エンジンルーム内ヒューズボックスのふた交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
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2016年3月にエンジンをOFFにしても冷却ファンが止まらない故障が発生し、仕方なくエンジンルーム内の40番ヒューズを抜き差しして対処していました。
ある夜、ヒューズを抜いた時に、ヒューズボックスのカバーを開けたままボンネットを下ろしたため、見事にふたがもげました。
<もげたヒューズボックスのカバー>
2
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残念なことに、ヒューズボックスの溝の中にカバーを固定する爪が残っています。
溝から爪を取り外す方法を確かめるため、まずはヒューズボックスを動かせるようにします。
<残った爪>
実は過去に数回、引っ張ったりしましたが、抜けませんでした。
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<ヒューズボックス外し1>
めがねレンチ(10mm)で、ヒューズボックスの側面を固定しているナットを緩めます。
ボックスは上から∩型に乗っかっているだけなので、ナットを外さなくても大丈夫です。
バッテリーケースとの間に工具を入れるため、作業性は良くないですが、何とか緩められました。
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つぎに、ヒューズボックスの前面を固定するナットを緩めます。
<ヒューズボックスの前面>
私の車は、LEDとHIDヘッドライトのコントローラー・イグナイターを固定するブラケットを共止めしているので、ナットに工具が届きません。
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仕方がないので、下側のHIDのイグナイターをブラケットから外します。
<イグナイターの結束バンド切断>
ニッパーで、イグナイターを固定する結束バンドを切ります。
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<ヒューズボックス外し2>
ソケット(10mm)にエクステンションバー(150mm)を付けたラチェットレンチで、ナットを外します。
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<ナットを外した状態>
こんな感じで外れました。
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<爪と溝の構造>
溝の中の形を確かめたのですが、カバーの抜け止めとして、横方向に出っ張りが付いているようです。
また、爪の表面には凹みがあるので、この凹凸でカバーが固定されるようです。
マイナスドライバーを差し込んだ状態で、爪を引っ張りましたが抜けません。
さらに確かめると、爪の真ん中に切欠きがあるのですが、溝の中にはこの切欠きに収まる突起はないようです。
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なので、爪を引っ張り出すのではなく、叩き抜くことにしました。
<残った爪の除去>
ピンポンチ(3mm)をあてがい、ハンマーで残った爪をヒューズボックスの溝の中へ叩き抜きました。
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<爪の状態>
こんな感じで、爪が溝の下側に出てきました。
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<外した爪>
片側の爪は勢い余って、エンジンルームの中へ飛んでいき、失くしてしまいました。
バッテリー下のトランスミッションマウントの辺りにあるのかもしれません。
手が入らないので、探す気力も失せ、そのままにしました。
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<ヒューズボックス下清掃>
ヒューズボックスを外したので、下の部分をマイクロファイバークロスで水拭きしました。
実は、ヒューズボックスには底がないんです。
清掃後、ヒューズボックスを固定するナットを締め付け、元に戻します。
そして、イグナイターをブラケットに取り付けます。
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ふたを新旧で比べてみます。
<ふたの新旧比較1>
外側
左: 旧
右: 新
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<ふたの新旧比較2>
内側
左: 旧
右: 新
メーカーも形状も全く同じです。
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<ふたの取付>
あとは、ふたの爪をヒューズボックスの溝に差し込むだけです。
外すのはあんなに苦労したのに、取り付けはあっさり。
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<ふたのロック部分>
ふたのロックが少し斜めに掛かり、外れることはありませんが、収まりが悪かったりします。
20年も経つと、ヒューズボックスの本体も歪んでくるのかもしれませんね。
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<交換前後比較1>
交換前
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<交換前後比較2>
交換後
これで、カバーが外れることはないでしょう。
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養生テープで押さえている部分がまた一つ減りました。(笑)
それにしても、何をやるのも億劫で、いけないですね。
今回の費用:
COVER FUSE BOX 純正部品 / 6547WR 540円
(工具は持っているものを使用)
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