ドアミラー(左)内のホルダー修理
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
整備手帳「ドアミラー(左)点検・清掃2」に続き、ドアミラー(左)内のホルダーを修理します。
ホルダーはドアミラーベースに固定され、ドアミラー本体の保持・可動の役割があります。
306にはホルダー内部のスプリングを押さえるストッパーリングが抜けてしまうという持病があるようです。
(以前、右側が外れましたし、みん友さんも外れたとのこと。)
<ホルダーの状態>
今回、整備手帳「ドアミラー(左)点検・清掃2」にて、ホルダーの状態を確かめたのですが、ストッパーリングは今にも外れそうな位置にありました。
危うく、黒ひげ危機一髪(?)になるところでした。
2
それでは作業に取り掛かります。
最初にストッパーリングを外します。
<ストッパーリング外し>
ホルダーをバイスに挟んで、ストッパーリングとリテーナーの間にマイナスドライバーを差し込みます。
ストッパーリングが外れると、スプリングの力で部品が飛ぶので、ダンボール箱を置いておきます。
ダンボール箱の中が黒いことに意図はなく、ただ黒色のスプレー塗装に使ったからです。(笑)
ストッパーリングは意外と軽く外れ、部品も思った程、飛びませんでした。
3
<外した部品>
ホルダーは5個の部品からなっています。
本体とシャフトが触れる部分が結構削れていますが、十分使えそうです。
4
<部品洗浄>
ドアミラーの部品と同じように、中性洗剤で水洗いします。
ストッパーリングの表面には結構錆が出ていますが、換えが無いので、再使用します。
<グリス塗布>
本体とシャフトが触れる部分にグリスを塗りました。
また、スプリングの錆止めとして、スプリングの両端にも、薄く塗りました。
グリスを塗ると、本当にドアミラーの開閉が上品になります。
5
<シャフト拡大>
ストッパーリングをシャフトの溝の部分(赤い破線部)にはめます。
A部: 最初に付いていた部分(2項で抜いたので、上まで爪の跡が付いています)
B部: 実は1回失敗した部分
ストッパーリングの爪がA部に乗らないよう、位置をずらしてはめます。
6
それではストッパーリングをはめます。
<ホルダー・シャフト組立>
整備手帳「ドアミラー(右)修理」でも使った押し込み用のリングとともにホルダーをバイスに挟みます。
そして、バイスのハンドルを回し、ストッパーリングをシャフトの溝にはめます。
リングの状態を確かめようとバイスから外すと、十分にはまっていません。
慌てて、再度バイスで挟もうとした瞬間…
「あっ、外れた!」
-ストッパーリングはそこら辺に飛び
-リテーナーはコインを指で弾いた時のような音を発しながら、中へ舞い上がり
-スプリングはおでこをかすめて、後方へ転がりました
リテーナーを紛失すると面倒なので、全集中でどこに着地するか耳を澄まします。
「1, 2…チャリーン」
真後ろ約4mに着地。
すぐさまリテーナーが着地したであろう方向に視線を送ると、転がっているリテーナーを捕捉。
何とか紛失を免れました。
ストッパーリングをはめる時に、シャフトが押し込み用のリングに隠れて見えないので、加減が分からないんですよね…
それにしても安全めがねをしていたとはいえ、顔に直撃しなくて良かった。
スプリングに関係する作業は、大小を問わず危ないので、もっと注意を払わなければ。
7
<修正したホルダーの状態>
再度、挑戦し奥までストッパーリングをはめることができました。
一応、リングの爪がシャフトの溝に引っ掛かり、正しい状態に復帰しました。
8
<ストッパーリングの位置比較>
最初の状態と比較してみました。
違いが分かるでしょうか。
上: 修正前
下: 修正後
ストッパーリングの爪が弱っているかもしれませんが、当分持ってくれると良いな…
今回の費用:0円
(材料・工具は持っているものを使用)
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