リジットラックのラバーブロック交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
エンジン・足廻りの整備には欠かせないリジットラック、購入して早10年が経ちました。
<ジャッキアップの状態>
私は車を持ち上げる時、車両下部のジャッキアップポイントにリジットラックを掛けます。
2
<ラバーブロックの状態>
すると車体の重さがジャッキアップポイントの3mmの金属板に乗るので、使っていくうちにラバーブロックが傷んでいきます。
ラバーブロックの傷みを見ながら、4個のリジットラックを交互に使ってきましたが、3個が切れてしまったので、交換することにしました。
<ラバーブロック取外し1>
ラバーブロックを固定するねじ(4本)をプラスドライバー(No.1)で外します。
3
<ラバーブロック取外し2>
ねじを外すと、ラバーブロックが外れますが、2つに割れてしまいました。
<新旧比較>
左:外したもの
右:付けるもの
車検証を見ると前軸重は720kgなので、フロントをジャッキアップした時は、1脚当たり360kg位の重さが掛かることになります。
そりゃ、何度も使えば、ラバーブロックが切れますよね。
4
<ラバーブロック取付部清掃>
アダプターの表面の汚れをパーツクリーナーで清掃します。
<ラバーブロック取付1>
ラバーブロックの溝の向きとリジットラックの足の位置を意識して取り付けます。
ドライバーでねじを締める時、締め付け過ぎると、ねじの頭がブロックの中に入ってしまうので注意します。
5
<ラバーブロック取付2>
アダプターの高さは3ヶ所に設定できますが、中段を使うときは90度向きが変わります。
下段: 通常使っている
中段: トランスミッションを下ろす時に使った
上段: (手持ちのガレージジャッキでは持ち上げられない)
ので、一番使い勝手の良い今までと同じ位置で取り付けました。
<ラバーブロックを付けた状態>
気分一新です。
これで、また安心してジャッキアップができます。
6
さて、外したラバーブロックはお疲れ様…かというと、そんなことは無く、未だ未だ活躍してもらいます。
このブロック、外したドライブシャフト等の円筒形のものを支持するのに重宝するんですよね。
実は今までも、いくつかの整備で登場しています。
<板の穴開け1>
ラバーブロックが割れているので、9mmのベニア板を使って、台を作ります。
今後は重たい物を支える訳ではないので、2ヶ所のボルトで固定することにします。
以下の順に穴を開けます。
①ドリル(4mm)で穴を開ける
②ドリル(7mm)で穴を広げる
③ドリル(11mm)で6mm程の深さまで座ぐる
2ヶ所で固定することにしたのに、勢い余って4ヶ所穴を開けてしまった…
<板の穴開け2>
板ナットを圧入するため、穴の角を彫刻刀で少し広げます。
7
<板ナット圧入>
板ナットをハンマーで圧入します。
<板の切断>
ここで板を4つに切り出します。
最初に切っても良かったのですが、板が大きい方が作業性が良いと考え、後から切りました。
8
<ラバーブロック取付3>
あとは、リジットラックに取り付ける時と同じようにねじで締め付けます。
最初、リジットラックに使っていたねじを締め付けたら、ボルトが届かない…
なので、手持ちの長いボルトを鉄のこで切って使ったのは愛嬌です。
<ラバーブロックを付けた状態2>
これで、ラバーブロックが分離することなく使えます。
なお、水に濡れることは無いだろうと考え、台は塗装しませんでした。
ラバーブロックの交換は1時間も掛かりませんでしたが、台を作るのに時間が掛かりました。
今回の費用:
ラバーブロック ストレート / 15-1084 4個 3,168円
板ナット(M6) 八幡ねじ / 750 165円
(他の材料・工具は持っているものを使用)
合計3,333円
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