いつぞや紹介した羽田空港第2ターミナルのマスコット、
全日空製 ☆ ガンダム は斬新なアイディアな様でいて、Ken-G. には既視感のある懐かしさも思い起こされた♪
その原因は、カラーリング
!
淡いライトブルーで明るくはあっても、ドギツイ派手さは無い。
⇨ そこに思い当たるモノがありHDD内を探してみたら、ナイスなガンプラ画像を発掘した( 笑 )
!

一眼レフによるガンプラ画像♪
⇧ コレはガンダムMk-Ⅱ 。かなり昔作ったモノだが、今でも保管状態は良好♪
一眼レフの室内撮影の練習用として、ガンプラはなかなか重宝するモデルになってくれるのだよ( 笑 )。
で、一時 Ken-G. は白 × 水色のカラーリングにハマったことがあって、このMk-Ⅱ の塗装もかなり凝って施した
☆

このMk-Ⅱ はもう切った貼った盛った削ったの大改造で、そんな時間を持てた当時が羨ましいなぁ・・・( 笑 )。
Mk.Ⅱ はエゥーゴがティターンズから2機奪取して、1機は実戦力として運用され、もう1機は運用機の補修用として戦艦アーガマに収容、更にもう1機がティターンズパイロットの投降という形でエゥーゴの手に入り、研究用としてアナハイムへ送られたというのがオフィシャル設定っぽい( 笑 )解釈だ。
Ken-G. はそこを更に1歩踏み込んで、アナハイムエレクトロニクスが外部装甲・ムーバブルフレーム全てを新開発の装甲材 “ ガンダリウム ガンマ ” に置き換えて試作したテスト機、というディープな妄想も仕込んだのが本駄作( 笑 )。
その妄想を展開するとかなりウザいが、紹介しよう( ⇦ イラネー【 爆!)♪
ガンダムMk-Ⅱ のウリは武装やエンジン出力ではない。全身が
“ ムーバブルフレーム ” と呼ばれる完全な内部骨格構造で成立していた事が画期的であったのだ。
端的に言うと、
ムーバブルフレームは人体の骨、装甲は皮膚に相当する。骨を動かす筋肉としての役目はフレームに組み込まれたマグネットコーティング済みの超小型のフィールドモーターが担当。装甲材はフレームの動きに合わせてスライド可動し、可動範囲の柔軟性を飛躍的に高めつつ適材適所にフレームを保護する仕組みだ。
ビーム兵器に対する防御は装甲材ではほぼ無効と知れた時代では、重装甲化で対弾性能を上げるよりも、関節部の工夫と装甲の軽量化で運動性能を高めて
『 はね返して耐えるよりも、軽くして逃げ足を早める 』構想にシフトされていた。
そんな中で、エゥーゴ/アナハイムは
革新的に軽量・高剛性な装甲材、
ガンダリウム “ Γ ”( ガンマ )合金を入手する。この新部材が無ければアナハイムからエゥーゴへの出資は無かったと推測できる程、従来のルナチタニウム合金( ガンダリウム )を遥かに凌駕する物であった。
これはガンダリウム・ガンマ合金が、ともするとミリタリーバランスを一転させる可能性もあるとアピール出来たエゥーゴ側の極めて政治的な知略でもあり、交渉人はガンダリウム・ガンマをアクシズから持ち込んだ張本人でもあるシャア・アズナブルだったとも云われる。
このガンダリウム・ガンマ合金の有用性は、アナハイムエレクトロニクスに “ Z ” = 究極を指標するガンダム開発プロジェクトのスタートを切らせる程であり、早くも軽量・高機動な重装甲モビルスーツ( 以下、“ MS ” )を完成させ、更には複数の可変MSのプランが立ち上がる。
しかし宇宙空間での運用に限定した可変MSの開発はガンマ合金の高剛性を活かして順調に進んだが、“ 究極 ” を指標したプロジェクトに相応しい、宇宙空間~地上への連続戦闘を目指した可能MSのプランが出された時点で頓挫した。
アナハイムも独自のMSフレーム技術を研究・開発してはいたが、人型MS⇨ 大気圏突入艇型へ変形させる事は不可能に近かった。
この “ プロジェクトZ ” なる開発部門による可変MSは当初大まかに δ( デルタ )フレーム及び ζ( ゼータ )フレームと、量産性の高い簡易変形版のメタスフレームがあり、可変型の先鋒であったデルタフレームは半ば強引に当時のアナハイムが持てる技術を総動員して可変機構に挑戦したものの、やはりガンダリウム・ガンマ合金を持ってしても変形には耐えられない欠陥を孕み、開発はデルタフレームのオンデマンド改良型として用意していたゼータフレームのプランをも滞らせてしまう。
この時点で、
連邦軍は “ 究極のフレーム機構 ” 、
エゥーゴ/アナハイムは “ 究極の装甲材 ” を各々片方ずつしか持っていなかった事になる。
そこへエゥーゴによるガンダムMk-Ⅱ 奪取から、プロジェクトZは実に劇的な進展を遂げる事になる。シャア・アズナブルが本人にとっては非常に不本意であるコロニー内での戦闘を押してでもガンダムMk-Ⅱ の奪取に拘ったのは、単純に “ ガンダム ” を手に入れるメリットのみならず、ムーバブルフレームの存在を知っていた可能性も否定できない。
軽量・高剛性なガンダリウム・ガンマ合金 × 複雑な可動を柔軟かつ合理的に可能とするムーバブルフレームの組み合わせはMSの世代交代をもたらし、後年のガンダムタイプMSがそれを示している事は周知の通り。
その奪取したガンダムMk-Ⅱ という
全身ムーバブルフレーム構造のMSを、全身ガンダリウム・ガンマ合金でコピーしたらどうなるか?
⇨ それが月面に所在するアナハイムエレクトロニクスのフォンブラウン本社・ラーメン二郎部門の Ken-G. が担当したMk-Ⅱ である【 爆 】!
超軽量・高剛性化を遂げたMk-Ⅱ の機動力のみのテストヘッドである為、武装類は全てダミー。
機動試験はアナハイム本社のある月面で実施される事から、派手なトリコロールのテストカラーではなく、白に淡い複数のブルーによるスプリッター迷彩が施された。

