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(Green)^2の愛車 [プジョー 306 (ハッチバック)]

整備手帳

作業日:2020年12月6日

アイドルステッパーモーター交換

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 1時間以内
1
<不安定なアイドリング>
不安定なアイドリングが、最近また始まりました。

スロットルドラムが動いていないにもかかわらず、エンジンの回転数が上下しています。
アイドルステッパーモーターが開閉を繰り返しているのでしょう。
2
改めて整備手帳を見てみると、不安定なアイドリングとは、2013年からの付き合いでした。
症状はいつも同じで、下記のようになります。
1. エンジンを掛けた直後から回転が上がらず、アクセルを開けていないとエンジンが止まる
2. エンジンを掛けた直後に3000回転まで上がり、数十秒後に回転が上がったり、下がったりし始める(ハンチング)

故障が進行したのか、今年になって新しい症状が現れ始めました。
3. 市街地を1時間位走り、減速時にクラッチを切って滑走すると、エンジン回転数が下がり止まる

1に近い状態ですね。
調子良く走っていて、この症状がいきなり出ると、かなりなえます。

これらの症状が出始めるきっかけも、何となく見えてきました。
○高速道路を100km/hで1時間位走行後、パーキングエリアへ寄って、再始動したら発生
○車検の足廻り検査後の再始動で発生
振動がきっかけになっている気がします。

あと、寒い時期に発生し易い傾向があります。
暖かくなってくると、突然、症状が出なくなるんです。(温度が関係?)
本当に不思議です。


最近、エンジン停止後のアイドルステッパーモーターの作動音(次回始動時の電磁弁の初期位置を確かめている?)が、以前と違うことに気が付きました。
今まではエンジン停止後に軽快な「カラカラ」音がしていましたが、今は「ジージー」と鈍い音がして、いかにも動きづらそうです。
「これ、電磁弁の位置が正しく出ていないな…」

今まで、不安定なアイドリングは、
○センサーがおかしな信号を出す
○コントロールユニットがおかしな信号を出す
ことをイメージしていたので、アイドルステッパーモーター自体の故障を疑っていませんでした。

でも、エンジン停止時は、センサーは作動していないし、コントロールユニットがおかしな信号を出しても、「カラカラ」音のタイミングが変わるだけで、変な音はしないはず…
やっぱり、アイドルステッパーモーターがおかしい気がします。

ということで、アイドルステッパーモーターを交換することにしました。
3
前置きが長くなりましたが、作業に取り掛かります。

アイドルステッパーモーターを外すため、サクションホースを外します。
今回は、エアクリーナーボックスとスロットルボディを外さずに作業します。

<ホース・コネクター外し>
以下の配線とホースを外します。
赤○: オイルベーパーホースの取り外し及び移動

<アイドルステッパーモーター外し1>
アイドルステッパーモーターのコネクターを取り外します。
爪を持ち上げて、引っ張れば外れます。
4
<アイドルステッパーモーター外し2>
アイドルステッパーモーターを固定するねじ(2本)をトルクスレンチ(T20)で外します。
「あれ、トルクが少し低い?」



<外したアイドルステッパーモーター>
手で引っ張って外してみると、取り付け面が、少し削れていました。

一瞬、アイドルステッパーモーターにガタが出て、そこから空気を吸ったことをイメージしました。
でも、この程度でガタが出ることはないので、取り付け・取り外しを繰り返したことにより削れたのでしょう。
因みに、過去に撮った写真を確かめたのですが、2016年の時点で、少し削れていました。
5
<新旧比較>
左: 旧 Magneti Marelli製 114g
右: 新 Magneti Marelli VDO製 113g

社外品を購入したのですが、同じMagneti Marelli製でした。
袋にはMade in EUとありましたが、製品本体の表示はメキシコ製となっていました。(笑)
もちろん、各部の寸法は同じとなります。
6
外したアイドルステッパーモーターの抵抗値を確かめてみます。

<抵抗値測定>
Eマニュアルより配線と規格を調べてみました。

○アイドルステッパーモーターの抵抗値
  コネクターを外した状態で
  AとD: 48~62Ω
  BとC: 48~62Ω

冷蔵庫・冷凍庫で冷やしてみたのですが、抵抗値には異常はなさそうです。

内部のコイルには問題がないようなので、電磁弁が磨耗・もしくはゴミが挟まり動きが悪くなったのかもしれません。
結果として、「電磁弁が正しい位置に止まらない(行き過ぎる)⇔コントロールユニットが補正する」を繰り返して、ハンチングしていたのかも。

清掃時にキャブクリーナーやパーツクリーナーを噴き付け、ゴミを押し込んだとしたら、悲しいですね。
7
<Oリングの付替>
Oリングを外して、新品へ取り付けます。
このOリングは2018年に市販のOリングを購入し、取り替えたものです。

(詳しくは整備手帳「スロットルボディー他清掃(2回目)2」をご覧ください。)
https://minkara.carview.co.jp/userid/563851/car/621240/5240912/note.aspx

