• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

◇画太郎◇のブログ一覧

2018年12月12日 イイね!

『エイリアン2』

『エイリアン2』イギリスの雑誌だったかなー、『歴代最高の続編映画』というのをやって1位が『エイリアン2』でした。
『エイリアン2』は1985年製作ですが、まぁそれまでは大HIT作の続編映画ってほぼ必ずショボくてコケるのがお約束なとこありましたからねー。

続編のアクションをド派手にして予算もバンバン使って凌駕していくというのは、ジェームズ・キャメロンならではかもしれません。
自身の『ターミネーター2』も同じ手法で成功させてますしね。

ただコレに関してはリドリー・スコットの『エイリアン』、ジェームズ・キャメロンの『エイリアン』って見方もできるんですよねー。

リドリー・スコット作品って言うのはだいたいどこか斜にかまえてるというか虚無的というかニヒルというか、まぁそんな感じなんですよ。

ジェームズ・キャメロンってのは、真っ向から立ち向かう。困難な境遇に対して不屈というか絶対あきらめないという哲学がある。
『ターミネーター』ではそれはサラ・コナーに現れてましたけど。
『エイリアン』でのその役割はリプリーなんですよね。
どちらも女性ってのも共通点だと思います。
強い女性像って言うのかなー、そういうの好きですよね。

もうひとつは機械・アンドロイド・ロボットが暴走したり酷薄なプログラムに則って動いたりで、人間を窮地に陥れるパターン、『エイリアン』も『ターミネーター』も1作目はそういう内容なんですけど、ジェームズ・キャメロンは機械・アンドロイド・ロボットになんらかの暖かい意志だとか人と通じあうほのかな信頼感を持たせるというのかなー。
最終的には愚鈍な人間と対比されて、むしろアンドロイドが窮地を救う、信頼を寄せることができる相棒だったりして。
このへんは日本のアニメとか漫画の影響も強いのかなー、と思ったりしますが。
ジェームズ・キャメロン、漫画好きでわざわざ日本から取り寄せたりしてますしね。

で、何が優れてるって、リドリー・スコットの『エイリアン』、ジェームズ・キャメロンの『エイリアン』それぞれアプローチの違うものが浮き上がって独立してるわけではなく、それぞれの監督の個性を際立たせながらも、『エイリアン』の世界観を見事に互いの作品で融合させつつ、昇華させていった点なんですよねー。
Posted at 2018/12/12 04:09:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画 | 音楽/映画/テレビ
2018年08月14日 イイね!

『バーティカル・リミット』

『バーティカル・リミット』K2を舞台にした山岳アクション映画。
てのはいいんですけど、K2って世界最高の登頂難度を誇り、具体的には2012年3月までの時点で登頂者数306人に対し、死亡者数は81人に達します(Wiki調べ。ちなみにその時点での世界最高峰エベレストの登頂者数は5656人)。
死を覚悟の上で登頂しなければならないほどメチャクチャ過酷ってことですね。

さてK2登頂アタック隊のうち3人が吹雪で遭難。
6人の希望者が遭難者の救出に向かいます。

…が、前述の通り過酷のなんのって。
生死に関わる判断を一瞬でしていかなけれなならないんですね。
一瞬の選択ミスが死に直結してしまう。
極端な話、ザイルで繋がった3人が滑落するシーンがあるんですが、重さで3人ともは助からないとなると、3人とも死ぬよりは1人でも助かるためにザイルをナイフで切るような決断をしなければならない。それも極限状況の限られた時間で。
まぁこのへんは冒頭と最後の物語の核心に関わる部分ではあるんですけども。

で、3人の救出に6人で行って、結局都合6人死亡してしまい、何をしに行ったかわからない感はあるのですが、極限状況のなか9人9様の織りなす物語があるわけで、野暮なことは言いっこなしでw

Posted at 2018/08/14 08:07:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画 | 音楽/映画/テレビ
2018年08月11日 イイね!

