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◇画太郎◇のブログ一覧

2024年11月16日 イイね!

シルクロードの嵐/画・沼田清 作・久保田千太郎

シルクロードの嵐/画・沼田清 作・久保田千太郎1980年代に複数の漫画家の起用で刊行されていたコミックシルクロード全15巻のなかのひとつ。

コミックシルクロードはシルクロードにまつわる歴史上の人物・できごとを主にとりあげているが、この作品は1980年代当時の現代から見たシルクロードを描いている。
今でこそYouTubeなどでいつでも現地の実際の映像を見ることができる時代になっているが、当時日本から現地の様子を知ることは難しく、そういう意味では歴史上のことを扱うなかでこういう一編があったことは貴重だったろうと思う。
Posted at 2024/11/16 22:32:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | 漫画 | 趣味
2024年10月18日 イイね!

殷周伝説/横山光輝

殷周伝説/横山光輝1967年~1971年にかけて連載された『水滸伝』、1971年~1987年にかけて連載された『三国志』、1987年~1992年にかけて連載された『項羽と劉邦』に続き、1994年~2001年にかけて連載され、横山光輝の遺作になった。
この潮出版社・希望コミックスによる中国史シリーズは足かけ34年におよび、横山光輝・中期からのライフワークとなる。

『殷周伝説』はおもに題材を明代に成立した『封神演義』、他に『武王伐紂平話』『史記』をベースに、暴政によって求心力を失った殷王朝が西方の周王朝にとってかわられるまでを呂尚(太公望)を主役にすえて描いたもの。

この時代についてはわかっていないことも多く、ベースになっている『封神演義』は仙人、妖怪入り乱れるカオスな内容のため、この『殷周伝説』も仙人、妖怪が跋扈してなかなかわけのわからないテイストをかもしだしているが、推測にはなりながらもできるだけ史実を探求していこうという姿勢が見うけられる内容となっている。
Posted at 2024/10/18 17:36:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | 漫画 | 趣味
2024年09月13日 イイね!

リナ/ちばてつや

リナ/ちばてつや1960年~1961年『少女クラブ』に連載。
この作品までちばてつやはもっぱら少女誌に少女漫画を連載していたが『リナ』から、それまでのいじらしい少女ではなく、不幸で貧しい境遇でもへこたれずに生きぬく、元気のあり余った跳ねっかえりの主人公像がうまれ、このスタイルはちばてつやのなかで人生観とともに確立されて、以降の自身の漫画に定着するとともに、活躍の場を少年漫画に移していった。
そういう意味ではちばてつやの転換点といえる作品。

パイロットのお父さんと優しいお母さんに育てられ、兄とけんかしながらも仲よく、何不自由なく暮らしていたリナだが、お父さんがサンフランシスコで航空機事故を起こし、行方不明になってしまった。
待てどもお父さんは帰ってこず、経済的に行きづまった家族は下町への引っ越しを余儀なくされる。
最初は馴染めなかったリナと兄だが、病弱なお母さんをたすけ、力いっぱい生活する。
そうこうするうちに周囲と溶け込み元気を取り戻していくリナだが、いつまでも気になって頭を離れないのは行方不明のまま音沙汰のないお父さんのことだった…。
Posted at 2024/09/13 19:56:23 | コメント(0) | トラックバック(0) | 漫画 | 趣味
2024年08月28日 イイね!

めぞん一刻/高橋留美子

めぞん一刻/高橋留美子高橋留美子の漫画は北米・ヨーロッパで人気が高く、現在ほど日本の漫画が海外で認知されてない頃から多くのファンが海外にいる。
北米・ヨーロッパで人気が高い理由を高橋留美子本人は「ちょっとわからない」としており、日本のオタク文化が海外に広まる先駆けとなったとともに、日本国内と違い、レイ・ブラッドベリ、ロバート・A・ハインラインら海外SFの大御所と同列、感覚的には大友克洋と鳥山明の中間くらいのポジションに位置する創造的な漫画家とみなされてる向きがある。
同世代にもSF漫画家が多いなかでなぜ高橋留美子が特にそういう扱いをうけるのかは確かに「わからない」感があるが、個人的には海外では『うる星やつら』のアニメの人気が高く『うる星やつら』のアニメから高橋留美子作品に入ると必然的にアニメの監督だった押井守の先鋭的な表現も高橋留美子的表現としてある程度混同してしまうためではないかと推測している。

『めぞん一刻』は『ビッグコミックスピリッツ』創刊号から『うる星やつら』の連載に並行して連載が開始され、1980年~1987年にかけて連載が続いた。
「時計坂」という町(東京都東久留米市がモデルとされている)にある「一刻館」という名の古いアパートの住人と、管理人である若い未亡人を中心としたラブコメ。
一見あってもおかしくないけど、現実的にまずこうならんだろ、というところを突いたラブコメの先駆け的作品で、おっさんの私が読んでも遠い昔に忘れていた中二病的心情を刺激されておもしろい。
今読むと作品世界が異様に楽しそうなんだが、高橋留美子作品の世界がそもそも楽しそうという他に、実際、1980年代が楽しい時代だったというのも大きい気がして、そういう意味ではノスタルジックな味わいがある。
春夏秋冬がしっかり描かれてるんだが、そういえばこの時代は今思うとまだ春・秋の時期がながく、過ごしやすい季節がながいとそれだけで情緒も深まるし人の幸福度も高いのかもねー、と思ったり。

