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◇画太郎◇のブログ一覧

2025年03月14日 イイね!

『ヒトラー ~最期の12日間~』

『ヒトラー ~最期の12日間~』2004年公開のドイツ・オーストリア・イタリア共同制作による戦争映画。

1945年4月のベルリン市街戦を背景に、ドイツ第三帝国総統アドルフ・ヒトラーの総統地下壕における最期の日々を描く。

ヒトラーとエヴァ夫人の自決、続いてゲッベルス一家の自決、その他大勢の人々が帝国の終わりが世界の終わりと信じて死んでゆく。
そのさまは凄惨でありながらもの哀しく、それでいてどこか空疎な情景でもある。
さらにいえば凄惨さのなかに、甘美な匂いすら漂っていて「滅びの美学」に彩られている。

地下壕での一連の事件を、ヒトラーの若い女性秘書トラウドゥルはなにかしら彼らへのシンパシーを感じながら眺めていた。
しかしトラウドゥルは「おまえは逃げるんだ」との言葉で、すでにソ連兵が充満しているベルリン市街を、危機はありながらも見知らぬ少年の助けを借りてなんとか脱出する。

…最後にトラウドゥルは少年がみつけてきた自転車に少年とふたり乗りし、新緑の郊外を駆けていく。
暗く閉鎖されていた地下壕、破壊され荒廃したベルリン市街とは別世界のように、そこには明るく開放的な情景がひろがっていた。
Posted at 2025/03/14 09:59:47 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画 | 音楽/映画/テレビ
2025年01月25日 イイね!

『幽幻道士』

『幽幻道士』1986年に放映された台湾映画。
日本では先にビデオ販売され、その後に「月曜ロードショー」で放映されたらしい。
香港映画の『霊幻道士』に追随した作品だが、大ヒットしその後次々と続編が製作された。

ひとりの老人が子どもたちに、清朝末期と思われる時代の昔話を聞かせる。
当時、旅先で亡くなった人を郷里に戻してやるのが大変で、道士が道術で幽鬼(キョンシー)にして郷里に引き連れて帰してたんだが、そのうちのひとりのキョンシーが子どものイタズラで逃げ出してしまったことから引きおこされるアクションホラーコメディ。

今観たら子ども向けの内容かなと思ったら、けっこうクオリティ高く、大人でも全然楽しめる。
ホラー映画ってスリルとは別に作品の持つ神秘的な要素に惹かれることが多いんだが、ホラー映画の多くは西洋映画である以上、西洋的神秘の世界観で、東洋的神秘の世界がちりばめられた内容というのは意外と少なく、そういう点で興味深く観ることができる。
実際清朝末期にキョンシーを率いる道士といった伝説があったのかはわからない。

そういえば私が20年以上前に住んでた東京にも数々の都市伝説があって、そういうものにはなぜか心惹かれたものだった。
たとえば東京都庁は有事の際に変形して巨大ロボになるとか、これはまぁネタとすぐわかるとして、地下鉄有楽町線は自衛隊朝霞駐屯地、練馬駐屯地、市ヶ谷の防衛省、永田町、警視庁本部を結んで新木場のヘリポートに抜けており、有事の際は地下鉄線路内を戦車が通ることができ、政府要人の脱出ルートになっているとか、…こちらはもしかするとありうると思ってしまうんではないだろうか。

あとはこれ私の仲間うちだけだったかもしれないが、中野ブロードウェイの4階が異空間につながっているとか…。これはどういうことかというと中野ブロードウェイって今はどうだか知らないけど、3階までは「まんだらけ」はじめホビーショップなどが多く、なんだかふだんから様子がおかしい人でひしめいてるんだが、最上階の4階にうっかり入ったとたん急に「ガラン…!」と人気が消えるのよ。
そこでほとんどの人が「あ、なにもないのね」と多少の気恥ずかしさをもってそそくさと階下に引き返すんだが、あまりに突然人がいない風景に出くわすもんだから軽い恐怖感も引き返したい気持ちに混じってくるのよ。
あそこで引き返さなければ神秘的な世界が開いてたりして…と思ったりしたんだが、この映画観てそんなこと思いだしましたわ。

あとは観終わったあとこの映画調べてたらかわいらしいテンテンちゃんとデブのスイカ頭が実の兄妹と知ってびっくらこいたんだが、ふたりとも今も役者をやっておりかつてのテンテンちゃんは今もおきれいである。スイカ頭のほうは長じてなんだかイケメンになっている。
Posted at 2025/01/25 21:44:16 | コメント(1) | トラックバック(0) | 映画 | 音楽/映画/テレビ
2025年01月03日 イイね!

