休日の昼はラーメンを食べる事がほとんど。
白髪ネギ、ワカメ、ノリが好きな具材で、最近はチャーシューなんかも覚えて、楽しんでいる。
今日も上手に出来た。ラーメン二郎の様に華やかではないけど、Ken-G. の定番ラーメンと云えばコレなのだ。うん、定番だからこそハズしの無い、経験値に基づく美味しい味が確約されたラーメンが出来上がるのだ。
・・・が。
実は今日のラーメンにはかなりの痛手が掛かっている。
Ken-G. は安月給という事もあって、普段の食材はできるだけ安いモノを購入する。しかし調理器具は別。料理のみならず全ての ″ 作業 ″ に言える事、それは『 良い道具 』を使い、それを使いこなさなければ出来上がりも上達も効率化もヘッタクレも無いのだ。駄目な道具しか知らないから『 料理はめんどくさい 』ともなり得る訳だ。
特に、包丁はイイヤツを揃えている。
メインで使っているのは、『 牛刀 』という長い包丁。→ 皮の厚いプチトマトに刃を当てて少し引くだけでも自重で『 ストン!』と軽く真っ二つにしてしまう。恐ろしいキレ味(笑)。
このキレ味を知っているからこそ、裁断作業は特に気を付けて行ってきた。今まで流血を伴うほどの怪我もしなかった。これを買ってから2年余り、ようやく完全に手懐けた、と言っても良い。
長い包丁はキャベツの千切りや白髪ネギにはもってこいで、裁断がうんと楽だし切る事自体が楽しくなる。今日のラーメンでも、いつもの様にリズミカルに長ネギを切る。長ネギのヌメリで手を滑らせない様に、左手の小指も抑えに使ってトントントン♪ 頭の中では既に白髪ネギをタレに漬けて、ワカメとチャーシューを準備して、湯を沸かして・・・、等と作業順を巡らせていたら、小指にわずかに刃が当たる感触がしたから即座に手を引っ込めた。脊髄反射の瞬時の動作。
大して痛くもなかったというか、微かに触れた程度の感触だったらから、『 オッと、あぶね~ 』な程度で済んだと思って再び裁断にかかろうとしたら、まな板がフェラーリのフラッグシップ・カラーみたいな色に・・・。
すぐに指の付け根を輪ゴムで縛って、水で流して傷口を見たけど、切り傷が見当たらない。いかにも刃物の切り傷、あの『 パックリ 』が無いのだ。おかしいと思って良く見たら、『 切り込み 』の傷ではなくて、『 切り落とし系 』な傷、つまりスライスしちゃったのね・・・。
幸い、ネギには血がかからなくて良かった。これでラーメンの美味さには微塵も影響は無い(笑)!
でもなかなか血は止まらない。約5分おき位に輪ゴムを縛る/弛めるを繰り返して30分ほど様子を看たけど、止まらない。その間、ネギをタレに漬けて、まな板と包丁を洗った時に指先スライスを発見。直径約5ミリ、厚さ約3ミリ位。ネギのカスといっしょに包丁にヘバり付いていた。その包丁には血は付いていなくて、余程キレイに切れたっぽい。切れない包丁みたいに押し付けたりする必要は無く、前後に軽く押すか引くかでスムーズに切れるマイ包丁。Ken-G. の使い方も非常に良ろしく、痛みも感じずに切り落としちゃったみたい・・・。
どうって事ないキズだけど、血が止まってくれなくては困る。指先を止血で縛ったままじゃ料理もままならないし、諦めてネットで休日営業の病院を探して行く事に・・・。
その病院で驚いたのは、手当ての簡潔さ。一見、ただ消毒してガーゼを当てただけ( しかもガーゼは2回巻き位の超・うすうす・・・ )に思えて不安になったKen-G. は『 オイオイ、それだけで血が止まるワケねーだろ、このヤブ医者め! 』という内心を抑え、看護士さんに『 あの、コレで血ぃ止まるんですか? 』と聞いてみた。彼女の説明によると、傷口を焼いて固まらせるのと同じ効果があるらしい。なるほど薄々のガーゼで充分、という訳だ(笑)。
まぁ無事と言えば無事だったけど、いろいろ不便にもなるなぁ・・・。
特にギターが弾けないのが寂しいし、料理もちょっと手間取る事になる。
さて、今夜の晩メシはどうしようか・・・?
Posted at 2013/03/03 19:17:45 | |
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