
さて、東京ミッドタウンに行ってきました。というよりは最近ご無沙汰のゴルフを首都高で走らせたいなー、というのが先にあり、かといって当てのないドライブはあまり好きじゃないので、目的地として東京ミッドタウン、それから至近にある国立新美術館という感じです。
まずは国立新美術館へ。“ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム展”というのをやってます。
自分、
美術館に入ると挙動不審になるんですが、「マンガならわかるべ」と意気揚々と館内に入る。しかし、やっぱりキョドる。
つーか見てて全然わからん。まえに横浜美術館に行ったときは、なんだかんだ展示の”木版画”というのが気に入って、のちのち歌川国芳や棟方志功を調べるようになったんだが、マンガのほうはなんつーか全然見ててハートにビビッとこず、早々に飽きる。
ここでふと周りを見回して館内でオレがキョドってるというより、冷静に考えてオレが相当周りに較べて浮いてるよねー、と気づく。
そこでマンガのほうはたいして見ずに、さりげなく人間ウォッチングに切り替える。
さて、話はさかのぼるがフリーター時代、東京ビッグサイトでスタッフをしていた。
東京ビッグサイトというといわゆる”コミケ”がある。
その”コミケ”当日、入場開始間近になると…、オタク!オタク!オタク!見渡す限りのオタク!当時おりしも「電車男」をTVでやってた頃だったでしょうか、「壮観だなー、スゲーなー」と思って見てると、知ってる顔が…、ただしまともに話したことはない。なぜかというとその知ってる顔がコミュ障なうえにオレもたいがい無口だからである。知ってる顔はオレを現認すると真っ直ぐこちらに歩いてきて興奮気味に話しかけてきた。とてもふだんのうつむきがちな彼とは思えない。しかしさっぱりなんのことを言ってるのかわからないので、適当に空返事をえんえん10分ほどしてたでしょうか、すると彼が最後に片手でアゴをさすりさすり「まあキミにはわからないだろうけどね」みたいなことを言いまして、カッチーンときまして「えらそうな口を聞くんじゃない!」とひっぱたこうかと思ったんですが、業務中なので自重しました。
…そんなことを思い出しながら、会場を見渡し…、彼らは一見シャレオツである。しかし…まぁ深くは言いますまい。
人種が違うのである。自分なんかふだんサブカル好きを気どってるが、なんちゅうことはない。ぜんぜんディープではないのである。土台、人間の根っこというか思考回路がなんだかんだ典型的な体育会系のソレである。
気を取り直して東京ミッドタウンへ。ここで食事して、また首都高を走る予定だ。
しかし…、レストラン街を見てて、いや高そうだから敬遠したとかじゃなくて、なんか落ち着いてメシ食えそうな気がしないのである。
「なんかもうちょっと東京チカラめしみたいなのないっすか」と思って見て回ったんだが、なさそうなので他所でメシ食うことにする。
少し歩けば消費者金融の看板がたくさんある通りへ。
東京ミッドタウンと気取ったところで、ちょっと歩けばこれである。
落ち着く。死ぬほど落ち着く。
なんで消費者金融の看板とか風俗の呼び込みとか、そういう人間生活の隠微で危うい部分を見ると気持ちが落ち着くんでしょうねー。オレだけですかねー。
で、東京チカラめしは無いのでその近くのモスバーガー食って、なんだか図らずも齢39にして自分探しの旅になっちまったなー、と思いつつ帰宅の途につきました。
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Posted at
2015/08/29 01:29:13