…そういえば私は大学中退直前の極貧の頃(だいたい24年前)から4年間、練馬の家賃2万4千円、風呂なしトイレ共同の「一刻館」よりさらにボロいであろうアパートに住んでいたが、意外と居心地がよく、不動産会社に就職してお金ができてからも1年以上そこに居ついていた。
隣の部屋の音などほぼ筒抜けなんだが、住人関係がゼロ距離に近いと騒音にしても「うるさい!」「あーどーもすいません」ですんでしまい、全然あとくされがないので、案外ストレスが溜まらないのである。
今もそういうとこに住んでるとしたらどうだろう、さすがにやばいかな、…とふと頭によぎることがあるが、その後の営業経験でさまざまな人の住まいを見るに、これ系のとこに住んでる人というのは、私自身そうだったが貧しいとはいえけっこう充足してることが多く、とりたてて日々に不満を感じてないことが多かった。
逆に日々の生活に不満があるのが見てとれるのは、身の丈に合わない生活をおくる、つまり身の丈に合わない場所に住み、身の丈に合わない職業に就き、身の丈に合わない交際をしている、そういう人種であって、日々人生が自転車操業に陥っておりイライラして余裕がないことが多かった。

さて、快適で人が入れ替わらない極貧アパートだったが、隣の私と同年代の男性の部屋には夜になるとほぼ毎日若い女性が訪れ、楽しそうに話し続け、深夜になると女性は帰るようだった。
ごくごくそういう日常として私はとくだん気にも留めず、自分の部屋でしちめんどくさい映画を観たり小説を読んだり2ちゃんねるをやったり陰キャライフを謳歌してたんだが、ある日の昼頃(仕事がブラック過ぎて休日の私はだいたい夕方まで寝ていた)、その女性が隣の部屋の男性の部屋の前でえんえん泣いているのにうとうとしながら気づいた。…そうこうしてるうちにばあさん(おそらくアパート向かいに住む大家だろう)がしきりに、非常に優しい様子で女性を慰めている声が聞こえ、それはだいぶながいこと続いていたが、どこかちゃらんぽらんなとこのある隣の男性がなにか女性に不義理をしたのだろうと思い(女を泣かせるな)と思いつつ私はいつしかまた深い眠りに入っていった。
…数日後、隣の部屋は目貼りがされ、佐野厄除け大師のお札が貼ってあった。
のんきでだいぶ頭のネジが緩んでいた当時の私はながいこと「おおかた家賃を踏み倒して行方をくらまし、それで女が泣いていたのだろう」と考えていたが、「いや…そうじゃないな」と気づいたのは私がアパートから2DKのマンションに越して数年後である。
Posted at 2024/08/28 20:59:52 | コメント(1) | トラックバック(0) | 漫画 | 趣味
2024年05月22日 イイね!

ベルサイユのばら/池田理代子

ベルサイユのばら/池田理代子1972年、池田理代子による、フランス革命前夜の宮廷模様からフランス革命に至るまでを描いた漫画。
少女漫画だがシュテファン・ツヴァイクの小説『マリー・アントワネット』を下敷きにし、歴史漫画として大人の男性でもじゅうぶんに楽しめる。

出世作の『ベルサイユのばら』を描いた時点で池田理代子は25歳だが、歴史に対する姿勢は忠実というか真摯というか、一定の「節度」を常に保っており、『ベルサイユのばら』以降も歴史を扱う作品が多い。
少女漫画界隈で、他の作家によるあまりに荒唐無稽な歴史上の人物像をもつ作品が話題になると、池田理代子は批判的意味を込めて全く同じ題材をとりあげて自分が漫画で描いてしまうことがある。

オーストリアから14歳でフランス国王に嫁いだ王妃・マリー・アントワネット、軍人として近衛隊、のちにフランス衛兵隊に移る男装の麗人・オスカルを中心に宮廷周辺だけではなくさまざまな社会的階層、社会的境遇の人物たちによる人間模様を織り交ぜてフランス革命に至るまでを描く。

主人公でありストーリーの案内役であるオスカルは思ったよりも早い段階で物語の舞台から去ってしまう。
オスカルがいなくなったあとは、読者はどこか遠くから、俯瞰するようにフランス革命の展開を眺め、これまでのドタバタした喧騒からうってかわって静かに物語の進行を見つめることになる。
フランス革命について良い面・悪い面、マリー・アントワネットについて良い面・悪い面が淡々と描かれるが、作者はこれについて特に意見を述べず、読者に寄りそってただ黙って歴史上起きたことを見つめている。
Posted at 2024/05/22 22:48:36 | コメント(0) | トラックバック(0) | 漫画 | 趣味

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