武装を持たない素の形態は、意外にもスマートなシルエット( ⇨ に、大改造した【 笑!)。
プラモの素組みではヒーロー・ロボットっぽい人間に近いシルエットだけど、二重・三重関節とか多々有るであろうムーバブルフレーム構造なら、肩や股間節の幅は広げ、首を長くして人型を若干外した無機質な軍用ロボットを表現したつもり( 笑 )。
月面でのテストパイロットは
Ken-G. 本人( 爆! )で、ノーマルスーツ未着用で搭乗。
⇨ それをスタッフに注意されると
「 私はモビルスーツで出撃しても必ず帰って来る主義だ。だから戦闘服だのノーマルスーツだのは着ないのだよ♪ 」と言ってやった Ken-G. は非常にカッコイイ( 笑 )!
そして行われた機動テストの結果は、
測定不能・・・。
原因は人体の限界を超える機動力を発揮したガンダムMk-Ⅱ の、驚異的な360°の荷重変化に晒された Ken-G. がたちまち
モラした糞小便その他あらゆる汚物がコクピット内に撒き散らされ、コンピューターのアクセスコネクターにカルピス状の
白濁汁がカピカピに詰まって接続不能になったから、らしい( 爆! )。
アナハイムは Ken-G. に口頭注意したものの、本人の大事を取って午後から休暇・通院の処置をさせている。サスガ、素晴らしいブラック企業だ( 笑 )
!

