リヤブレーキキャリパーシール他交換4
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
12時間以内 |
1
リヤブレーキキャリパーシール他交換3の続きとなります。
次にレバーを取り付ける準備をします。
<ラバープレート取付>
レバーの溝の形に切られたラバープレートを、レバーに通します。
この部品、レバー側の防水が目的かもしれません。
2
<ブーツ裏返し>
組付け作業をやり易くするため、予めブーツをめくっておきます。
3
<ブーツ取付>
そして、ブーツをレバーに通します。
4
<レバーグリス塗布>
レバーのシャフトにグリスを塗布します。
1. スリーブの部分: リチウムグリス
2. カムの部分: リペアーキットに同封のグリス: 020481121
を、塗ります。
スリーブも最初は無給油だったかもしれませんが、表面が荒れていたので、グリスを塗りました。
5
それでは、いよいよブレーキキャリパー本体にレバーを取り付けます。
<レバー取付1>
皿ばねの上に、自作の皿ばね圧縮ツールを置き、シャコ万力で挟みます。
6
<レバー取付2>
レバーのシャフトが通るよう、
1. スプリングの端の位置
2. カムの位置
を確かめながら、シャコ万力を締め込んでいきます。
7
<レバー取付3>
6項の位置が合えば、レバーのシャフトはスムーズに通っていきます。
8
<レバー取付4>
そして、シャフトの抜け止めとして、スナップリングプライヤーで、スナップリングを取り付けます。
スナップリングが確実に溝に入っていることを確かめたら、シャコ万力を緩め、皿ばね圧縮ツールを外します。
9
<レバー取付後>
こんな感じで、パーキングブレーキの部分が組み立てられました。
作業前と比べるとカムの部分のグリスが少ないです。
また、グリス: 020481121を使い切ってしまったので、次回、部品交換を伴わない整備をする時、使うグリスを考える必要があります。
10
<ブーツ固定>
あとは、めくっておいたブーツをブレーキキャリパー本体の溝に掛け、周りを結束バンドで締め付けます。
11
次にスライドピンを組み付けます。
<ブレーキキャリパー本体グリス塗布4>
スライドピンが収まる部分にリペアーキットに同封のグリス: 0204181201を塗ります。
12
<スライドピン部のグリス塗布後>
Oリング溝だけではなく、グリス溝にもたっぷりと塗りました。
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<Oリンググリス塗布>
Oリングにグリスを塗ります。
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<Oリング取付>
そして、Oリングをスライドピンが収まる部分のOリング溝(2ヶ所)に取り付けます。
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<スライドピングリス塗布>
次に、スライドピン(2本)にグリスを塗ります。
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<ブーツ取付1>
スライドピンとブレーキキャリパー本体にスライドピンのブーツを取り付けます。
○スライドピン: 端の厚みがある方
○ブレーキキャリパー本体: パーキングブレーキ側
に、ブーツを取り付けます。
どうでもよいかもしれませんが、ブーツの表面にある番号の位置も合わせています。(笑)
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<ブーツ取付2>
ブレーキピストン側から、ブレーキキャリパー本体にスライドピンを差し込みます。
なお、ブーツを付ける順番は気にしなくても良いですが、スライドピンには向きがあります。
端の厚みが厚い方: ブレーキピストン側
端の厚みが薄い方: パーキングブレーキ側
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<ブーツ外れ>
しかし、何度やってもブーツがブレーキキャリパー本体の溝から簡単に外れてしまいます。
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しつこく、ピンポンチでブーツの端を押していたら…
<ブーツ破損>
ピンポンチの先端が滑って、なんとブーツに刺さってしまいました。
スペアは無いので、外した穴の開いていないブーツを使うことに。(がっかり)
20
ブーツを取り付ける方法を考えてみました。
<ブーツ取付方法>
1. 一旦、スライドピンの溝からブーツを外し、ブーツをブレーキキャリパー本体の溝に差し込み
2. ブーツ内の空気を抜いてあげる
と、良い気がします。
また、ブーツやブレーキキャリパー本体の溝に、グリスを付けないようにするのが良いですね。
21
リヤブレーキキャリパーシール他交換5に続く。
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