エアコン風量調整できず1
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
今年に入って、エアコンの風量調整ができなくなりました。
<風量調整ノブ>
通常、調整ノブを風量の一番少ない位置(水平の位置)にしているのですが、時々、急に風量が多くなったり少なくなったりを、繰り返していました。
さらに面白い(?)ことに、ウィンカーを出している時に、点滅のリズムに合わせて、ブォ、ブォ、ブォ、ブォ、ブォ…と繰り返すんです。
上記の症状が出てから数ヶ月程で、調整ノブを回しても、風量が一番少ない状態から変わらなくなりました。
今でも時々ウィンカーのリズムに合わせて、ブォ、ブォ…と繰り返す時があります。
2
どこが壊れているか、考えてみます。
〇ブロアーファーンが回っている音はしているし、エアコンの冷たい風が出てくるので、動いている模様
→ブロアーファーンモーターは大丈夫そう
〇ウィンカーのリズムに影響される
→配線のショート
ブロアーファーンレジスター(実際はレジスターではなくトランジスターの模様)の故障
インターネットで調べると、ブロアーファーンレジスターが壊れると、風量が全開になったり、動かなくなったりするみたいですね。
一方、みんカラで306の症例を見てみると、風量が全開になった例があり、スイッチ裏のコネクターが外れていたとのこと。
今回は、まず、スイッチ裏のコネクターを調べてみようと思います。
3
それでは、作業に取り掛かります。
<バッテリーの端子外し>
めがねレンチ(8mm)で、バッテリーのマイナス端子を固定するボルトを緩め、端子を外します。
以前、マイナス端子を外さずに作業して、オーディオユニットのコネクターを不意にショートさせ、ヒューズを飛ばしたことがありました。
4
まず、フェイスパネルを外します。
<フェイスパネル外し>
シガーソケットを外して、内装外しをフェイスパネルの内側に差し込むと、フェイスパネルが外れます。
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次に、時計・外気温計を外します。
<時計・外気温計外し>
トルクスビット(T20)を付けたラチェットドライバーで、時計・外気温計を固定しているねじ(2ヶ所)を外します。
その後、時計・外気温計を手前へ引っ張り出し、コネクターを外します。
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<時計・外気温計を固定するねじ穴>
時計・外気温計を固定する左側のねじ穴が、割れて半分無くなっていました。
ねじは締まりますが、ほとんどねじの役目を果たしていない…
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そして、オーディオユニットを外します。
<オーディオユニット取外し1>
オーディオユニットを手前に引っ張り出します。
オーディオユニットの裏側に付いているゴムを、ダッシュボード奥にある穴に差し込んであるだけなので、簡単に外れます。
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<オーディオユニット取外し2>
オーディオジャック(赤○)とオーディオユニットのコネクター(青○)を外します。
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さらに、フェイスプレートを外します。
<フェイスプレートの固定位置>
フェイスプレートは以下で固定されています。
上側: オーディオユニットの側面内側にあるナット(2ヶ所)…赤○
下側: フェイスパネル部分にあるねじ(2ヶ所)…青○
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<フェイスプレート外し1>
コンビネーションスパナ(8mm)で、上側を固定するナット(2ヶ所)を外します。
ダッシュボードの中にナットを落とさないよう、十分注意します。
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<フェイスプレート外し2>
トルクスビット(T20)を付けたラチェットドライバーで、下側を固定するねじ(2ヶ所)を外します。
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<シガーソケット等コネクタ外し>
シガーソケット・ハザードランプ・デフロスターのコネクターを外してから、フェイスパネルを持ち上げます。
2014年9月にシガーソケットの割れた部分を修理しましたが、修理の甲斐なく、その付近がひどく割れていました。
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<フェイスプレート破損>
フェイスパネルを持ち上げると、上側を固定するためのねじが「ポロッ」と取れてしまいました。
もうやだ…
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<フェイスプレートを固定するねじ破損>
さらにフェイスプレートの下側を固定するためのダッシュボード側のねじが、割れていることに気が付きました。
助けて~(泣)
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ちょっと、動揺してしまったので、気分が落ち着いてから作業を再開します。
<ダッシュボードの中>
エアコンのスイッチ裏のコネクターの位置を確かめます。
どうやら左側にあるラベルに貼られた配線(赤○)が、エアコン関係の配線のようです。
それにしても、オーディオユニットの配線等が無造作に押し込まれていてカオス。
電源・グランドの台が傾いているのが、悲しい。
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ミラーをダッシュボードの中に入れ、エアコンスイッチの裏側を見てみました。
<エアコンのスイッチ裏のコネクター1>
青いコネクターにエアコンスイッチの配線も含まれているようです。
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折角の機会なので、エアコンのコントロールパネルを外してみようと思います。
<エアコンのコントロールパネル外し>
トルクスビット(T20)を付けたラチェットドライバーで、コントロールパネルを固定するねじ(4ヶ所)を外します。
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<エアコンユニットを固定する穴破損>
左上のエアコンユニットを固定する穴が割れていました。
締める時に割れるのならば分かるのですが、緩めた時に割れていたという…
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<エアコンのコントロールパネル>
ボルトを外しましたが、上側の左右のねじを固定する部分が当たってしまいます。
コントロールパネルを表側に引っ張り出す方法が思い付かない…
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結局、エアコンのコントロールパネルを引っ張り出すことを諦め、ミラーでコネクターを確かめ、手感ではまっていることを確かめました。
<エアコンのスイッチ裏のコネクター2>
黒いロックも浮いていないし、コネクター自体は問題がなさそうです。
因みに、この写真はデジタルカメラをダッシュボードの中に入れて撮りましたが、中々コネクターの位置に合わず、10枚程写真を撮りました。
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今回はコネクターの点検よりも、フェイスプレート等が壊れていることの方が気になった、という記事でした。(笑)
エアコンの風量調整ができないことについては、もう少し調べようと思います。
今回の費用: 0円
(工具は持っているものを使用)
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