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(Green)^2の愛車 [プジョー 306 (ハッチバック)]

整備手帳

作業日:2018年12月8日

クラッチワイヤー交換(2回目)

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

中級

作業時間 6時間以内
1
<だめになったクラッチワイヤー>
先日、整備手帳「クラッチワイヤー点検」にて、クラッチワイヤーをだめにしてしまったことに気が付きました。
走れないことは無いのですが、
○いつワイヤーがペダルから外れるか分からない
○自動調整部が機能していない
○ワイヤーの外覆が擦れていて、破れている部分がある
ことから、新品へ交換することにしました。

1年経って、自分のいい加減な作業のつけを返します。
ここで交換しないと嫌気が差して、2度と作業しない気がしたので…

それでは作業に入ります。
○運転席のシート
○エアークリーナーボックス
○バッテリーケース
を外します。
なお、前回、エアコン配管のブラケットを外すため、右側のホイールを外してから作業しましたが、外さなくてもできることに気が付きました。
2
今回、他の方の記事を参考にして、ヒートシールドを外して、手が入るスペースを作ろうと思います。
果たして、クラッチワイヤーの室内に取り付ける部分を、上手くバルクヘッドの穴に収めることはできるのか?

<ヒートシールド外し>
ヒートシールドを固定するボルト(5本)をめがねレンチ(10mm)で外します。

ボルトはマフラーの熱にさらされているせいか、茶色く焦げています。
錆びて固着しているとボルトを折ってしまうかもしれないので、事前に浸透潤滑剤を塗りました。

最初、Eマニュアルのパーツリストにある4本のボルトを外したのですが、ヒートシールドは外れませんでした。
錆で固着したかと思い込み、あちこち叩いたり、こじったりしましたが、一向に外れません。
結局、もう1本ボルトがあることに気が付き、外せばあっさりとヒートシールドが動いた訳で…

この作業で30分近く時間が経過し、すでにブルー。

<外したボルト>
さらに進行方向左側のボルトが、何と締まっていませんでした。

ボルトの座面がヒートシールドに触れた跡が無いので、製造時から締まっていなかったのではないかと…
ある意味、気が付いて良かった?
3
ヒートシールドをエキゾーストマニホールドから外そうとしたら、バルクヘッドに当たって外れません。

<ヒートシールドずらし>
仕方が無いので、冷却水のホースをずらし、ヒートシールドを進行方向左側へずらしました。



<バルクヘッドへのアクセス>
これで何とか、上側からクラッチワイヤーに触れることができるようになりました。

そして、クラッチワイヤーを取り外します。
(詳しくは整備手帳「クラッチワイヤー点検」をご覧ください。)
4
<クラッチワイヤー新旧比較>
左: 外したもの First Line製 (700g)
右: 付けるもの 純正部品 (500g)

今回は値段が1.5倍する、純正部品を購入しました。
もう一度First Line製のものを準備しても、上手く取り付ける自信が無かったので…

自動調整部についてFirst Line製はスプリングを圧縮しておくタイプでしたが、純正部品はそのまま取り付けることができるようです。
純正部品はスプリングが伸び切っていて大丈夫か不安になりましたが、First Line製と同じように戻し方向にワイヤーを押し込むとスプリングを圧縮することができました。
取り付け後、クラッチペダルを踏むと、上手く調整されるのかな?

<クラッチワイヤー新旧比較(ケーブル径)>
上: 外したもの 細い方…約φ10, 太い方…約φ14
下: 付けるもの 細い方…約φ9, 太い方…約φ12

決定的に違ったのが、ケーブルの径。
First Lineより、純正部品の方が細いんです。
細ければ細い程、曲げやすくなるので、クラッチワイヤーの室内に取り付ける部分をバルクヘッドの穴に収め易くなるはず。
これは、期待が持てそうです。
5
<室内に取付ける部分のグリス塗布>
室内に取り付ける部分にシリコングリスを塗ります。





<クラッチワイヤー取付1>
配線通しに釣り糸を通し、プラスチック部分と結びます。
そして、室内から配線通しを引き上げます。
6
<クラッチワイヤー取付2>
室内に取り付ける部分がエアコンの配管に引っ掛かるので、
①エアコンの配管を手前に持上げながら
②下から室内に取り付ける部分を長い棒で押し上げる
③釣り糸を室内から引き上げる
という進め方で、エアコンの配管の上に通しました。

これらの作業は一人ではできないので、大蔵大臣に手伝ってもらいました。
私にとっては、この作業が一番の難関でした。

そして、ケーブルを下から押し上げ、室内に取り付ける部分をバルクヘッドの穴へ差し込むと…
あっさりと入りました。
(ヒートシールドを動かす必要は無かった…)
やはり、ケーブル径が細い分、曲げ易かったのでしょう。

<クラッチペダルへ取付>
室内に顔を出したクラッチワイヤーのプラスチック部分をクラッチペダルに取り付けます。
①釣り糸を引っ張りながら
②ペンチでプラスチック部分をクラッチペダルに掛けます

掛けた後もプラスチック部分が外れないようにするため、下側に引っ張っておくことをお勧めします。
実は外れることを意識していたにもかかわらず、一度ワイヤーが外れて大慌て。
7
<クラッチレバーへ取付>
①ストッパーをクラッチレバーに取り付けて
②ホルダーをトランスミッション本体に取り付けます

1回目と大違いでワイヤーにとても余裕があり、取り付けが簡単すぎて、逆に不安になりました。
弛んだワイヤーをペダル側に押し込んでしまったせいか、上述のようにペダルからワイヤーが外れてしまいました。
でも、何回かクラッチペダルを踏んだら、しっかりとテンションが掛かりました。

<ヒートシールド取付>
ヒートシールドを固定するボルト(5本)をトルクレンチで締め付けます(9N・m)。
8
<ヒートシールドを固定するボルト>
締め付け後にエンジンの横にカメラを近付け、写真を撮りました。
5本のボルトの位置が分かりました。(赤丸)
(「最初に確認しなさい」何て、言ってはいけません。)

それよりもヒートシールドが当たり、バルクヘッドの塗装が傷付いてしまったのが気になります。(黄枠)
錆びなければ良いのですが。
次回外す機会があれば、バルクヘッドに養生テープを貼ろうと思います。

<配線を固定するプラスチック部品破損>
陽がすっかり短くなり、あわてて組み付け作業をしていたところ、エンジンコンピューターへの配線を固定するプラスチック部品を壊してしまいました。

前回もバッテリーケースのクリップ部分を壊しましたが、ほんと不用意ですよね。
急いで作業をすると、良いことは何も無いです。


これでようやく一つの懸案事項を解決しました。
最初から純正部品を使っていれば、ここまで苦しまなかったかも。
なので、ご自身で作業をされる方には、値段は高いですが、純正部品をお勧めします。

今回の費用:
クラッチワイヤー プジョー純正部品 / 2150Y4 14,688円
(他の材料・工具は持っているものを使用)

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「@端っこのプジョー→B4 さん、こんばんは 不調の原因が分かって良かったですね これで、安心して乗れますね」
何シテル?   01/05 23:04
2008年よりプジョー306に乗っています。
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