トランスミッション取り付け2
1
トランスミッション取り付け1の続きです。
それでは、トランスミッションの取り付けに戻ります。
トランスミッションをチェーンで吊り上げて高さを調整し、ミッションジャッキで傾きを調整します。
数回繰り返して、徐々にエンジン側に合わせます。
<トランスミッション取付6>
写真の状態はクラッチプレートの溝穴に、インプットシャフトが触れている状態です。
もう少しで、接続できます。
<シフトリンクの位置確認>
この時点では遅いのかもしれませんが、シフトリンクが正しい取り回しになっていることを確かめます。
明後日の方向を向いていると、折角エンジンの高さに合わせたにもかかわらず、やり直さなければなりません。
本来、シフトリンクを外して付け直せば済むのですが、外すのに苦労しそうなので。
2
<トランスミッション取付7>
ミッションジャッキで軽く持ち上げている間にエンジンホルダーのフックをエンジン側に寄せます。
すると、トランスミッション自体の重さでエンジン側へ動くので、あとはスプラインを合わせれば接続できます。
<トランスミッション取付8>
スプラインを合わせるため、
○ソケット(21mm)を付けたスピンナハンドルでクランクプーリーを時計回りに少しずつ回す
○トランスミッションを動かし、インプットシャフトが入る位置を探す
を繰り返します。
3
数回トライすると…
<トランスミッション取付9>
「インプットシャフトが入った!!」
写真の状態はインプットシャフトが入った状態です。
ところで、ディーラーの方はある程度の高さまで、ミッションジャッキで持ち上げ、最後は人力でエンジンにつなげるそうです。
マニュアルトランスミッションは軽いのでとのこと。(36kgもあるのに!)
4
<ボルト仮締>
エンジンとトランスミッションをつなげる上側のボルト(3ヶ所)を素早く仮締めします。
これで、もうトランスミッションが外れることはありません。
<ボルト締付>
下側のボルトも含め、4ヶ所のボルトを徐々に締め付けていくと、2ヶ所の位置決めスリーブも圧入されていきます。
最後にトルクレンチを使って45N・mで締め付けます。
これで、トランスミッションの接続が完了し、峠を越えることができました。
次に外した部品の取り付けを進めます。
5
<スピードギヤ取付1>
右側のドライブシャフトの付け根にあるスピードギヤを取り付けます。
タコメータースクリューの突起をディファレンシャル側の溝に合わせて、取り付けます。
<スピードギヤ取付2>
Oリングを挟まないように注意しながら、スピードギヤのカバーを取り付けます。
この後、ボルト(3ヶ所)を15N・mで締め付けました。
6
<ロックプレート他 取付>
赤○: ロックプレート
青○: パワーステアリングホースブラケット
を止めるボルト(3ヶ所)をめがねレンチ(10mm)で締め付けます。
パワーステアリングホースを固定するブラケットはエンジンとトランスミッションを接続するボルトと共留めなので、一度外して、45N・mで締め直しました。
<ブラケット取付>
赤○: パワーステアリングホースブラケット
青○: 配線ブラケット
を固定するボルトをめがねレンチ(11mm)で締め付けます。
7
<シフトリンク取付>
次にシフトリンクをつなげます。
外す時とは大違いで、簡単に手で押し込めました。
外れないか心配な位…
それでは、トランスミッションマウントを取り付ける作業に入ります。
<トランスミッション上部エアブロー>
スピンドルのねじ穴を含め、エンジンマウント取り付け部付近をエアーで清掃します。
8
<トランスミッションマウントブラケット取付>
トランスミッションマウントブラケットを固定するボルト(2ヶ所)をソケット(13mm)を使ってトルクレンチで締め付けます。(30N・m)
<プレートへ錆転換剤塗布>
スピンドルの下に敷くプレートが錆びていたので、錆転換剤を塗りました。
トランスミッション取り付け3へ続く。
関連パーツレビュー
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
関連コンテンツ
関連整備ピックアップ
関連リンク