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毎月FIFAから発表されるこの世界ランキング。日本は6月現在　32位。

ランキングの採点方法が超フクザツで、wikiったくらいでは素人の手に負えないので、勝手なイメージでランキングを考えてみる。
グラフ内の試合・大会名は、そのランクの時点に行われたというメモで、試合結果でそのランクになった　と言う事ではありませぬ。



1999年までは単純な勝利数・得点で計算。弱い相手にジャンジャン勝てばランクアップ出来たが・・・マカオや香港に10-0くらいでジャンジャン勝って「9位」になっちゃった日本を見て「これはイカン」とルールが改正された。

しかし、まだ日本が格下の多いアジアの中で頑張って、アジアカップで優勝とかしちゃえば、激戦区の欧州・南米地域とほぼ同じ様なポイントを得られたため、ジーコジャパンは2005年に「13位」にまで登りつめる。

また日本が「オカシな」順位になってるのを見て「しっくり」いかないFIFAは、2006年に再度ルール改正。

大陸別の実力、格差をはっきりさせる。欧州・南米以外はレベルが低いことを強調する。ワールドカップ＞＞コンフェデ＞＞ワールドカップアジア予選＞＞アジアカップ＞＞親善試合　の順で重要視する。てなっちゃった。

なでしこジャパンがワールドカップで優勝しようが、オリンピックで銀メダル取ろうが、しょせんアジアのチームだから「普段の苦労が足りない」と言う事で、3位から上にランクされない。アメリカやドイツとの直接対決では分が悪いということもあるけど・・・。

2011年のアジアカップ優勝時には、前年の岡田ジャパンのワールドカップベスト16などの採点が効いて再び「13位」に。アジアカップで優勝しても、その採点は低く、ワールドカップアジア予選でちょっとモタモタしたザックジャパンは、ぐんぐんランクを落とす。

キリンカップなど親善試合は「どうせ練習でしょ？」ってなことで軽視される。特に格下との試合を増やすとポイントがマイナスになる仕組み。とはいえ、Aマッチをしばらく行わないと、ドンドンと下げられる。

ちなみにワールドカップ欧州予選グループA首位のベルギーは、この1年で50位以下から12位までランクを上げている。あきらかに格差ランキングなのであった。


小鉄監督

小鉄師匠の悔し涙。



「日本にはディフェンスの文化はない」は1998〜2002年まで日本のユース・オリンピック・A代表の3チームを同時に監督した、F・トゥルシェの名言である。

今回のコンフェデ。日本は3＋4＋2＝9失点。
組み合わせの悪さは承知の上で、21世紀になってから2006年Wカップの7失点を上回る世界大会での失点ワースト記録。

95年の2試合8失点は論外で、99年南米選手権ゲスト参加の3試合8失点は、F・トゥルシェ監督が意図的にワールドユース準優勝メンバーを主力にすべく、ベテランメンバーつぶしだったので、大量失点はウエルカムだった。

今野選手がディフェンスの「ラインコントロール」の不出来を指摘していたのが気になるし、基本を持って対応すれば、失点しなかったようなシーンを振り返ってみる。
ワタシの勝手な作図なので、サッカーに詳しい人が観たら「お笑い」かも知れませぬが。


赤丸は日本代表。黄色はブラジル。
日本★は「動き次第で失点を防げたかも？」と思える選手。


自陣右サイドから簡単にセンタリングされ、ゴール真ん前でポストプレーをされて、10ネイマールがフリーでワンタッチ・ボレー。サッカーの教科書（見た事無いけどね）に出てくる様な見事な得点シーン。

日本★4がブラジル6のセンタリングに詰めなかった。
日本★6が超要注意の10ネイマールの動きについて行かなかった。日本22はスイーパーなので★6が動くべき。
日本★5がマークしていた相手のトラップを潰せなかった。




ペナルティエリア内では完璧なDFラインを作った。自陣左サイドからこれまた簡単にセンタリングされた。
超要注意の10ネイマールをマークしていた日本7がボールカットに動いてしまい、10ネイマールのマークが外れた。
日本22はブラジル18のマークの他に10ネイマールを見なければならず、ブラジル18の反転シュートに反応が遅れた。