『コンスタンティン』

『コンスタンティン』世界は神界・人間界・悪魔界から成り立っている。
お互いの世界間を干渉しないことによって秩序が守られているが、悪魔界から人間界への侵入によって、今まさに均衡が破られようとしていた。

…って、日本の漫画・アニメ・RPGゲームだとありがちな展開ですw

ただ、ハリウッド映画でこの世界観とか展開ってのはほとんど見たことないような。
てか、皆無かな、もしかして。

てのは、こういう内容だと、たいてい神が必ずしも絶対的に善とは限らないことが多いから。
キリスト教圏だとどうしてもねー。

で、この映画もあくまで悪魔と結託して人間界に混乱を起こそうとしたのはガブリエルの暴走ということになってます。
一応劇中では「ハーフ・ブリード」っつって、人間界と往き来できる特殊な存在としかなってませんが、でもまぁ、大天使のガブリエルだよねー。見るからに。
ちなみにガブリエルって両性具有って説があるんですが、劇中でもそんな感じのビジュアルです。

まぁガブリエルの暴走も最終的には神に見放されてしまうんだけど、日本の漫画・アニメ・RPGだとこの神の存在がまるまる抜け落ちていることが多いです。
神って当然キリスト教だから唯一神なんですけどね。
キリスト教圏がこういう内容の話を造ると、当然唯一神も介在してきますw

ちなみにこの唯一神はキリスト教・ユダヤ教・イスラム教で共通のものです。
世界的には日本とかインドみたいな多神教のほうがレアなんですね。

で、この唯一神、名前呼んじゃダメです。絵に描いてもダメです。
劇中でもガブリエルやルシファーは姿を現して、かっけー造形なんですけど、「主」の介入に関してはものすごーく婉曲的でしたw

あとはこの作品のキアヌ・リーブス、カッコイイんだ、コレが。

Posted at 2018/08/11 06:31:43 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画 | 音楽/映画/テレビ
2018年01月15日 イイね!

『マンデラ 自由への長い道』

『マンデラ 自由への長い道』南アフリカのアパルトヘイト(人種隔離政策)に抵抗し続け、27年間の投獄生活ののち、アパルトヘイト廃止後、そして黒人として南アフリカ初の大統領となった、ネルソン・マンデラの半生を描いた映画です。

ネルソン・マンデラというのはもちろん世界的にも偉大なカリスマ的指導者であり、少数の白人が大多数の黒人を支配し、黒人に対して様々な面で平等の権利を与えないアパルトヘイト撤廃は、もちろんなされなければいけないことで、これに異論がある人はいないだろう。

ただ、この映画、非常に実直な作りで、そのためなんだが観終わったあとに「おや?」という部分が残り、その後の南アフリカに興味を持ち、調べるきっかけとなった。

さてアパルトヘイト廃止後、マンデラが大統領に就任し、南アフリカの全国民の権利が平等になったわけだが、その結果何が起きたかというと、圧倒的多数である黒人が今まで入ることのできなかったヨハネスブルグなどの大都市に流入し、かといってアパルトヘイト政策下でまったく教育を受けてこなかった彼らはそこで職に就けるわけでもなかった。
ヨハネスブルグ、ケープタウンの治安は急速に悪化し、白人は企業もろとも郊外に移転、大都市の機能は空洞化しスラム化、世界でも指折りの治安の悪い地域になってしまった。

加えてエイズが黒人間で蔓延。状況は年々酷くなり、今では国民の4-5人に1人がHIV陽性であり、平均寿命は40歳代を切ってしまった。
現在のエイズ患者の大半は南アフリカ始めアフリカ南部に集中する。

もし完全なフィクションの世界なら、万事の問題は解決し、物語は終わるだろう。
しかし現実はより複雑で様々な要素が絡み合う。
黒人は確かにマンデラ氏を始め国内外の圧力とそれに伴う運動によって解放された。
これは言うまでもなくなされねばならなかったことだろう。
しかし永年の白人統治時代には無かった別の困難な問題を抱えてしまった。

現実世界は難しく、予測が困難だ。
そして物語のように終わりが無く、連綿と続いていく。
Posted at 2018/01/15 18:11:49 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画 | 音楽/映画/テレビ
2016年03月22日 イイね!

『ドクター・モローの島』

『ドクター・モローの島』ちょっと前に観た映画なので記憶が曖昧です。
ところどころ間違ってるかもしれません。でもまぁ観なおすのもメンドウなので…。

H・G・ウェルズってSF作家の1890年代の小説の映画化です。他に『透明人間』とか『宇宙戦争』とかがあったような。『宇宙戦争』はわりと最近映画化されてましたかね。

『ドクターモローの島』の映画化は1970年代。
当時遺伝子工学とかクローン問題が社会で取り沙汰されてて、それのひとつの答えという側面があったりします。

さて作中の時代背景で人間は潜水艦を発明し海中深くに進出し、飛行機を発明し空を飛び…、不可能と思われてた夢が次々と可能になっていってました。
人間の可能性は次々と広がり、社会も大きく変わっていくだろうと…。