ガンダムタイプの雛形に近いRX-78NT-1の方が人型に近いのが、こうしてMk-Ⅱ と比べると解る♪
ムーバブルフレーム構造のMSは、外装が自重を支えていない云わば “ 自在可動外板 ” なので、骨格に対する着ぐるみとも言える。可動域の自由度を高めるためなら、人型に近付ける必要もない。
対して旧来のセミモノコック構造は甲殻類と同じ外部骨格が自重を支える為、手足を組み立てれば自ずと人型に近くなる。
そこにMSの構造の限界があった。
実際、MSの機動力は完成・確立されたマグネットコーティングの技術が最大限に注がれたNT-1でほぼ頭打ちでもあった( それですらNT-1のパイロットには到底扱い切れなかったが・・・ )。
更にそれを超えるべく、機動力を高めるにはMSの構造そのものを見直す必要があった。
加えて連邦軍は初代RX-78のコアブロックに拘った。ガンダムは核兵器にも匹敵する軍事機密が適用されるので、手足頭が壊れても機体のメインコンピューターと戦闘データだけは絶対に失いたくなかった。
NT-1は360°全周囲モニターのコクピットが、コアブロックに代わる球体脱出ポッドとして機能する。
これもやはりコアブロックシステムが理想的な脱出装置であり、機密管理にも最適であると執拗に拘る連邦軍の “ ガンダム信仰 ” が垣間見られる。
そして球体脱出ポッドならば頭部なり背部なりにコクピットを設けるアイディアがあるにもかかわらず、あくまでも腹部に配置したコクピットブロックから四肢を制御すべきだという、アンチ側からすれば非効率的な連邦軍上層部の案は断じて動かなかった。
機体自体は圧倒的な機動力で損失しない。万が一、機体を失ってもデータだけは絶対に損失しない。機体制御はあくまでもコアブロックから。
⇨ 要はこの理想論の実現を目指してコアブロック( 妥協しても脱出ポッド )× 高機動力を両立するMSこそがオーバースペックな試作機 = ガンダムに相応しいものだと。
ムーバブルフレームという革新的なフレーム技術は、連邦軍上層部の異常なまでのコアブロック × 高機動力への拘りという凝り固まった思想の凝縮が無ければ産まれなかった技術の産物でもある。
それがエゥーゴに奪われ、アナハイムによって連邦・ティターンズの思想を遥かに上回る絶大に柔軟で応用力の効く技術として開花した事は、なんとも皮肉としか言い様が無い。
対して連邦・ティターンズはMk-Ⅱ フレームを使用して “ バーザム ” を量産したが、本来の性能を発揮させるパイロットに恵まれなかったばかりか、その運用方法にも疑問が残る。
ティターンズはガンダムMk-Ⅱ を使って一体何がしたかったのか?
そう思った時、おそらくは暴徒鎮圧や小規模の反連邦勢力等に対して圧倒的優位な局面で投入し、一方的に壊滅させるためのデモンストレーション = プロパガンダとしてガンダムMk-Ⅱ を利用する程度の発想しか持ち合わせていなかったと推定される。
ティターンズの隊員達は口が裂けても言えなかったであろうが、
“ バスク・オムは馬鹿だった ” 、という見解に到る事は極めてナチュラルな事象であり常識的な正論なのだ。
純連邦技術のみで開発されたガンダムMk-Ⅱ のムーバブルフレームは、エゥーゴ・アナハイムによって連邦の見込み以上の有用性を発揮した。その理由は、連邦/公国系問わず必要な技術をギリギリの所まで詰めて研究していたアナハイムに分があったからであろう。いや、“ 詰んでいた ” 事に気付かなかった連邦・ティターンズと、気付いていたエゥーゴ・アナハイムの差、なのかも知れない。
ガンダリウム・ガンマの加工法はアナハイムには既に手慣れた技術となっており、そこにもたらされたムーバブルフレームも、連邦軍の枯れた技術の集大成だったのである。
枯れた技術同士を応用して発展させる事は容易く、アナハイムはムーバブルフレームという “ あと1歩のヒント ” を得た事で、後にティターンズを壊滅に追いやる程の画期的な可変MSを短期間で完成させるものでもあった。

タイトルである “ センチネル・カラー ” とは、
ガンダムセンチネル (⇦ リンク )のストーリーを模型画像で展開していたモデルグラフィックス誌のスタッフによる塗装の手法の事。
基本的には “ 明度を上げて、彩度を下げる。”
例えば、黒のズボン × 赤のシャツは派手だから ⇨ グレーのズボン × ピンクのシャツなら明るいけど派手さは落とせる、という手法。
モデルグラフィックス誌でもセンチネルの企画が進むにつれて、青⇨ ライトブルー、赤⇨ オレンジと色の統一感ができてきた。この塗装理論は、MSの様に架空のロボット兵器のスケール感を表現するのにピッタリだった。
加えてオモチャっぽさも払拭されて、プラモデルが非常にカッコ良くなったモンだ( 笑 )♪
おかげで Ken-G. が作るガンプラは、猫も杓子もセンチネル・カラーが基本。
本当はサクッとNT-1のフルアーマーまで紹介するつもりが、オタク魂に火が点いて長くなってしまったので( 笑 )、次のブログで紹介する♪
まぁクドクドとキモい妄想をぶち撒けて、スッキリしたよ( 笑 )
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少しでもオタクならぬ “ ガンダマー ” の皆さんの酒の肴になってもらえれば幸いだ
☆
【 ※ 因みにMk-Ⅱ のコクピット内でカルピス出しちゃったのは、エマ中尉の移り香が残るシートの匂いにエレクトしていたから。⇨ のは内緒( 爆!】