日本★5がセンタリングに詰めなかった。ボールカットに動いた日本7は条件反射なので仕方ない。

失点寸前に日本22吉田が、TV画面に映っちゃうので、何か彼が戦犯に見えるけど、そんなに彼は悪くないと思う。



赤丸は日本代表。青色はイタリア。
日本★は「動き次第で失点を防げたかも？」と思える選手。


自陣左からコーナーキック。ニアで守っていた日本18と7の間にやんわりと入って来たイタリア選手。キックに合わせてダッシュして来たイタリア16が日本17を振り切ってヘディングシュート。

日本★4はゴール前のスペースを埋めに行かなかった。




日本22がイタリア22をゴールラインに追い込んだ際、ラインを割ったと思った日本★17、15、6がプレーを勝手に中断。ゴール前に走り込んだ要注意9バロテッリを誰もマークせず。


ところがボールは生きていて、折り返される。　慌てた日本★17、15、6がゴール前へ動くが、スライディングした日本6のオウンゴールとなる。
日本22吉田のクリアミスと報道されたが、彼はギリギリのプレーをしていて仕方ない。

日本★17、15、6の勝手な判断。強いて言うなら★17はイタリア10を見なければならないので、★15、6が9バロテッリをマークを外したのは怠慢なプレー。ここで今野選手の「ラインコントロール」の問題が露呈する。



日本でサッカーがめっちゃ上手な人に対して、失礼な話ばかりなのだが、サッカーを観る楽しみの一つが、こういう事なのだから許して頂きたい。
日本代表を心から応援し、E90ラブと同じほど代表ラブなのだから。



小鉄師匠　次の試合に向けて　一言お願いします。

フォーメーション図は「趣味のサイト」さんからの無断借用です。

日本のコンフェデ最終戦。

対戦相手メキシコはまだ北中米予選中で、ロンドンオリンピック金メダルメンバーを9人選出して融合中。コンフェデはWカップ本戦に向けた「新メキシコ代表」を構築する大会でもあった。ヒメネスもドスサントスも金メダルメンバー。

今朝の試合は
チャレンジ中の未完成のチーム：メキシコ　対　熟成を重ねた完成したチーム：日本
という図式。



完熟トマトのようなウレウレの日本は、出場停止の長谷部に変えて細貝スタメン。彼は相手主力を、イエロー当然にケズらなかったこと、攻撃を遠藤にまかせて前線への上がりがなかったことが残念。

イタリア戦でミスを犯した吉田・内田の先発外しは、予定調和で後半投入だろうな　と予想は出来た。

後半早々、細貝がボールウォッチャーになって、酒井ヒはグアルダードと1対1。1点目のセンタリングを上げられてしまう。



2点目の主役はザック。
酒井ヒの不出来さか、予定調和で内田を投入。その後吉田を入れて「なぜ今3バック」を構成。
コーナーキックの守備に混乱をもたらせて2点目をくらう。

関西風に言うと「体が疲れ切ってるのに、頭まで疲れさせてどないすんねん！？」である。



もともと細貝に変えて中村だったのか？　本田の代りだったのか？不明だが、長友の負傷アウトの非常事態にそのまま投入。4バックに戻す。

イタリア戦終了間際の中村投入は、センタリング狙いだったが、今日はどんな仕事を命じられたのだろう？

前線を活性化させるドリブラー、パス交換が出来るフレッシュな戦力は、今回も封じ手だったようだ。

疲れ切っていた日本代表の健闘。岡崎の「たぶん日本人最高の9番」の「骨折してもシュート」的な根性、PKを止めた川島はステキである。

ザックみたいなイケイケのイタリア人もいるんだな・・・。

格上相手の3連敗は想定内であり、正当な結果は出たと思う。
しかし、アジアの中では手は抜いても、世界大会では「あっと驚く戦略・戦術」が欲しかった。監督がイタリア人なので、ずるいサッカーを日本代表にプラスして欲しいのである。

これ以上今のスタメンを「熟成させて発酵」するレベルにもっていくのか？　
出来る事ならフレッシュなメンバーを「冷凍保存」して本大会に、そして2018年ロシア大会にも通用させて欲しい。彼は来年イタリアに帰るが、日本代表は綿々と繋がって行くのだから。

