フロントブレーキキャリパー塗装1
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
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ブレーキキャリパーに付いているブレーキピストンやダストシール等は、意図的に外していません。
と言うのも、昨年、仮組みの状態で、リヤブレーキキャリパーの本体にウェットブラストを掛けたら、メディアが内部に入り込み、ピストンやスライドピンが抜けなくなりました。
なので、今回はピストンやスライドピン等を外す前に、ウェットブラストを掛けることにしました。
3
それでは、作業を進めます。
まず、ウェットブラストを掛けたくない部分を養生します。
<ブレーキキャリパー養生1>
スライドピンの部分にガムテープを巻きます。
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<ブレーキキャリパー養生2>
ガムテープとシールテープを巻き付けたフレアナットを、ブレーキホースの取付け部に締め付けます。
ブリーダープラグは外さずにそのままにしています。
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<ブレーキキャリパーヨーク養生1>
ガムテープを巻き付けてφ14にした木の丸棒を、スライドピンのブーツに差し込みます。
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<ブレーキキャリパーヨーク養生2>
下側のスライドピンはそのままブーツに差し込むことで、養生とします。
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昨年と同じようにレンタルガレージのウェットブラストマシンを使わせてもらいます。
<ウェットブラストマシン>
ワンボックス社のRebornというマシンのようです。
5分間100円(驚愕の安さ!!)で、今回もガンガン汚れを落としていきます。
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<ウェットブラスト1>
ウェットブラストマシンのキャビネットを開けた状態です。
作業は、キャビネットを閉めて、ゴム手袋に手を通して行います。
銀色のノズルがメディア用のガンで、水色のノズルが洗浄用のシャワーです。
お金を投入後、5分間連続して作動する仕組みになっているので、予め部品をキャビネットの中に入れておきます。
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<ウェットブラスト2>
8項の赤枠部の拡大です。
小さな部品はかごに入れて紛失を防ぎます。
メディアの勢いが強いので、部品をつかんでいる力を緩めると、簡単にどこかへ飛んでいきます。(笑)
一度キャビネットの中へ飛ばしてしまうと、探すのは大変なので注意します。
スタート後は、ひたすら集中して、黙々とブラストを掛けるだけ。
5分があっという間に過ぎていきます。
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帰宅後に、ブレーキキャリパー表面のステッカーをはがし忘れていることに気が付きました。
<ブレーキキャリパー表面のステッカー>
このステッカー、元はバーコードが印刷されていたのですが、いつしか落ちてしまいました。
もはや貼っている意味もないので、はがします。
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ステッカーの表面は、スクレーパーや爪ではがせたのですが、接着剤がしっかりと残ってしまいました。
<ステッカーはがし>
なので、シールはがし剤を塗って、1, 2分後にウエスで接着剤をこすり落とします。
ブレーキキャリパーの表面は凸凹しているので、中々接着剤を落とせず、シールはがし剤の塗布を数回繰り返しました。
一通り取れたらパーツクリーナーでシールはがし剤を除去しました。
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<ステッカーをはがした状態>
何とか接着剤をはがせました。
(改めて写真を見ると、何となく下の方に残っている気も…)
結構なタイムロス。(約30分)
ウェットブラストの前にはがしておけば、多少接着剤が残っていても簡単に除去できてたのに…なんて考えてしまいます。(涙)
ところで、この色が新品時の色だと思われます。
黄色クロメートでしょうか、今では環境問題で見ることはありませんが、色はきれいですね。
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それでは、ブレーキキャリパーとブレーキキャリパーヨークのウェットブラスト前後の写真をまとめます。
<ブレーキキャリパー(外側)>
洗浄前
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<ブレーキキャリパー(外側)>
洗浄後
表面の黒ずんだブレーキダストは一掃し、きれいな銀色に。
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<ブレーキキャリパー(内側)>
洗浄前
ブレーキダストが、びっしりと焼き付いています。
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<ブレーキキャリパー(内側)>
洗浄後
ブラボー!
ブレーキダストの影も形もありません。
ウェットブラストの味を占めてしまったので、今後もやらずにはいられない。(笑)
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<ブレーキキャリパーヨーク(外側)>
洗浄前
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<ブレーキキャリパーヨーク(外側)>
洗浄後
ブレーキパッドを取り付ける部分の機械加工が、まるで加工直後のよう。
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<ブレーキキャリパーヨーク(内側)>
洗浄前
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<ブレーキキャリパーヨーク(内側)>
洗浄後
きれい過ぎて、鋳造の湯口が目立つという…
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これだけきれいに仕上がるのならば、塗装ではなく、表面処理をするのも手かもしれませんね。
なお、ウェットブラストで付着したメディアは、シール・ブーツ等を外した後に、洗浄して取り除きます。
今回の費用:
ウェットブラストレンタル 1,050円
(その他の材料・工具は持っているものを使用)
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