2025年01月09日
11月27日に受け取ったモデル3 Long Rangeは1か月と少々の間に約2,800km走った。航続距離も長くて利便性が高いので出動機会が多くなった。あっという間に過走行車になりそうだ。
今のところの第一印象を一言、二言で言うと、「スイスイ、ヒラリヒラリ」と「無味無臭」。
予想を超える次元で、思うとおりに加速し、良く曲がるので「スイスイ、ヒラリヒラリ」。
走行感覚は予想に反して徹底的に癖が無くて「無味無臭」。
電費性能も高く、1週間の通常の通勤は1回の80%充電でカバーできる。
このクルマは高級車ではなく、極めて高い実用性を備えたスポーティセダンだ。
スポーティセダンというのは古い言い方で嫌だが他に適当な言葉が見つからない。
その辺の話はいずれとして、今回は、乗り慣れて忘れてしまう前に、乗り始めてから直面した違和感をまとめておく。
まず、バックミラーの視界が良くない。デザインの関係上、トランクリッドの付け根が高く、それに応じた後席後ろのトレイ後端がとても高い。そのため、後方視界の下側がかなり隠れてしまい、真後ろのクルマがどんな車かが分からないことがある。
後続車の車種や運転手の状況は見ることが多いので、これは少々困る点だ。かといって、デジタルミラーは嫌いなので導入するのは気が進まない。解決方法が思いつかない。
次も後方視界のことになるが、ドアミラーの取り付け位置が悪い。ドアから離れているしドアに対して結構後ろに取り付けられている。
空力やデザインの点で決まっているのかもしれないが、左のサイドミラーはドアのガラスの右端はドアミラーカバーが見え、少し後ろに目を移したところからミラーが見えるようになる。ミラーの右端がカバーに覆われてしまっていて、一部見えなくなっている。右のドアミラーも同様で左端は見えるが、思っているより右に視線を移さないとミラー部分が見えない。
慣れればどうということはないかもしれないが、今のところ結構気になる。
センターコンソールの蓋にはカーボン様のシートが張り付けられており、特に不満は無かったのだが、粘着するゴムトレーを置いておいたら跡が付いてしまった。AliExpressで適当なシートが500円程度だったので買ってみたが折り曲げられて送られてきたのでそのあとが残ってしまっている。これはいずれ変える予定。もっと濃い木目のシートが好みだ。

標準の18インチなので乗り心地は悪くない。むしろ性能から考えると乗り心地は良い方だとも考えられるが、積極的に走らせる場合には、もう少し足回りは硬めたいと思う。コーナーで高いGがかかる場面では、シートのサイドサポートが甘くて体が左右に振られるので、サポートを強化したシートか、調節機能が付いたシートが欲しいと思う。モデル3のパフォーマンスのような可変ダンパーとスポーツシートがオプションで選べたらよいだろうなとは思った。
ハンドルにあるウィンカーボタンや画面内にあるシフト切り替えバーは慣れたので全く問題は無い。むしろアクションが少なくて済むので便利だ。
ボタン式のウィンカーや画面内のシフトレバーは不便だとか、けしからんという意見も見るが、日々使用している者から言わせてもらうと、慣れが解決する。それでも不満を言う向きは柔軟性とか対応力が無さ過ぎと断言できる。
アクセルを戻す時の回生ブレーキで停止可能なワンペダルドライブが標準で変更できない。惰性走行が好きな自分はこの設定を変えたい。前のモデルは選択できたのになぜハイランドモデルからワンペダルのみになってしまったのか?メルセデスのEQシリーズのようにパドルで空走~回生ブレーキをコントルール出来るのが良いと思う。
その他にも諸々、気になる点はあるが、またいずれの機会に。
Posted at 2025/01/09 19:55:58 |
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Tesla | クルマ
2024年12月01日
Model 3 Highlandのテスト動画が出てきた。グレードはIONIQ 5 Nとの比較なのでPerformanceになっている。
【DST】HYUNDAI IONIQ 5 N×TESLA Model3 Performance
0→100km/h
100→0km/h
High Speed Riding
Double Lane Change
Wet Swing Brake
M3Pは全項目満点だそうだ。