全力で応援していた植田朝日さん、他の方々もステキだった。

東アジアカップはJリーガー主体で行くとの噂だが、選手だけのサッカーではなく、指揮官の采配、監督の真価が問われる。

南米ならブラジル　ユーロならイタリア。ずるいサッカーで有名な国。

幸か不幸か日本代表はブラジル人、イタリア人を代表監督に向かい入れる事が出来たが
ブラジル人では大失敗。イタリア人はその期待に応えているのだろうか？

イタリアは安全パイの日本に対して、過酷なスケジュールや過酷な天気の中、コンディション重視で「前半は体力温存」「日本にボールを持たせる」「前半0：0」作戦だったが、予想外に日本がガンバッちゃったので、プランデッリは早々に動いた。

ザッケローニの良いトコを2日間考えてみた。一つあった。

もし彼がキエッリーニとかボヌッチと言う名前だったら、
「キエッリーニジャパン」「ボヌッチジャパン」とアナウンサーが「カミカミ」になってしまうところだったが、「ザックジャパン」と言いやすく、放送局にやさしい監督だと言う事。

フォーメーション図は「趣味のサイト」さんからの無断借用です。


↓第二次岡田ジャパンが、2010年Wカップに向けて「混迷と試行錯誤してた」時。



↓ザックが就任間もない頃。まだメンバーを把握してないので、
　強化委員長の意見でこうなった。



↓いよいよザックが自分の色を出すことになり、こうなった。　上のコピーじゃないよ。



↓こないだのイタリア戦。　上のコピーじゃないよ。

　「2年半もの時の流れ」を忘れさせる、変化の無いメンバー＆フォーメーション。
　さすが伝統と歴史のあるイタリアンサッカーの実践者だ。
　または「時の流れに身をまかせ〜〜♪」るテレサ・テンな監督だ。



↓第二次岡田ジャパンが、2010年Wカップで見せた、守備重視のフォーメーション。
　強敵に有効な4-1-4-1。ロッペン、スナイデルの強烈なアタックを封じ、0：1と最少失点で上手に負けた。


さてイタリア戦のザックジャパン。

後半の交替劇は、見ていて椅子からズリ落ちる　翌日の仕事も忘れて爆笑する
皆さんお待ちかねの「ザ・マジック・ザックショー！」の始まりだ！！！

内田の交替で右サイドに攻撃的運動量を求める・・・攻める必要がないので変えるなら伊野波でイイ。
ワントップを変えて、セットプレーで追加点を狙う・・・今それが日本の武器か？
終了間際の中村の投入は、ハーフナーのデカ頭に期待する・・・ファーでしか待てないので論外。

ザックがホントのイタリア人なら、2-1で逃げ切る。2-2の引き分けで終らせる選択をするはず。

ハーフタイムでは「今度はイタリアにボールを持たせるんだ」と守備重視のプランBを発動して、ズルくカシこい選手交替を行うべきだったろう。
長谷部に2枚目のイエローが出た段階で、リスクヘッジで細貝を入れるべきだったし、本田の守備を軽減させるポジションアップをするべきだろうし、最後にチェイス＆ドリブラーの乾を入れて締めるべき。

真っ正直すぎて、ホントにイタリア人か？？

↓こうしとけば「勝ち点1以上」は獲れたと思う。



大切な日本代表を預けているのは、彼がイタリア人で、イタリア流の大人なサッカーを期待している訳で、こんなんじゃ・・・ね。意味が無い。

結論。ザックはイタリア人の皮をかぶったジーコである。

イタリアメディアに「ザッケローニここにあり！！」を印象づけ、彼の1年後の就職先にもアピール出来た。万が一自分の国に勝っちゃうと「裏で何を言われるか分からない」というジレンマがあったと思わせる。
「まるでクラブチームのような連携」というホメ言葉もあったが、そりゃあね〜〜。こんだけメンバー固定してたら、誰がやってもそうなるわ。

期待の大きかった宇佐美や宮市が「第二の香川」になりそこねている現状もあって、
今のところ2018年ロシアWカップにつながる明るい材料はない。
ザックがジーコの様に代表を私物化してしまうと、また1年後からロンドン・リオオリンピックメンバーで一から代表チームの構築だ。

またオシムのような心労をためるか、岡田サンのような苦しみにまみれる監督が誕生する。たぶん若手セルビア人が呼ばれる様な気がする。

ホンマ最近　熱おすなぁ(＞▽＜；；



まぁ　日本では売ってないのもあるけど（Ｔ▽Ｔ）

コペン・ビート・カプチーノの次世代が出れば　ノーマルでもケッコウ熱いんだろな。