◇画太郎◇のブログ一覧

東京都多摩地区出身の音楽ユニット。
もともと「多摩ネットワーク」というニッチなネーミングでデビューするつもりだったのがレコード会社に反対されて「TMネットワーク」になったらしい。

wiki見てもジャンルはどれと特定できずにずらずらといろんなのを羅列してあるが、個人的にはTMネットワークってプログレッシヴ・ロックじゃなかろうかと思っている。

ふつう海外のアーティストなんかだと若い頃は破天荒に駆け抜けていっててもビッグになるとだいたい落ち着いてのんびり腰を据えるようになる。
宇都宮隆と木根尚登はまあまあ安定しているが、小室哲哉はなんだろう。
ものすごいジェットコースターというか私の人生１０回分くらいの密度をTMネットワークをやめた後からでも突っ走っていってるが、でもまぁ結局原点のTMネットワークを３人でやってるときがはたから見てていちばんしっくりくるような気がするよ。

アリス・クーパー。
アメリカン・ハードロックの王道として活動は１９６３年～現在までと非常に長い。
ジイ様となった最近でも活動は健在である。

１９７０年代前半に黄金期を迎えるが、その後キッスやエアロスミスら後発に押されて低迷した。
…が１９８０年代後半～１９９０年代前半にかけて謎に復活する。
これはキッスやエアロスミスらよりさらに後発のモトリー・クルーやボン・ジョヴィらがアリス・クーパーからの影響をしばしば発言したり、制作に協力したためらしい。
この第二期黄金時代の波は本国アメリカよりも、ロックのメッカ、イギリスを中心に起きた。

ググったら意外と活動期間は長かったんだが９０年代にポッと出て爆発的に売れてポッと解散した印象がある。
Vo.のロブ・ゾンビはソロとして現在も活動を継続している。
当時、特にアメリカで重々しくて暗いトーンのロックが流行ってたんだが、ホワイト・ゾンビは派手でテンポが速い、ノリの良い曲が多く、右へならえで重苦しいのばっかなのにうんざりしてる人も多かったなかでヒットした。

レッド・ホット・チリ・ペッパーズ。
略してレッチリ。

もともと過激でエネルギーありあまってる感じだったが、２０００年代以降いい具合に力が抜けていき、バンドとしてのスケールが大きくなっていった。
「売れ線に走った」という説をネットでちらほら見るが、それ以前もべつに売れてなかったわけではないので、そういうわけではないと思っている。
プロスポーツなんかでベテランになって力を抜いた結果、以前より高いパフォーマンスを発揮することがあって、そういうのに近い気がする。



過渡期というかまだ過激な部分が強かった１９９７年の第１回フジロックでVo.のアンソニー・キーディスが右腕を骨折して、しかも台風が直撃してるのにステージに上げさせられ（自分から上がったという説もある）“Give It Away”で「fu○○in j○p」「fu○○in j○p」言いながら歌ってたことがあり、うろ覚えだがネットの普及し始めた３～４年後くらいから一時動画を拡散された。
当時、今思えばだいぶおおらかだったので「まあレッチリだったらこうなるんじゃねーの」という雰囲気だった気がする。

現在のYouTubeだとわりとうるさいのでその時の動画ももうないだろうなと思ったらフツーにあってひさしぶりに観なおしたんだが、「fu○○in j○p」「fu○○in j○p」言ってるわりに最後は「オヤスミ」「サヨナラ」言ってて、台風なので途中で撤収してるが、バンドのパフォーマンスも高くて全然雰囲気悪いとかそんなんじゃなかった。
実際レッチリはそれ以降何回もフジロックに出演している。

ただ、だいぶ経ってから日テレだと思うが女子アナが来日したアンソニーにインタビューで「１９９７年のフジロックで…」と謎に話を振ってアンソニーが「What!? それ聞いちゃう!?」みたいな顔して全然違う話にすり替えてるの見たことある。

モトリー・クルーのVo.ヴィンス・ニールが１９９０年代に一度、脱退してソロでやってたことがある。
モトリー・クルーを離れたとたんスティーヴ・スティーブンスと組んで一晩で４曲作り、それをベースにソロ・アルバムを出してけっこう成功した。
モトリー・クルーの曲よりはアグレッシヴな傾向が強い。

ヴィンス・ニールが当時モトリー・クルーを辞めた理由は「カーレースに没頭してバンド活動への参加がおろそかになってた結果、解雇された」とのアナウンスで、モトリー・クルーのなかでも特にヴィンス・ニールは破天荒というか問題児というかもうムチャクチャだったので「まあそんなとこだろうな」と周りも特に疑いもしなかったんだが、実際はブルージーな方向に路線変更したかったメンバーとの対立という「音楽性の違い」が解雇の理由だったらしい。
「音楽性の違い」を建て前にして、実際は女に手を出したとかシンプルに売れなくなったとかろくでもない理由で解散するバンドが多いので、逆のパターンでしかもそうアナウンスしないとむしろ信憑性が得られないというのは珍しい。
ちなみにモトリー・クルーは他のメンバーもたいがいムチャクチャな性格してるが意外とメンバーチェンジがなく、ヴィンス・ニールもその後バンドに復帰している。