
こないだ仕事で別の会社の知らない人と一日クルマで仕事してたんですけどね、営業スキルの高いその会社の人と、地域の情報を持ってる僕とでペアになって外回り営業かけるってやつですわ。
なにしろ一日ふたりで仕事してるので、あれこれ世間話をして気を紛らわせます。
そんな世間話なので目クジラ立てずに軽いノリで、ふーんと流してほしい程度のことなんですが、営業氏が「なんでアラブの人ってあんなケンカばかりしてるんですかね」っつーから、「それはケンカしてもいいよ、って小さい頃から、っつーか、先祖代々教えられてるので、ケンカすることに抵抗ないわけであって…」、「でもー、日本人の僕たちからしたら『うげー』ってならないですか?」「それはー、日本人は仏教で先祖代々『殺生をするな』って教えられてきてるから抵抗を持つんであって…」みたいな話をしてたら、だんだん興じてきてしまい、クルマのハンドル握って滔々と自身の宗教観について話しつつ、ふと横を向いたら…、営業氏ドン引きしてましたわ。自分、人がドン引きしてる顔なんてひさしぶりに見ましたわ。
まぁそんな感じで、話が変わるのか変わらないのかわからないですが、マヤ文明とかインカ帝国とかが中南米にあった頃の神話の本です。
中南米ではケツァルコアトルっていう羽根の生えた蛇の姿を持つ善神が、テスカトリポカという怖い神との対決に敗れてかつてこの地を追われたっていう神話伝承があったため、スペイン人をケツァルコアトルの再来ではないのか?とみて、滅亡のきっかけをつくったんですね。
結果、スペイン人にヨーロッパから意図的に天然痘を持ちこまれて、インカ帝国では当時の6割から9割の人が死滅しました。
そのかわりスペイン人は中南米から梅毒を持ち帰っちゃいましたけど…。いや、梅毒は北米のインディアンからだったかな?
マヤ文明で広く行われていたのが生贄の風習です。
人間の心臓を太陽に捧げる生贄が永年続いてたわけで、宗教自体はスペイン人によってキリスト教に改宗しましたけど、とはいえやっぱり根っことして殺人に抵抗ない文化が続いてたから今でも中南米ってあんなに治安悪いのかなー、とか思ったり。
まぁしょせん戯言ですけどね。
Posted at 2016/11/22 16:12:27 | |
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