こういう動画を見るとModel 3の走行性能がいかに高いかに目を奪われてしまうんだろうが、EVが優れている点は、主に日々の運用上の利便性にあるというのは、非EV利用者にはあまり理解されていない。
Model 3に乗り始めて1週間。下のデータはその間の電費の一例で、一般道を走って106Wh/km、首都高も含めて214km走って116Wh/km。ともにエアコンはoffだが、かなり良いと思う。

Posted at 2024/12/01 15:35:06 |
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Tesla | クルマ
2024年10月17日
イーロン・マスクの言動には理解できない点が多々あり、一般的な視点では優れた経営者とは思えない。だが、テスラをここまで成長させてきたという事実は評価せざるを得ない。ま、クルマを選ぶ際には経営者がどうかというのはあまり関係なく、クルマそのものがどうかで考えればいいので気にしないことにする。
e-208に乗って4年、とてもいいクルマだが距離がかなり伸びたこともあり、ここでよりEV(BEV、以降EVで統一)としての性能、居住性や実用性の高い車に乗り換えて、それを長期間メインの実用車として運用しようと思うようになった。長距離での利用も想定しているので10年、20万kmが目標だ。
この4年間でクルマについての評価軸は完全に変わり、次のクルマもEVという選択肢しか考えられない。そうした中で、今まで見向きもしなかったTesla Model 3に興味を持ったきっかけをまとめておこうと思う。
2年ほど前から検討し始めたので、いずれもHighlandの前のモデルについての情報となる。
テスラ モデル3 2900km試乗記 前編
テスラ モデル3 2900km試乗記 後編
【DST】テスラ モデル3 パフォーマンスvs ジャガーI-PACE(加速編)
【DST】テスラ モデル3 パフォーマンスvs ジャガーI-PACE(減速編)
【DST】テスラ モデル3 パフォーマンスvs ジャガーI-PACE(ハイスピードライディング編)
【DST】テスラ モデル3 パフォーマンスvs ジャガーI-PACE(ダブルレーンチェンジ編
【DST】テスラ モデル3 パフォーマンスvs ジャガーI-PACE(ウェット旋回ブレーキ編)
ボルボなどは販促費をふんだんに使うせいか、雑誌やネット上の記事や動画ではEX-30が結構持ち上げられている。EX-30も悪くはないとは感じたが、EVの性能や単純にクルマとしての走行性能はモデル3の方がずっと上だと思う。テスラはそういう販促費はあまり使わないので、取り上げられることが非常に少ないのだろうと思う。上の記事や動画はその中でも比較的客観的で販促臭の無い点で信頼できると感じた。
ENGINEとかその他諸々の雑誌やネット記事は、販促費を落としてくれるメーカーのモデルのよいしょ記事ばかりで、ほんとうんざりする。身銭を切って・・・なんて特集が継続的にスマホに表示されるが、ざっと見ても、EX-30が結構入っているのに、テスラはまったく無し。ま、ビジネスだし、そういうことよね。
業者によって作られたイメージに乗せられて、さしたる考えもなくタワマンとか買うような層はこういう情報にもころっと騙されるんだろうね。
その後、Model 3 Highland Performanceのテスト動画が出てきたので追記しておく。
【DST】HYUNDAI IONIQ 5 N×TESLA Model3 Performance 0→100km/h
【DST】HYUNDAI IONIQ 5 N×TESLA Model3 Performance 100→0km/h
【DST】HYUNDAI IONIQ 5 N×TESLA Model3 Performance High Speed Riding
【DST】HYUNDAI IONIQ 5 N×TESLA Model3 Performance Double Lane Change
【DST】HYUNDAI IONIQ 5 N×TESLA Model3 Performance Wet Swing Brake
Model 3 Long Range の出力はこのページの情報を参考にしていたが、これは前後輪の単純合計のようで、どうやらこちらの方が正しいようだ。
Posted at 2024/10/17 18:50:27 |
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