
ご近所のDで新型の1シリーズ、116i Styleに乗ってきました。
エクステリアは写真だとへんてこな印象だったんですが、実物を見るとずっと良いですね。
インテリアも先代でずいぶん完成された印象だったんですが、さらに良くなってます。
地味になったかと思ったら、実は華やかになってた、って感じ。
中身のほうは…、そんなに期待してなかったんですが激変ですね。コレはイイ。
先代の116は完成度は高いんですが、「これで充分」と思わせる完成度。
不満は出ないですが、強烈に魅かれるものもない…、って印象だったんですが。
ドアを開けて乗り込み、発進の準備をした瞬間、僕のゴルフとは手に触れるものの操作感・質感がワンランク上をいってるのに気づかされます。ゴルフも国産車と較べると相当上質なはずなんだけどね。
欠点を探すと、シートベルトの脱着感(なんかユルイ)と、これは好みというか慣れだと思うんですが、シフトが電子式で(プリウスみたいなヤツ)イマイチ操作してる実感がないことぐらい。
1.6Lのツインターボ、ダウンサイジングターボの流れですが、ゴルフGTIのようにブーストがかかると「ドシッ!」とくる感じではなく、8速ATとあいまって滑らかにスルスルッと加速していきます。
加速感は116ではGTIの比ではないんですが、驚かされたのがコーナリング性能。
たいていのFR車は(先代の1シリーズもそうだったと思う)意図的にアンダーに味付けされているので、街中を走る程度だと特段FRを意識することもないんですが、今回の1シリーズは旋回性能が素晴らしく、「ああ、FRに乗ってるなあ」と明らかに実感できる。逆にいうとゴルフGTIがいかにフロントヘビーでドアンダー、というのもこのクルマを運転すると明らかにわかる。
わりとノーズが長いんですが、エンジンルームを見せてもらうと、前がスカスカ、エンジンを極力後方に配したフロントミッドシップ、バッテリーはトランクルームに配置するというこだわりよう。
…具体的な話すると、ケイズのようなせわしなくパワーを使いきれない場所だと、このクルマのノーマルのほうがGTIよりたぶん速い…。
そうなると8速ATではなく、ツインクラッチのDCTをどうして乗せなかったの?とも思うんですが、…まあ、要するにコストの問題だったみたい。これから上位モデルが出るとどうかわからないとは営業さん言ってましたが…。
同じCセグハッチですが、ゴルフとはくっきり違う方向性に進化していて、これなら各々所有しててもいいよね~、と思わせられるイイクルマでございました。
Posted at 2011/12/11 22:04:02 | |
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クルマ | 日記