そのなかに遺伝子工学やクローン問題があります。
けれど人間はひとつの結論として結局そこには手をつけなかった。

人間を性善説で見ればそこには無限の夢があるのですが…。
亡くなった肉親とか偉大な政治家のクローンとかね。
いや待てよ、仮に病気や事故で亡くなりそうなんだったらクローンをあらかじめ造っておいてクローンから臓器などを移植すれば…、いやいや待てよ、そんな非効率的なことをするんだったら、あらかじめ臓器移植専用のクローン人間を大量に造っておいて、特定の誰かと言わずいろんな人に移植できるようにすれば…、ハイ、臓器移植のドナー待ちの問題も一気に解決。
…ん?でもそこにはものすごい違和感を感じないですか?
肉体は創造主から頂いたものであるという考えを持つキリスト教徒じゃなおさら違和感を覚えるでしょう。

そうです、人間の夢は無限に広がるんですよ。どす黒い夢も無限に広がっていく。
戦争に肉親は出せない?じゃあクローン人間を大量に造って戦争に行かせましょう。
そうだ、せっかくだから遺伝子操作でものすごく頑健で身体能力が高く、瞬時に作戦を理解する頭脳があって、それでいて残忍で恐怖心がなく殺人に躊躇が無い、そういうのを大量に造っちゃいましょう。
ああもうおかしなことになってきましたね。

あとは戦えば戦うほど肉体が戦闘向きに進化していき、ひとりで一個師団全滅できるヤツとかね。
農業従事専用に食料をほとんど摂らず、従順に集団で長時間作業をこなすヤツとかね。
もう人間いらないですね。一部を除いて数を大幅に減らしちゃうかと。
このへんは徳弘正也の『狂四郎2030』ってマンガに出てました。

さて動物に血清を用いて人間に変える実験を行っていたモロー博士ですが、できあがるのは不完全な人間、…いや怪物ばかり。
不完全な怪物といえどもモロー博士はそれらの創造主なのですから責任を持って人間社会とか人間のルールを教えなければいけません。
そのなかに「人間は人間を殺すな」というのがあって、遺伝子操作の怪物たちもいまいち理由はよくわかってないんですが「人間は人間を殺すな」って唱和するんですよ。
ところがモロー博士、当の本人がトラブルで人を殺して、そこを怪物たちに見つかってしまってですね。「コイツ、人を殺したぞ!」と。

人間は他の種とは明らかに違う生物なんですが、かといって他の生物の創造主になるにはあまりに不完全でミスをしてしまう。
てお話ですが、というより遺伝子操作の人間もどきの怪物よりも、自然の動物たちのほうが明らかに美しい。それがすべてな気がします。
ところでCGの発達してない時代にこの映像、どうやって撮ったんでしょうかね。

Posted at 2016/03/22 06:48:27 | コメント(1) | トラックバック(0) | 映画 | 音楽/映画/テレビ

プロフィール

「クリプトンが初音ミクというキャラクターを創っていなかったらYAMAHAのVOCALOIDはそれまで失敗続きだったので消滅していた可能性が高かったらしい。」
何シテル?   08/18 20:00
おもしろきこともなき世をおもしろく-高杉晋作
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
345 6789
1011 12 13141516
17 181920 212223
24252627282930
31      

リンク・クリップ

NCロードスター カーナビ・バックカメラ取付 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/03/29 03:54:12
ロードスター NC3 RHTとソフトトップ 比較してみた 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/03/16 02:55:42
NCロド パワーウィンドウスイッチ流用 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2019/12/30 02:54:39

愛車一覧

フォルクスワーゲン ゴルフ (ハッチバック) フォルクスワーゲン ゴルフ (ハッチバック)
運転した瞬間、背中を押しつけられる加速とエグゾーストの重低音、DSGの電光石火の変速にや ...
マツダ ロードスター マツダ ロードスター
幌のRSを手放してから2年半、こうなるだろうなとは思ってたが今回はRS RHTに。電動開 ...
ヤマハ ビーノ ヤマハ ビーノ
2000年製ビーノクラシックをライトレストアしたもの。 重量71kgの車体に6.3psの ...
スバル R1 スバル R1
横浜にいた頃サブカーとして活躍していたんだが、地元に戻った際に手放した。後姿がカッコイイ ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation