
昨日は、天気が良かったので、以前から一度訪れてみたかった、静岡県立美術館へ行ってきました。
朝イチで横浜町田ICから東名へ上がり、中井PAで朝食。中井PAの食堂で定食を頼むと、ごはん大盛りが無料です。
朝食後、東名を走って、清水IC経由で静岡県立美術館へ。
思ったより、立派な美術館でした。
現在、静岡県立美術館開館30周年展が開催されています。若冲、大観、応挙から、モネ、ミレー、ゴーギャン、クレー、ピカソまで、東西の画家のオールキャストが展示されています。
ただ、今回の目的は世界の巨匠の画を見るのが目的ではなく、石田徹也の画を見るのが目的でした。日曜美術館や美の巨人たちの石田徹也の特集を見て以来、ずっと見たいと思っていました。
正直、石田徹也の画は、見て心地の良くなる画ではありません。しかし、一度見たら絶対に忘れられない画です。現代に生きる人々の哀しみや、現代社会に対する皮肉を、これ程ストレートに表現する画家は他に例を見ません。今回は、この「飛べなくなった人」と、
「燃料補給のような食事」が展示されています。画の実物を見て驚きました。この絵はアクリルで板に描かれていますが、真ん中につなぎ目が入っています。2作品とも2枚の板を繋いで一つの画になっていました。石田徹也はカップラーメンばかり食べて、食費を削って絵の具を買って描いていたそうです。この作品も、大きな板を買えなかったので、2枚の板を繋いて、一つの画を描いていたのでしょうか?
石田徹也の画は、売れても大した収入にならず、ずっと貧乏だったそうです。もっと、多くの作品を残して欲しかったと思います。
石田徹也 1973年6月16日生 2005年5月23日鉄道事故により死亡 享年31歳
Posted at 2016/05/16 23:02:55 | |
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