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2025年03月08日

Michelin ANAKEE ROAD レビュー

Michelin ANAKEE ROAD レビュー 6日前の今週の月曜日。
雨天にも拘わらず、DL650AL7に乗っていつもの赤男爵へ行ってきました。
タイヤとブレーキパッドの交換作業の予約を入れてたので。
ブレーキパッドだけなら自分で交換作業することもできるんだけど、タイヤ交換のついでにプロにやってもらった方が安心安全ですし、今回は更にブレーキフルードの交換もお願いしてました。
ま、ブレーキパッドに関してはスズキ純正並の性能であれば特にブランドに拘りがないのでショップお任せで頼んだらデイトナのハイパーシンタードパッドになったらしい。(らしいというのは、もしかしたらゴールデンパッドかもしれないから。ハイパーシンタードとゴールデンって色とか同じで外見で見分けがつかんし、注文書にデイトナの型番が記載されてなかったから。ま、どちらの種類にしてもバイク用品店で別途購入するより安価で済むので赤男爵で発注した)

それはさておき、タイヤの話です。
これまで履いていたのはMichelinのROAD6


(↑スリップサインまであと1mmあるので、がんばればもうちょっと走るか?)
ミシュランのスポーツツーリングタイヤでウエット性能の高さが売りのオンロード専用タイヤです。
通勤等で約25,000kmほど走行しましたが、こいつのウエット性能は本当にすごく良かったです。
土砂降りの中の通勤で、ヘビーウエットな路面でもドライな時と同じ感覚でコーナリングを駆け抜けられるタイヤなんてそうそう無いよ。
路面に水の膜ができているとは分からないほど、がっつりグリップしてくれて横滑りするような気配が全く無いんだもの。
(但し、あくまでも街乗りレベルの話ね。サーキットやジムカーナで限界走行するような場合だと少し違うのかも知れん)
……とオンロード専用の通勤用バイクに履かせるには過剰なぐらいの性能を有しているんだけど、その分高値なんだよね。
まあ、耐摩耗性も高いのでライフの長さを考慮すれば高過ぎるってわけじゃないけど。
それより、他の種類のタイヤも試してみたいという好奇心もある。

てなわけで、今回発注したのはMichelinのアドベンチャーバイク向けのタイヤ、
ANAKEE ROADです。

MichelinのANAKEEシリーズだと過去にANAKEE3やANAKEE ADVENTUREとか履かせてたことがあるけど、それの最新作。
どちらも耐摩耗性もウエット性能も高くて悪くなかったけど、未舗装路を考慮したタイヤパターンの所為でロードノイズが大きく、走行中に耳につくのが残念でした。
ANAKEE ROADは発売されてから約1年経ってるんだけどYouTubeで探してもなかなかレビューとかインプレとか出てこないの。
メーカーのPR動画ではオンロード性能を高めてウエット性能も従来のシリーズよりも良くなっているそうだけど、実際にはどうなっているのか?
気になっていたので自分で履かせて試してみようじゃないの!



てなわけで、通勤で5日ぐらい朝晩に走行してみた感想を。(前半3日間はウエット路面、後半2日間はドライ路面)

まず、ロードノイズについて。
オンロード重視を窺わせるタイヤパターンからある程度想像はできていましたが、全く気にならないレベルでした。
あくまでも主観ですが、雨対策のサイプが切ってあるROAD3~6より静かかもしれない。

ウエット性能に関しても街乗りレベルなら充分に高いと感じました。
雨の日の信号待ちの発進時に急加速しながら大きく左バンクさせて横断歩道の白線に乗る……とかするとちょっと滑るけど、常識的な加速なら全く滑らないです。
てかROAD5とROAD6はそのようなシチュでも滑らないってのが異常過ぎたんだが。

しばらく乗っていて気づいたんですが、このタイヤの接地面のコンパウンド、ものすごく柔らかくない?
アスファルトが経年劣化してヒビ割れているような路面を走行しても、細かな振動がハンドルに伝わってこないんです。
路面から伝わってくるはずの微振動をタイヤの表面で吸収しているような感じ。
先ほどのロードノイズが気にならないってのも、これが理由なのかもしれん。

後半2日間は仕事帰りに奥浜名湖のタイヤ皮剥きコースでドライ路面のチェック。
うん、こりゃめっちゃグリップするわ!
低いスピードレンジで細かいコーナーをいくつも駆け抜けていく都田川ダム周辺の山道なんですが、前のコーナーを立ち上がって次のコーナーへダッシュ、グッとブレーキを効かせてフロントタイヤが路面を掴む、リーンアウト気味にサイドステップを擦るギリギリまで倒しても横滑りする気配すら感じられず安心してバンクさせられ、コーナー出口でアクセルを捻るとリヤタイヤが路面を掴みつつ車体が起き上がり次のコーナーへ……。

ただ、YouTubeに投稿されている数少ないANAKEE ROADのインプレ動画では別の感想が述べられてるんだよね。
路面の小さな段差も感じられるとか、切り返しが軽いとか。
俺が感じたのはそれとは正反対なんだよね。
路面の小さな段差はタイヤが柔らかく吸収してくれる……ような感じがする。
切り返し自体は軽いけど、バンクさせていくときにやや粘る……ような感じがする。(バンクさせた状態から車体を起こす方向へは軽やかだが、倒し始めてバンク角を大きくしていく時に少し抵抗のようなものを感じるが、がっつりと路面に食いつくような感じであって滑るような気配はない。ある意味、ミシュランタイヤ特有の粘り、というか柔らかさがある)

このコーナリングでの粘り具合とか安心感はPilot ROAD3に近い気がする。
歴代ROADシリーズは2以外は全部試してるけど、コーナリング時の粘る感じは段々と薄れていっている気がする。グリップ性能そのものは高いので不安感は無いのですが。
ANAKEE ROADがコーナリングで粘る感じがするのは、グリップ力はあるけど粘る感じが少ないROAD6からの交換だった所為かな?
(Pilot ROAD2を試してないのはVストローム650に履かせられるサイズが無かったからです)


ANAKEEシリーズのタイヤはアドベンチャーバイク向けということで、オンロードバイク用スポーツツーリングタイヤのROADシリーズに比べて、グリップ性能は1段階落ちてる感じだったのですが、ANAKEE ROADはROADシリーズに匹敵するグリップ力と安心感があります。
これはかなり期待できるぞ。
但し、一つ不安要素が。
先ほどの路面の細かな振動を吸収するほど柔らかいコンパウンド。
耐摩耗性は大丈夫なのか?
今までのANAKEEシリーズだと25,000kmぐらい走行できたけど?
どこまで走行できるかな?
ブログ一覧 | バイク | 日記
Posted at 2025/03/08 18:28:19

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