
先日ホンダのディーラーへフリードスパイクを見に行きましたが、展示されていたのはハイブリッド車でした。最近のガソリン高を考えると、「買うとしたらハイブリッドかな?」と一瞬思いましたが、カタログのデータを検討してみると、ハイブリッドが必ずしも経済的とは言えないようです。
フリードスパイクのジャストセレクションで比較してみると、ハイブリッドは2,295,000円。ガソリン車が1,900,000円でその差額は395,000円です。
仮に10年で10万㌔走るとして、燃費がカタログ通りと仮定した場合、必要なガソリン代を計算してみます。レギュラーガソリンリッター150円で計算すると、ハイブリッドの燃費は21.6km、ガソリン車は16kmなので、
ハイブリッド 100,000÷21.6×150円=694,444円
ガソリン 100,000÷16×150円 =937,500円
結果、ハイブリッド方が243,056円ガソリン代が安くなりますが、それでも車両価格が395,000円高いので、それを相殺しても、151944円ハイブリッドの方が高くなります。
また、ハイブリッドは駆動用バッテリー交換の問題もあります。プリウス登場から15年とは言え、ハイブリッド車が爆発的に普及したのは3代目プリウスが登場した2009年以降だと思います。世間的に普及してまだハイブリッドカーのバッテリーが寿命に達していないので、それ程問題化していません。しかし、携帯電話のバッテリーは2・3年すると性能が落ちます。ハイブリッド車の駆動用バッテリーも性能が高いとは言え、放電と充電を繰り返す以上いずれ必ず能力が落ちます。性能が落ちたバッテリーは交換が必要となるでしょう。バッテリー性能が落ちて、電気アシストの駆動が無くなったハイブリッドなど存在意義は有りません。バッテリー交換が10万円程度必要となる事も考慮すべきだと思います。
結局、フリードスパイクに限ってみれば、ハイブリッドの方が経済的だとは判断出来ないとの結論でした。
ちなみに、先日会社へトヨタの営業担当が来て、「支社長車にとうですか?」とクラウンのカタログを持ってきました。「うちの支社長車はオンボロロードスターと相場が決まっております」と言ったのですが、カタログだけは貰いました。それによれば、新型クラウンのハイブリッドはリッター23.2kmなのですね。フリードスパイクの21.6kmより良いです。(ただし通常のクラウンが6気筒に対しハイブリッドは4気筒ですが)
また、TVのたけしのCFを見て「今度のクラウンはピンク色の設定があるのか!」と思っていましたが、カタログを見る限り、赤の設定はあるものの、ピンク色の設定は無いようです。あれはあくまでCF用みたいです。騙されました(笑)。
Posted at 2013/01/24 20:05:42 | |
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