『西遊記』

『西遊記』1960年公開、東映動画スタジオのアニメ映画。
手塚治虫の漫画『ぼくの孫悟空』が原案で、製作にも手塚治虫がかかわっている。
日本のアニメ黎明期の作品だが、当時としてすでに現在からみてもかなり滑らかなアニメの動きを実現させている。

『西遊記』の内容としては、かなりダイジェスト感のあるものだが、のちの少年ものアニメでしばしばみられる展開の原型ではないかと思われるものがちらほらあって興味深い。
クライマックスの火焔山での牛魔王との戦いでは、序盤に孫悟空と猪八戒が羅刹女から火焔山の炎を凍らせる芭蕉扇を奪おうとした際に失敗し、孫悟空が瀕死の重傷を負い、猪八戒が捕らえられてしまう。
絶体絶命の状況だったが、「役にたたない」と思われいじめられていた沙悟浄が無傷で残っていたため、これが牛魔王攻略の突破口となる。
また、最大の敵・牛魔王の造形がただ恐いというだけじゃなくかっこいいんだ。
この敵ながら観るものに「かっこいい」と思わせる魅力も、変身して戦う姿とあいまってのちのヒーローアニメ、漫画に踏襲されていったような気がする。
Posted at 2025/01/03 18:06:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画 | 音楽/映画/テレビ
2024年12月31日 イイね!

『ブラックホーク・ダウン』

『ブラックホーク・ダウン』2001年、リドリー・スコット監督の映画。
プロデューサーは娯楽性重視で軽薄な傾向のあるジェリー・ブラッカイマーだが、この映画に関しては思ったほど大衆迎合路線に走らず、じゅうぶん深い視聴に耐えられる出来栄えとなっている。

1993年、ソマリアで起こったアメリカ軍とソマリア民兵の戦闘を終始、迫真の描写で映画化している。
当初アイディード派幹部を拉致し30分で終わるはずだったアメリカ軍の作戦は、MH-60ブラックホーク2機がソマリア民兵のRPGに撃墜され、15時間にも及ぶ市街戦に発展し、アメリカ軍側に19名の死亡者を出した。
この過酷な戦闘は、のちにアメリカがソマリア内戦介入から撤収するきっかけとなった。
Posted at 2024/12/31 22:02:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画 | 音楽/映画/テレビ
2024年11月01日 イイね!

『ドラキュラ』

『ドラキュラ』1992年・コッポラ監督による映画。

コッポラの映画ってぎょうぎょうしい・重苦しい・テンポが遅い、…で個人的にはあまり好みじゃないことが多いんだが、この『ドラキュラ』はスリルに満ちた展開がテンポよく進み、観るものを飽きさせない明快なゴシック・ホラーになっている。
明快ではあっても単純ではない。ブラム・ストーカーの小説に忠実でありながら映像表現のリアルさを深く求め、ホラーにありがちな舞台・世界観の不自然さを排して深みがあり、ドラキュラとヒロインの深い因果を描いて映画としてのテーマ性、独自性もある。

数百年前のルーマニアで戦争のさなか最愛の妻を失い、神を呪って吸血鬼になった男が、19世紀のロンドンに現れる。
そこには男が失った妻と生き写しの美しい女性がいた。
女性は本来持ち合わせないはずの数百年前の記憶を、ドラキュラと出会ったことでほのかに思いだし、惹かれあうふたりは吸血鬼として不死の生命を得て永遠の結びつきを願うのだった。
…しかしそれは神、自然の摂理に逆らう行動。
表面では魅力的な紳士・ドラキュラの本来の姿はやはり醜く危うい存在。
ヒロインである女性を救うため、女性の許婚と吸血鬼退治の権威・ヴァン・ヘルシング教授らは逃げるドラキュラをルーマニアまで追う。
Posted at 2024/11/01 13:36:30 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画 | 音楽/映画/テレビ

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「クリプトンが初音ミクというキャラクターを創っていなかったらYAMAHAのVOCALOIDはそれまで失敗続きだったので消滅していた可能性が高かったらしい。」
何シテル?   08/18 20:00
おもしろきこともなき世をおもしろく-高杉晋作
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