
30歳の頃に普通自動二輪のAT限定という変な免許を取ったんだが、これは当時、職場の正月休みに栃木の那須まで合宿で免許を取りに行こうとしたらAT限定じゃないと(AT限定だと教習時限が少し短かった)間に合わなかったのと、職場の入っているビルの別の会社の人がスーツ姿にヤマハ・マグザムで出勤してきてて「かっこええ」と思い、当時的にはAT限定でかまわないと思っていたため。
…で結局バイク買わないまま48歳のおっちゃんになる。
なぜ買わなかったのか?
ひとつには「積極的に買う理由がない」。
基本的にクルマでこと足りてるうえに維持で気が重くなる。
もうひとつは「選択肢が多すぎて決められない」。
限定解除まで視野に入れるとYouTubeでさまざまなバイク動画を見てるだけでおなかいっぱいになってしまう。
が、長年膠着していた事態が動く事実が発覚した。
…ウチの駐車場、幅68cm以内のバイクじゃないと停められない。
幅68cmって多少の余裕を考えると今どきの原付でもだめで、少し古い原付じゃないと入らないサイズである。
この時点で「選択肢が多すぎて決められない」問題が解消された。
・初代、あるいは2代目ビーノ
・一世代前のスーパーカブ70あるいは90(通称鉄カブ)
・リトルカブ(3.4psと、とんでもなく遅いのでボアアップ前提)
いっきに候補が絞られてからは早く、初代ビーノをGWに鎌倉まで取りに行ってきた。
ヤマハ・ビーノは原付市場が縮小してきたとはいえHY戦争にスズキも絡む三つ巴の構図をいまだ引きずっており規制上限値である7.2psの50cc原付が3社から発売されていた世相の1997年に発売された。
ちなみに当時PUFFYが宣伝をやっていた。
ジョグの流用であるビーノも6.3psと現在の基準からするとけっこう速かったが、この後、規制で各社から2ストが消え原付も軒並みパワーダウンを余儀なくされた。
2代目ビーノは4ストで登場したのちインジェクション化、「ゆるキャン△」とかいうアニメの影響で現在でも人気があり、男女問わず若い人が乗ってる姿をよく見かける。
3代目・現行ビーノは原付市場のさらなる縮小でもはやかつてのHY戦争の面影はなく、効率化のためホンダによるOEM(外観以外ジョルノと同じ)で生産されている。
Posted at 2024/05/30 05:22:35 | |
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