クラッチ交換3
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
クラッチ交換2の続きです。
次はトランスミッション側の作業に取り掛かります。
<プラスチック部品取外し>
ベルハウジングの周りに付いている、
赤○: フライホイールカバー
青○: ハウジングプラグ
正面に付いている、
黄○: ハウジングプラグ
を外します。
2
<レリーズベアリング取外し>
レリーズベアリングを手で引き出します。
クラッチフォークも一緒に動きますが、引き出すと爪が外れます。
<レリーズベアリングを外した状態>
ガイドスリーブ上のレリーズベアリングが動くところと、クラッチフォークの爪の先端が光っています。
最初はグリスが塗ってあったと思うのですが、両方とも完全になくなっていました。
3
<外したレリーズベアリング1>
本体と先端部分の間に、かなりのガタがありました。
でも、ボールベアリングが入っていると思われる先端部分は壊れていませんでした。
<外したレリーズベアリング2>
先端部分を外すことができました。
最初の状態を知らないのですが、恐らく、グリスが付いていた?
想像するに、この部分は、ダイヤフラムスプリングと接触し、わずかにベアリングが傾いた時の遊びみたいなものかもしれません。
4
そのままガイドスリーブを外そうと思ったのですが、クラッチフォークが邪魔をして外せません。
なので、クラッチフォークシャフトを回したら、クラッチレバーがトランスミッションの本体に当たって、それ以上、動きませんでした。
ということで、クラッチレバーを外します。
外さずに済めば楽だったのですが…
<クラッチレバー外し1>
クラッチレバーとクラッチフォークシャフトにはピンが圧入されています。
背後にトランスミッションがあり、真っ直ぐ叩けないのですが、ピンをピンポンチで叩きます。
ピンがなかなか抜けなかったので、浸透潤滑剤を塗ったら、何とかピンが動きました。
<クラッチレバー外し2>
ある程度抜けたら、あとはプライヤーで引っ張って外します。
5
<抜いたピン>
ウエスを巻いてからプライヤーで引っ張ったのですが、ねじ山を傷付けてしまいました。
最初、ねじ山にナットを掛けて、ナットを引っ張ろうと考えたのですが、サイズはM7のピッチ1mm。
そんなサイズのナットは簡単に手に入らないですよね…
<クラッチレバー外し3>
あとは、クラッチレバーを手で引っ張れば外れます。
6
<クラッチフォークシャフト外し1>
これで、クラッチフォークシャフトを自由に動かせます。
クラッチフォークをインプットシャフトから離す方向へ動かします。
<フォークベアリング外し1>
クラッチフォークシャフトを固定する上側のフォークベアリングの爪を押しながら、上へ持ち上げて外します。
7
<クラッチフォークシャフト外し2>
クラッチフォークシャフトを持ち上げ、下側のフォークベアリングから外した後、取り出します。
<フォークベアリング外し2>
下側のフォークベアリングの爪を押しながら、上へ持ち上げて外します。
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<外したクラッチフォークシャフトとフォークベアリング>
フォークベアリングはプラスチックなので、クラッチフォークシャフトはほとんど磨耗していませんでした。
今回、フォークベアリングは交換します。
クラッチ交換4へ続く。
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