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イイね!
2016年05月31日

スズキの伝説2

CHOINORI(チョイノリ)

コンセプトは「ちょい乗り」 …って、そのまんまやん!
保安部品を付けて公道を走れる必要最低限の装備だけで作られたスクーター。
う~ん、何だかSEVENに通じるものがある。
但し、こちらは徹底的にコストダウンが図られている。
エンジンは汎用機械用の空冷単気筒OHV、4スト50cc、最高出力2ps、リアサスが無くエンジンはリジットマウント、ヘッドライトはLowのみ、燃料タンク容量はたったの3L。
オプション装備無しの標準の車両価格が59,800円(税抜き)という値段もスペックも最低ランクというスクーター。
既存のスクーターから余分な機能を削ぎ落としていったのではなく、必要最低限の物を一から組み立てていって、更にコストダウンできそうなところを削っていったという。
すごいのは、この近距離走行しか考慮されていないスクーターに乗って日本一周に挑んだ大馬鹿者が居たこと。
ライダーはNチビ小猿。
2ちゃんねるのバイク板でカンパが募られ、みんなで彼を応援した。
そして、彼のチョイノリが浜松のスズキ本社に到達したときには、スズキの中の人がわざわざ出迎えてくれて、長旅でくたびれたチョイノリを本社工場内で整備・メンテして送り出してくれたという。
まさしく伝説のライダー&チョイノリ。
2003年から2007年までの間に生産台数が10万台を突破したそうだが、2008年の排気ガス規制の強化に対応できず、惜しまれつつも生産停止となった。

実は、これと同じようなスクーターを、昔ホンダも作っていた。

HONDA ZOOK(ズーク)
こちらはエンジンは空冷単気筒2ストの50ccで3.3ps、燃料タンクは2L。
メーカー希望小売価格89,000(税抜き)円でした。
コストダウンが目的なのではなく、デザインとスタイルが優先の面白スクーター。
だけど販売期間はたったの1年で、あっという間に姿を消した。
コンセプト的には悪くないと思うのだが、何がいけなかったかな?
メットインが無いから?


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デスペラード/デスペラードX

ホンダのスティードの人気が山場を越え、ヤマハのドラッグスターが登場して爆発的な人気となっていた頃に、こっそりとスズキが出してきた本格的ロードスポーツの性能と装備を備えたクルーザー。
いやちょっと待てや。
どうして雰囲気重視のクルーザーにロードスポーツの性能を与えた?
倒立フォークにキャストホイール、高出力のエンジンにチェーンドライブ。
特に後期型は、400ccクルーザークラスでは最大パワー・最軽量を誇るロードスポーツバイクであった。
いや、だから、誇るところがおかしい。
ユーザーが求めていたのはスタイルと雰囲気重視のクルーザーであって、運動性能を求めている奴らなら最初からロードスポーツ系のバイクを買う。
もしかしたら、クルーザーではなくてドラッグマシンを目指していたのかもしれない。
昔のカワサキ・エリミネーターやヤマハ・Vmaxみたいな、質実剛健マッチョバイク。
特にビキニカウルとアンダーカウルを装着したデスペラードXはシルエットがエリミネーターに酷似していたし。

となると宣伝の仕方が悪かったのかな?
気づいたら生産停止になっていた。
決して嫌いではないが、力を入れるところがどこか間違っているという典型のバイク。(反論は受け付けます)


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SW-1

スズキの不人気バイクの代名詞的存在。
空冷単気筒OHC、4スト250ccという動力部に、駆動系はベルトドライブ、シフトペダルはシーソー式で、多くの収納を備えたレトロな外観。
1992年度のグッドデザイン賞を受賞したバイクであるが、発売当時、まったく売れなかった。
何故かというと車両価格がとんでもなく高かったから。
同じ250ccクラスのロードスポーツバイクのバンディットやグースが50万円以下、レーサーレプリカのRGVγ250ですら61万6千円という時代に、何とも強気な68万8千円!
いやおまえこれまともに売る気無いだろ!?という値段設定。
案の定、販売が振るわずに、あっという間に市場から姿を消した。
その後、独創的なデザインとその希少性が評価され、中古車市場で価格が高騰。
スズキのバイクは生産停止されてから評価されるというおかしな伝説の発端となったバイク。
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Posted at 2016/05/31 22:07:13

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この記事へのコメント

2016年6月1日 1:17
私の職場にチョイノリで,通勤している人がいます。

もう一台も古いバイクを持ってて,通勤2台体制の変わった人ですが…
コメントへの返答
2016年6月1日 9:33
バイクを複数台持っていて通勤2台体制で変わり者というのは…
みんカラのお友達でそういう人が多く居るし…
あの人とかあの人とかあの人とか…

ああ、うん、変態ばっかしやわ。
2016年6月1日 18:10
惜しいよね。SUZUKIのセンス。(笑)
時代に対して、早過ぎたり遅過ぎたり・・・。
その昔、私は『GAG』を所有しておりました。(苦笑)
NSRやYSRの陰に隠され続けてひっそりと消えて行きました。
でもね、んとね、いいバイクや車はいっぱいありますよね。
私が買おうか?買うまいか??と、悩んで結局買わなかったのは、
『サベージ』と『マイティーボーイ』かな???(笑)
コメントへの返答
2016年6月1日 20:46
GAGは、その名のとおりスズキの冗談だったのよ。
それなのにヤマハとホンダがマジになってさぁ。
大人げないよね~。

サベージネタ、次で使おうと思ってたところなのよ。
お楽しみにwww
2016年6月1日 20:43
あ!それから、
チョイノリには『チョイバス』ってカスタムキットがあって、
それは本気で買おうかと悩んだ。(笑)

『モンキー・アフリカ』とかも悩んだなぁ~。
『カブラ・S』は買っちゃったけど・・・・・。(笑)
コメントへの返答
2016年6月1日 20:52
モンキー・アフリカは知らないなぁ。
メーカー純正でモンキーバハ(Baja)ってのがあったのは知ってるけど。モンキーRTのカスタムバージョン。
ホンダも昔は面白いバイクが多かったんだけど、御大が亡くなってから急激につまらなくなったんだよな。
2016年6月1日 21:04
モンキーBAJAにキットを被せてアフリカツインみたいにする純正パーツね。
ちなみに、モンキーBAJAとアフリカツインは持ってました。(笑)
コメントへの返答
2016年6月1日 22:35
さすが、まがりなりにもモンキー。
カスタムにハマると際限が無いな。
やばいヤバイ。

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