パーキングブレーキ調整(4回目)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
2018年11月に整備手帳「ユーザー車検(5回目)」で、パーキングブレーキの検査になかなか合格せず、苦労しました。
車検後に調整したのですが、2年経過して少しワイヤーがたるんできたので、調整することにしました。
<調整前の状態確認>
まず、リヤをジャッキアップし、タイヤを回して、左右のパーキングブレーキの利き具合を調べます。
パーキングレバーを開放から1ノッチずつ引き上げていきます。
結果、
右: 5ノッチで固定
左: 8ノッチで固定
となり、2年前と同じように左側の利きが悪いことが分かりました。
左側のブレーキパッドの磨耗が少ないことに関係ある?
(整備手帳「フロント・リヤブレーキ点検(4回目)」をご覧ください。)
https://minkara.carview.co.jp/userid/563851/car/621240/6164781/note.aspx
左右差が出る原因を考えてみました。
1. 片側のワイヤーが伸びた
2. 片側のピストンの動きが悪い(シールもしくはピストンの中心にあるねじ部がおかしい)
1は症例を聞かないし、左側のブレーキパッドの磨耗が少ない(通常のブレーキも利きが弱い)ことを考えると、2のような気がします。
程度がひどく、固着し掛けているのかもしれません。
そろそろ、キャリパーシールを交換したいな…
2
ワイヤーの調整で左右差を解消することはできないかもしれませんが、遊びを減らして、パーキングブレーキの利き始めを早くします。
いつもレバーハンドルを外せず苦労するので、今回、取り外しツールを作りました。
取り外しツールと言ってもかしめに失敗したブーツバンドの残骸ですが…
<レバーハンドル外し1>
取り外しツールをパーキングレバーの解除ボタンの脇に差し込みます。
<レバーハンドル外し2>
すると、あれだけ抜け辛かったレバーハンドルが簡単に抜けました。
いや、本当にレバーハンドルがなかなか外れないことが腹立たしくて、調整前にいつも心を乱していました。
今後は心穏やかに冷静に、作業できます。(笑)
3
4
<ワイヤー調整>
調整ナット(13mm)をスパナーで回して、調整します。
右回転: ワイヤーを張る
左回転: ワイヤーをたるませる
最初に意図的にワイヤーをたるませて、ブレーキキャリパーのレバーが戻るか確かめてみました。
<リヤブレーキキャリパー(左)>
ワイヤーをたるませると、ワイヤーに合わせてレバーも左側へ動いていきます。
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<リヤブレーキキャリパーのワイヤー部分>
左: 左側
右: 右側
右側はワイヤーに合わせてレバーも動いていきましたが、左側はワイヤーとレバーの間にすき間が開いてしまいました。
左側のリターンスプリングが利いていない?
ここで確かめたのは、ピストンの押し側ではなく、戻り側ですが、何れにせよ、調子が悪いみたいです。
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それでは、ワイヤーの調整に入ります。
調整はパーキングブレーキレバーを1ノッチ掛けた状態で、ブレーキを引きずるところを狙います。
ナットを90度程回した後、左右のリヤタイヤを回してブレーキの状態を確かめます。
こつこつと調整を繰り返します。
<調整前後>
調整後は以下のようになりました。
左: 4ノッチで固定
右: 2ノッチで固定
右側をギリギリに調整しました。
この位にしないと左側がついてこない…
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<水洗い>
せっかくなので外したセンターコンソール他を中性洗剤で洗いました。
丸洗いは、部品を外した時の特権です。
<艶出し保護剤塗布>
水分を拭き取って乾燥させた後、艶出し保護剤を塗ります。
あとはセンターコンソール他を元に戻して終了です。
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<センターコンソール付近>
パーキングブレーキ周りだけ、きれいになりました。
フロアカーペットの汚さとは対照的です。(笑)
これで、車検のパーキングブレーキの検査も大丈夫でしょう。
今回の費用: 0円
(工具は持っているものを使用)
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