アイドルステッパーモーターを、新しいねじを使って締め付けます。
そして、ホースと配線をつなぎます。
8
<交換前後>
上: 交換前
下: 交換後

ほとんど差はありませんね。(笑)
あとは、アイドルステッパーモーターの初期位置を出すため、以下の操作をします。
1. キーをONの状態で20秒間
2. キーをOFFの状態で20秒間
3. エンジンスタート

交換直後から、1, 2の不安定なアイドリングは出なくなったのですが、減速時にクラッチを切って滑走すると、1,000回転以下でハンチングし、エンストする症状が出ました。(3に近い?)
しかし、それも数日の走行で全く出なくなりました。

最初はアイドリングが不安定でも、しばらく走ってコントロールユニットが学習すると、正しく動くようになるのでしょう。
これでようやく、不安定なアイドリングが解消しました。

交換して、以下の違いに気が付きました。
○アイドリングが200回転程下がった
 「エンジン止まっている?」と、勘違いする位、とても静かになりました。
○エンジン停止後の作動音が「カラカラ」ではなく、「チチチ」となり、とても小さな音になった
 大きな音がするならば、即交換しても良いかもしれませんね。

普通、アイドリング不良は、アイドルステッパーモーターから疑いますよね。
解消したことはうれしいですが、7年も何やってたんだろうと思ってしまう…

今回の費用:
アイドルステッパーモーター Magneti Marelli VDO / 230016079087 12,700円
(工具は持っているものを使用)

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この記事へのコメント

2021年5月2日 0:16
こんばんは。
私も一度交換しましたが、症状が改善されずに悩んだことがあります。
どの時の原因はパワステのプレッシャーセンサーでしたよ。
想定外の箇所でしたので気づきませんでしたね。
コメントへの返答
2021年5月2日 20:58
ま-坊306さん、こんばんは
コメント、有難うございます

アイドルステッパーモーターを交換されても、直らなかったのですね
確かにパワステのプレッシャーセンサーが故障して、アイドリングが不安定になる(エンストする)なんて想像しませんよね

私の車もいつかプレッシャーセンサーが故障するかもしれないので、覚えておきます(笑)
2021年5月2日 17:18
Greenさん
私も下記症状が出ます。
3. 市街地を1時間位走り、減速時にクラッチを切って滑走すると、エンジン回転数が下がり止まる。

条件としてはエアコンON時に良く出ます。
あとは回転数高めからエンジンブレーキかけてクラッチを切るとストールすることが多いです。
信号待ちの時が多く、勝手にアイドリングストップ機能がアドインされた感覚でして(笑)

私も交換してみようかと思います。
コメントへの返答
2021年5月2日 21:35
シグマブルーさん こんばんは
コメント、有難うございます

同じような症状が出ているのですね
記載頂いた条件から、何れもアイドルアップしなければいけない時に、出来ていないようですね
アイドルステッパーモーターを交換してみる価値はありそうです

交換して、直ると良いですね
意図せずアドインされたアイドリングストップの静寂さを、味わえなくなるかもしれませんが(笑)
2021年5月2日 21:55
Greenさん、まー坊さん
こんばんは!
私の年式だけなのかは不明ですが、1,800ccのエンジンにはパワステプレッシャーセンサーが付いていない(センサー自体が無い)という記憶が有ります。(迷宮入り)
他の306オーナーの方もパワステプレッシャーセンサーの交換で解消されたようですがいずれも2,000ccのエンジンでした。
コメントへの返答
2021年5月2日 22:49
シグマブルーさん こんばんは
アドバイス頂き、有難うございます

たった今、懐中電灯を点けて車を見てきました(笑)
ボンネットに向かってインテークマニホールドの左下、オルタネーターの前に、パワステのプレッシャーセンサーがありました
オイルがにじんでいた…(ショック)

因みに私の車のエンジン型式はLFYで1,800ccです
2021年5月2日 23:04
Greenさん
速いですね(笑)
形式は同じですね…私も見てみます!
ありがとうございます!
コメントへの返答
2021年5月3日 21:23
シグマブルーさん こんばんは

既に確かめられたかもしれませんが、今日、写真を撮ったので、後程、何シテルに乗せておきます
2021年5月3日 21:58
Greenさん
ありがとうございます!
私の個体にはパワステプレッシャーセンサーやはり無さそうでして…。
となるとこのセンサーではない部分が原因になっているかも知れません…むぅ。
コメントへの返答
2021年5月3日 22:36
シグマブルーさん こんばんは

パワステプレッシャーセンサーが無ければ、リスクが減るので、良いことかもしれませんね
ところで、パワステプレッシャーセンサーが故障すると、パンドルをきった時にエンストするみたいです
ご参考まで

プロフィール

「@端っこのプジョー→B4 さん、こんばんは 不調の原因が分かって良かったですね これで、安心して乗れますね」
何シテル?   01/05 23:04
2008年よりプジョー306に乗っています。
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