初代の頃は誕生の10年以上前にリッタカーの基本構想を練ってプレゼンして、親会社のトヨタに却下され、その間、まだまだ小さかったホンダに初代シビックを出されて歯痒い思いをしながらも、企画を練り直しながらやっと8年目の1978年に日の目をみたコンパクトカー。
それが、いまやヴィッツのバッジエンジニアリング(苦笑)。 そう、かの懐かしいシャレードの話です。
シャレードというと、10年前に生産終了されて久しいですが、それが今年、2年後に撤退するEUマーケットにダイハツは投入することを決めたようですが、それは先代ヴィッツのバッジエンジニアリング版。
いちょう、ブーンこそつくってはいるものの、最近の車の例に漏れず、代物家電調で、初代や2代目、そして、サファリでセリカ軍団を追いかけ回した3代目の頃のような輝きはありません。
シャレードというと、上方投影面積5平米というコンセプトのもと、パッケージングを徹底して練りまくり、それはFFで、しかも、エンジン横置きレイアウトの宿命であるターニングサークルの増大の弱点を押さえるべく、よりホイールハウスを大きく取れるコンパクトな3気筒エンジンの採用など、ライバルにない試みの詰まった車でした。 特に1.0リッター3気筒エンジンは、シャレード以降、多くのコンパクトカーに取り入れられた印象があります。また、どこか、フランス車っぽい小洒落たスタイルも魅力的で、地味な印象しかなかったダイハツの車の中で渾身の意欲作という感が強い車でした。
それが、ヴィッツのバッジエンジニアリング。 トヨタの縁の下の力持ちになって久しいダイハツですが、また、シャレードのようなタフなハッチをつくって欲しいもんです。 そして、成功の暁にはまたラリーにも(笑)。
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クルマ | 日記
Posted at
2011/02/24 21:58:59