サブフレームマウントのリジット化 前編
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
10インチ化とネガティブキャンバーでハンドリングが別物になったミニですがどーもステアリングの切り始めの応答性がイマイチな気がしました。
ミニの足回りはサブフレームに固定されていてサブフレームをボディに連結している部分のゴムマウントがへたるとサブフレームごと左右に動いてしまい、ステアリングの初期入力がダイレクトにタイヤに伝わらなくなります。
試しに停車状態でエンジンフードを開け、人に運転席からステアリングを左右に据え切りしてもらいます。タワーボルトを覗き込むとステアリングの動きにあわせてタワーボルトが左右に動いてしまいました。
タワーボルトのマウントがヘタっている証拠です。
ミニショップの人曰く純正のサブフレームマウント(特にタワーボルトのゴム)は硬度、耐久性共に不足していてどうせ交換するなら強化品にすべき。だそうです。
ただ、金属製のリジットマウントはサブフレームとボディを完全に固定してしまう為、力の逃げ場が無くなってボディやサブフレームにクラックが入るなど悪影響を及ぼすことがあるそうです。
そんなことを聞く前に家に届いていたリジットマウントキットです。
買っちまったもんは仕方ないので取り付けます。
※キット内容
画像左側のアルミのリング×4がタワーマウント
黒いスチール製のやつはリア側
その下のアルミのカラーみたいなのがフロント側です。
付属のワッシャーは多分フロント側のスペーサー用だと思います。
2
フロントのサブフレームマウントだけは取り外さずカラーを前から差し込むタイプなので一応新品マウントを用意しました。これも強化品だそうです。
3
エンジンフードを外し、グリルも外しました。タワーボルトは高トルクで締め付けてあるのでジャッキアップ前に緩めておきましょう。
僕のミニにはラジエター側にアンチスイングブラケットが取り付けられていてボディ側のブラケットがタワーボルトと共締めなので一旦外すためワイパーモーターも外しました。エアコン付きならリキッドタンクもずらす必要があります。
4
ここでジャッキアップしますが、いつもの作業のようにサブフレームにウマを掛けてしまうとサブフレームが降ろせませんので今回はボディにウマを掛けます。強度の高いフロアの角に当て木をしてウマを入れました。角以外だとフロアがへこみます。サブフレームを水平に降ろしたいのでウマ4脚でボディを水平に持ち上げました。サブフレームはジャッキ2台でバランスをとりながら上げ下げします。
5
左側のタワーボルトです。アンチスイングブラケットのボディ側はすでに外してあります。タワーマウントを交換するときは完全に抜き取りますが、前後のマウントを交換するときはこのように緩めておくだけで大丈夫です。というか完全に抜き取っていると、何かの拍子でサブフレームを支えているジャッキが外れてしまった場合、必要以上にサブフレームが下に落ちてしまい、ボディや配管、配線などにダメージを与えてしまいます。
6
重心を考えてサブフレームが水平に降ろせそうなポイントにジャッキを当て
てます。前後のサブフレームマウントボルトを外し、ゆっくりジャッキを下げていきます。各配管、配線は多少の上下には対応できるようになっていますが、無理が生じる場合もあるので各部をチェックしながら慎重に下げます。
7
タワーマウントの下側はタイヤハウスから交換できます。
サブフレームを降ろして(5センチぐらい?)これだけの隙間を開けることが出来れば十分マウントを交換することが出来ます。
左右のマウントを交換できたらすぐジャッキで持ち上げてタワーボルト入れてしまいましょう。
8
続いてフロントサブフレームリア側のマウントを交換しました。製品の精度が悪く、穴が合わない・・・
ドリルで穴を広げたりジャッキでずらしたりしてようやく固定できました。
結局ここが一番大変だったかも。
マウントの下に挟んであるフロア補強プレートも同時装着しましたが、この取り付けは別記事で紹介します。
フロント側につづく。
関連パーツレビュー
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
タグ
関連コンテンツ( mini の関連コンテンツ )
関連整備ピックアップ
関連リンク