。
連休中にもかかわらず空いており、12名が一気に着席できました。
奥美濃地方の郷土料理「鶏(けい)ちゃん定食」 1,000円(税込)をオーダー。
鶏肉とキャベツを味噌ベースのタレで炒めた料理で、白ご飯が進みます。
食後は、LINKのマップをセットするぎゃんぐ氏。
「ジェッティングの富永」みたいで、なんかカッコイイぞ。
■SS4 鈴蘭スカイライン
雪山遠征でも訪れたことがある思い出深い地域です。
<前半:県道441号>
国道41号から道の駅南飛騨小坂を過ぎてから、ワインディングっぽくなってきます。
2車線のヒルクライム区間を標高1300mまでグイグイ駆け上がっていきます。
一般車に遭遇しましたが、譲ってもらえたので、ハザードを焚きまくりで目いっぱい感謝の念を送りました。
<後半:鈴蘭高原>
道を譲ってもらっえたおかげで、隊列前半のNA組はオールクリアに近い形で、鈴蘭高原と濁河温泉との分岐に到着。
隊列後半のターボクラスは、ペースカーの処理に手間取ってしまったようです。
鈴蘭峠付近からは、県道441号を左折して北上していきます。
道なりに進むと標高1800mに位置する濁河温泉があります。
途中のビュースポットで休憩。
御岳や乗鞍岳が見えます。
鈴蘭高原の石碑もあるので、映えます。
クルマ2台くらいのスペースしかないので、長居はできません。
雪が残る御岳。
鈴蘭高原を北に下っていき、国道361号から飛騨ぶり街道を高山市朝日町の美女高原方面へ北上していくと、「
走り乃神社」があり、交通安全祈願のために参拝しました。
コンテナの中には、アメリカの公道レースで時速300kmでクラッシュしたストリームZが御神体として祀られており、年に2回御開帳されるようです。
↓クラッシュの模様
厄払いのために、車で大茅の輪くぐりができます。
今回は、ガソリン携行缶を持ってきて、ガス欠メンバーを救うという幸運をもたらしたGDBのけんとっと氏に、メンバーを代表してくぐってもらいました。
「走夢」と刻まれた石碑で、安全運転を誓う一同。
足あとノートもあります。
記帳しようとぺージを開けると、数日前に稲田大二郎氏の記帳がありました。
■SS5 飛騨農園街道 9.5km 神社前の道路が、広域農道である「飛騨農園街道」であり、全長22kmのうちの中間部分である9.5kmのワインディングを北上する形で堪能します。
岐阜県が農作物の迅速な輸送などを目的に、昭和63年に着工、令和3年に全区間が開通。
前半は農道というネーミング通り、牧歌的な景色が広がっていますが、徐々にワインディングらしい極上のコースが現れます。
このコースは今回のツーリングでかなり気に入ったので、いずれは全区間22kmを繋いて走りたいと思います。
■SS6/7 飛騨高山スキー場 9.8km
2車線でいいコースレイアウトです。
路面が傷んでいる箇所が多く、アウト側を使うと路肩の砂で滑って、危うくコースアウト!という場面もありました。
白樺を見ると、山岳路の聖地である飛騨や信州に来たと実感できて、テンションが上がります。
スキー場に到着して休憩タイム。
ここでもオッサン達のクルマ談義が続きます。
↓2017年のGWに来た時は、このようにゲレンデには残雪があったので、温暖化を感じます。
夏のような日差しの中、クルマ談義が尽きませんね。
■SS8 大規模林道 八幡・高山線 宮・高山区間 8.3k
スキー場から引き返し、高山市街の南側を通過して、せせらぎ街道方面へ。
途中にあるワインディングに寄り道して、これを最終SSとします。
午前中にも使用した「大規模林道 八幡・高山線」の一区間です。
■せせらぎ街道
マナーのよいクルマはイエローラインが終わると譲ってくれるので、こちらも気持ち良くハザードでお礼しながらパスできますが、そもそも「譲る」という概念が無いドライバーや、後ろを見ないドライバーもいますからね・・・